ナイジェリアやガーナの詐欺師が成りすますのは、英国や米国の白人が多いですが、最近はフェースブックやGoogle+でアジア人の写真の盗用も見かけます。

 

日本人や韓国人や台湾人の男性の写真を使い、『もともとは日本(または韓国、台湾)出身だが、子供のころからアメリカかイギリスに住んでいて親の国の言葉が話せない』などと言います。アプローチの仕方は白人を装う詐欺師とほとんど同じです。

 

東洋人の写真の場合、男性の写真が多いように思えます。東洋人の若い女性の写真は国内のなりすまし詐欺や、有料サイトへの誘導みたいなのが多いですね。若い男性の写真も有料サイト誘導系でしょうか。

 

東洋人の写真を使った瀕死の未亡人詐欺は、私はまだお目にかかっていませんが、日本人の病床の中高年女性の写真が使われることも将来あるかもしれません。また、瀕死の未亡人は必ずしも病床の写真ばかりではなく、上品なご婦人の写真も見かけますので、同じような雰囲気のアジアの中高年女性の写真も使われるようになるかもしれません。

 

ビジネスウーマン風の写真の『瀕死の未亡人』

以前は病床の女性の写真でした。

 

自分の写真が盗用されたらどうしますか? この記事は国際詐欺に盗用されることを前提に書いていますが、おそらく国内のなりすましに関する対応にも応用できるでしょう。

 

写真盗用被害を受けた方には何の過失もありません。堂々としていればよいのですが、それでも不愉快なことは起こりえます。

 

1.するべきこと

  • 最初にすべきこととして、家族と親しい友達に自分の写真が外国の犯罪者に盗用されてしまったことを伝えることです。これは、次に続く記事で言及する、これから先予想できる状況に備えるためです。写真盗用被害者には過失は何もないのですから堂々とご家族やご友人に伝える。また、写真が出会い系に使われた場合に生じる誤解も避けられます。
  • 自分のSNSのアカウントのセキュリティレベルを上げて、これ以上の写真の流出を防ぐ。可能なら、SNSのアカウントを閉じて、プロフィールを花や動物などの写真を使った新しいアカウントを作成し、パブリックに見える写真に人の入ったものを公開しないようにセキュリティを設定する。自分のSNSのプライバシー設定の強化をする。
  • 友達や家族のSNSのセキュリティレベルも可能な限り上げてもらうようにお願いする。あなたのSNSだけプライバシー設定の強化をしても、家族や友達があなたの写真を曝していたら、プライバシー強化の意味があませんね。また、不必要なタグ付けをしないようにお願いするなど。
  • セキュリティ設定を変えずに自分が本物ですと堂々とSNSを続けるのもひとつの方法です。本物と偽物は、コメントや「いいね」の数、写真の数やタイムラインの内容が差が大きい。但し、写真が盗られ続けることや、詐欺被害者からのコンタクトなど不愉快なことも起きます。
 

2.する権利があること

  • SNSや出会い系サイトの運営側に写真盗用者のアカウントを通報する。すぐに削除ということはないかもしれません。数か月かかる場合もあります。また、明らかになりすましであるにも関わらず『コミュニティ規定に違反しない』と判断されてしまう場合もあります。しかし、写真のご本人として通報する権利は当然あります。成りすましの犯罪者はまた別のアカウントをすぐに作成してしまうので、完全な撲滅は不可能ですが、相手のアカウントが削除されれば多少の気持ちの面で良いかと思います。

 

3.避けるべきこと

  • 写真盗用者にコンタクト: 流出してしまった写真の盗用を止めることはほとんど不可能です。何処にいるのか何人いるのかわからない相手にコンタクト取って写真を使わないようにと説得するのはまず無理ですし、詐欺師に交換条件を突きつけられてお金を取られるといった危険もあるかもしれません。絶対に写真を盗用している犯人にコンタクトとって交渉しようとするべきではありません。話せばわかる相手なら人の写真を盗用しません。黙ってSNSや出会い系サイトに通報がベスト。
 

 

詐欺師に盗用された台湾人男性の写真。

 

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