さて、偶然間違えてメールを送ったことを装って、自称R.A.にコンタクトを取った玲子。筋書きをR.Aに与えます。R.Aがマレーシアに行っている土建エンジニアで、名前はベン・クソダ。

 

詐欺師 「僕の契約していた機械が差し押さえになっているんだ。その支払いの一部でお金を使い果たしてしまった。今はここで足止め状態なんだ。彼らは僕が契約した金額しか払ってくれない。この仕事が終わったところなんだ。僕は混乱している。」

 

馬鹿な詐欺師はわけのわからないことを書いてきました。よほど飛んで火にいる飛んで火にいる夏の虫がうれしかったのでしょう。

 

 

玲子 「それはお気の毒に。大変ね。明日は物事がうまく運ぶといいわね」

 

その日の真夜中にメールが届く。

 

詐欺師 「お願いだ、僕を助けてくれないか? この契約が終わったら、君の所に行くから、そうしたらその金額を返すから」

 

 

もちろん真夜中のメールなど返事のしようがない。

 

詐欺師 「君のメッセージがなくて寂しいよ。君のほうはすべて順調だといいのだけど。」

 

 

ここで玲子は怒りの一言。

 

玲子 「ベンさん、あなたは私がここ東京から真夜中に返事をしてくれることを期待しているわけ? 前にも行ったでしょう、時差のこと。もう一度私が時差の関係ですぐに返事しないことであなたが怒ったら、もうあなたと連絡しないわよ! 今度は何をしてほしいというの?」

 

 

詐欺師 「お願いだから誤解しないで。今回は本当に僕の契約がダメになるかもしれないところなんだ。今は何もかも大変な状況だ。真夜中にメッセージしたことはごめんなさい。眠れなかったんだ。お願いだから僕から去らないで。たぶん君は連絡先をなくしたんじゃなくて僕を見捨てなんだよね。今は本当に君の助けが必要なんだ。僕の装置の機械の問題のためにも。

 

僕のキャリアはいま危険な状態なんだ。すべてを失ってしまうかもしれない。ここの気候は僕には合わない。今はとても混乱していて何をしたらいいのかわからないんだ。」

 

バーカ!! って言ってやりたいところですね(笑) 洋上で海賊に襲われてたんじゃなかったの? マレーシアに足止めされたエンジニアになり切ってるじゃないですが(笑)

 

玲子 「ベン、だから何をしてほしいの? 本当に何が必要なのか、よくわからない。私はあなたの会社の写真じゃないし。あなたの仕事のことで一体何ができるっていうのよ。」

 

 

詐欺師 「僕の貨物がここの税関に足止めされているんだ。マレーシアでの契約では、この仕事を終えたらすべて契約料をもらえることになっていた。だけどこれらのものを購入するためにお金を使い果してしまったんだ。それで120,000米ドルを税関に支払うお金がないんだ。請求金額の一部、合計100,000ドルは払うことができた。僕の仕事は崩れかかっている。投獄されるかもしれない。お願いだから、残りの金額を助けてくれないかい?」

 

玲子 「それは大金ね! あなたはまだあなたの娘の運子ちゃんの手術台500ドルをまだ返してくれてないのよ! 借用書を書いてサインをして、それをまず私におくってちょうだい。手書きでね!」

 

というわけで、便さんの娘の名前は運子ちゃんに決定。玲子のストーリーにまんまと乗せられました。

 

詐欺師 「わかってるよ、500ドルをまだ返していない。僕の娘がまだ生きているのかどうか、君は知ってるかい? まぁとにかく、借用書を書いて僕の弁護士にサインしてもらって君に送るよ。」

 

 

玲子 「御冗談を! 軽い手術で運子ちゃんの顔からオデキを取り除いただけじゃないの。致命的な手術じゃなかったはずでしょう? それともそのあと何かほかのことが起きたってわけ? そんなことないでしょう?

借用書を書いてサインするのに時間をとらせてあげるわ。あなたの家の住所とマレーシアの住所両方書いておいてね。」

 

詐欺師 「娘は元気だよ。次のメールで説明するよ。これから借用書を書くから。」

 

そして1時間後…早いね~よほどうれしいんですね~期待を裏切られるとはまだ思っていないバカ。

 

 

詐欺師 「添付ファイルをみて。期限まであと数日しかないんだ。」

 

というわけで偽の借用書を送ってきた自称R.A.改め便さんでした。

 

(続く)

 

 

 

 

 

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『必殺仕事人』とか『恨み屋本舗』とか、酷い犯罪の被害にあった人たちの代わりに代理復讐をする。そんなドラマや漫画、スカッとしますよね。

