検索によってこのブログにたどり着いた方の検索キーワードの一つに「英国軍、ミリタリー詐欺」というのがありました。ミリタリー詐欺が米軍でなければ、本物の軍人ということになるでしょうか? 答えはNOです。もちろん、英国軍、NATO軍、その他主に白人文化圏の国家や機関の所属の将校や兵士を名乗るアフリカン詐欺師は存在します。

殆どのオンラインのミリタリー詐欺は米軍の将校や兵士に成りすましますが、次に多いのが英国軍人です。英国や米国の兵士を名乗る理由は、ナイジェリアやガーナといった恋愛詐欺師の多い国は英語が共通語になっているからです。そして、英国の場合ナイジェリアと時間が同じ、ガーナとも1時間の時差ですので、時差を意識する脳のある詐欺師ならその都合のよさを利用するでしょう。それから、英国と米国の電話番号は国内にいなくても簡単にお金で買えるというのもあります。他の英語圏の兵士を名乗る場合、オーストラリアなどもあるそうですが、少ないです。手口は偽米軍とほぼ同じです。

いずれにしても、アフガニスタンその他の戦地や紛争地域へ派遣されている将校や兵士は
1)休暇申請や退役申請は自分でできるので恋人に手続きを頼む必要はない。
2)休暇や退役のためにお金を払う必要はない。
3)電話やプライベート用の通信手段はあるので、電話のサービスを買ってやる必要はない。
4)高額な現金や貴重品(金の延べ棒など)をあなたに受け取ってもらう必要はない。
5)自分の銀行の口座へのアクセスはあるので、お金をウェスタンユニオンかマネーグラムから送ってもらう必要はない。
というのはどこの軍隊であっても同じです。

英国軍のサイトから(原文は
こちら
一部のオンライン出会い系サイトのユーザーから、アフガニスタンやイラクで任務に就いているイギリス軍の兵士であることを主張する人物から接触があったとの報告を受けています。

ほとんどの場合、ある程度の時間をかけてメールや写真などの交換で関係が構築され、最終的には詐欺行為に至るというものです。偽兵士は大金を送金する銀行口座の情報を求めてきたり、休暇を取るために必要な金額を求めてきたりします。

前者は昔からある手数料詐欺、後者は比較的新しい手口ですが、明らかに詐欺です。任地にいる英国兵が休暇を取るために、休暇代や飛行機代、代わりの人員のための費用等のお金を払う必要はありません。

そのような状況にある人は、相手とのコミュニケーションをすべて停止して、地元の警察や法的機関にコンタクトをとってください。

忘れてはいけません: オンラインで会う人々は彼らがそうであると主張している人物であるとは限りません。


英国陸軍General Sir John Nicholas Reynolds Houghtonの写真も詐欺に使われました。 


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