 

でも現実は殺人までやってしまってはお助け人のほうも犯罪者になってしまうわけで、現実社会ではそのようなことはあってはいけないことです。

 

実際、『詐欺師を逮捕までもっていきます』とか『お金を取り戻します』とか言ってるAntiscam団体を名乗るグループも存在するようですが、かなり胡散臭いです。

 

信頼できる実績のあるAntiscamサイトBaiterはお金を取りません。それらのサイトで活動するハンターたちによって得られる情報はせいぜい詐欺師のIPとか、ミュールさんの住所とか、そのようなものに限られます。

 

バイターに頼んでやってくれる国際詐欺に関する代理復讐といえば、相手を振り回して困らせて落胆させる、それくらいのものです。副産物として得られた情報はAntiscamサイトに掲載。被害者の方々は、匿名でもAntiscamサイトに自分で掲載することは詐欺団に見つかることを恐れて躊躇することも少なくありません。Baitingの副産物をBaiterが掲載することで、被害者の方には少しばかりの安心感が得られますね。そしてBaitingのストーリー読んで笑ってもらえればうれしい限り。

 

ぽってりフラワーぽってりフラワーぽってりフラワー

 

ストーリーはAnnaさんのブログのナイジェリア詐欺の経験談の後から始まります。Annaさんのブログに公開されていたメアドに間違えたふりしてメールを送ったら、乗ってきたのでした(笑) 一部名前を変えています。Annaさんの名前を優しい「優」、私の名前を冷淡な「玲子」、2人合わせて「ユウレイ」です。お化けに化かされたバカな詐欺師の顛末をGW中お楽しみください。やり取りはすべてメールでした。

 

第一章 はじまり

 

玲子 「メッセージありがとう、これが私のメアドよ」

 

詐欺師「やあ、元気かい? 僕は君のこと覚えていないよ。前に会ったかメッセージやり取りしたかい?」

 

玲子「ごめんなさい、間違えて送ってしまったみたい」

 

詐欺師「そんなことないと思う。君はフェースブックで僕と友達になっている?」

 

玲子「それはないと思うわ。もうフェースブック使ってないから。間違えただけだと思うわ」

 

詐欺師「何はともあれ、僕はサウザンプトン出身だ。君は日本だろう? 優か?」

 

玲子「私は優じゃない。玲子よ。日本の東京から。たぶん誰かと間違えたのよ。私はフェースブック使っていないから。」

 

何しろ優しい『優』が詐欺に気が付いてR.A.を名乗る詐欺師との接触を断った後なのです。日本人女性がいきなりコンタクトとってきたので『優なのかもしれない』と思ったのは当然でした。ここで『優』のふりをするのは電話番号など知られているはずの『優』に危険が及ぶ可能性もあるのでここは否定。

 

詐欺師「僕は本当に君をもっとよく知りたい」

 

玲子「あなたはベン・クソダじゃないですよね。アジア系英国人、建築エンジニアでマレーシアに仕事で行ってるという。 ごめんなさい、本当に人違いしてしまったみたい。私はベン・クソダとスカイプで連絡してたのが、彼がマレーシアに到着してから連絡途切れてしまったのよ。」

 

詐欺師「おお、それは僕だよ。ごめん、今大変なんだ。ごめん、僕は忙しくて、いま大変な状況で、それで君にメールできなかったんだ。連絡を途絶えてしまってごめん。マレーシアの税関とイミグレで問題が起きてるんだ。君は元気かい? 最初は君が玲子だとなんとなくわかったんだ。ごめん。」


玲子「じゃあ、本当にベン・クソダなの? それはよかったわ。それでマレーシアではどうなの? イミグレと税関でなにかあったの?」

 

というわけでノリに乗ってしまったバカな詐欺師。そして素敵な名前を受け入れてくれました爆  笑

 

ストーリーのタイトル『嘘も方便』ですが、中国語の『方便』、便利という意味もあるのですが、お上品に『用を足しに行く』ことを『我想去方便』という、つまり用を足す場所のことを指すこともあります。その種の名前が出てきますので、お食事中にお読みになることはお控えくださいませ。

 

 

 

 

 

 

 

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John William Griffin Jr.というFacebookのAntiscamグループから許可を得て訳してシェアしています。

 

リカバリー詐欺の手口

 

これらのドブネズミどもは時代遅れで愚劣な方法で人々を脅かそうとします。そのようなFBプロフィールの人物(Mangatas Parlindungan Hutapea)が私のところに友達申請をしてきて、私の個人情報を聞き出そうと脅してきました。

 

このドブネズミとの会話をここに公開します。彼はFBI(笑)を名乗り、私は彼の監視下(爆笑)にありました。彼はJohn William Griffin Jr. が詐欺師だと私に納得させようとして、私に詐欺についての詳細を引き出させ、そして私に新しいプロフィールを作らせてほかの人たちを友達に追加させ、それらの人々を騙そうとしていたわけです。彼らは何とばかげた思考回路をもっているのでしょう。論理なのでしょう。彼らの小さな脳みそはブードゥーや黒魔術がまっとうな仕事よりも道理にかなっていると言われていたころより少しばかり進化しただけです。

 

【註: John William Griffin Jr. というのは元々詐欺師が使っていたプロフィールをAntiscam活動家のグループがハックして、詐欺情報を発信するために使っているフェースブックです。】

 

 

詐欺師との会話(プライバシーのため一部名前を削除)

 

[匿名]:こんにちは。なぜ私と友達になりたいのです?


[Mangatas Parlindungan Hutapea]:ご返事いただけて光栄だ。きわめて重大な理由があり、あなたに友達申請したのだ。私は連邦捜査局(FBI)の者だ。


[匿名]:だから何だと言うの? ご返事は? もうこれで切り上げるわよ。

 

[Mangatas Parlindungan Hutapea]:あなたが詐欺事件に関係しているという報告を受けている。


[匿名]:何のことだかさっぱりわかりません。


[Mangatas Parlindungan Hutapea]:John William Griffin Jr.という名前をご存知かね?


[匿名]:はい。


[Mangatas Parlindungan Hutapea]:彼との関係は?

[匿名]:彼とは関係ないですが。


[Mangatas Parlindungan Hutapea]:私に正直に話しなさい、さもなくばお助けできない。不正直や欺きの行為をすれば、あなたは拘束され、詐欺犯人として逮捕される。だから私に友人として心を開いて、遠慮せずに話をしてほしい。そうすればあなたを助けることができると確信している。あなたはオンラインで何人の男性と知り合ったのかね?

 

 

[匿名]:何人か知り合ったけれど別に友達じゃないわ。


[Mangatas Parlindungan Hutapea]:あなたがナイジェリアに送金したという記録があるのだよ。だから誰に送金して、彼らとの関係は何だったのか答えてほしい。


[匿名]:何のことだかさっぱり。John William Griffinと何の関係があるというの?

 

[Mangatas Parlindungan Hutapea]:彼は我々に拘束されている。そしてあなたのことを話していたのだ。だから聞いているのだ。

 

[匿名]:だから? 何なの?


[Mangatas Parlindungan Hutapea]:あなたは私が知る必要のあることを話さなければならない。そうしたら容疑を全て帳消しにするか、それとも彼と一緒にここに来てもらうか…。だから話してほしい。何人の男と知り合ったのか。

 

[匿名]:質問の意味がわかりません! たくさんの男性と会いましたよ。でもそれが何なの?

 

[Mangatas Parlindungan Hutapea]:よし。じゃあ何の目的でその男たちと会ったんだ?

 

[匿名]:何の目的??

 

[Mangatas Parlindungan Hutapea]:私はあなたを助けようとしているのだ。なぜなら彼はあなたが詐欺の被害者だと言っており、あなたを助けてすべてのお金と貴重品を取り戻す手助けをしたいのだから。あなたはオンライン詐欺師にお金を奪われた。怖がらないで。私はあなたを助けたいのだ。


[匿名]:わかったわ。いくらなの?


[Mangatas Parlindungan Hutapea]:今は質問を受ける時ではない。


[匿名]:何のため?

[Mangatas Parlindungan Hutapea]:あなたは彼かほかのオンライン詐欺師にいくら送ったのか。聞きなさい。あなたはモニターされている。あなたのすること、しようとしていることはすべてモニターされている。彼とのメッセージもすべて。

 

[匿名]:https://www.facebook.com/Lonelydadever

[匿名]:詐欺師!!!!!

 

[Mangatas Parlindungan Hutapea]:それは私ではない。フェースブックには同名が沢山いるものだ。でも人違いだ。あなたは強情なようだな。

 

[Mangatas Parlindungan Hutapea]:よく聞きなさい。あなたは監視され、モニターされているのだ。何でも投稿したことや書いたことはすべて監視下にある。


[Mangatas Parlindungan Hutapea]:John William Griffin Jr.はガーナの詐欺師で、彼の被害者のプロフィールを投稿してきた。彼は注目を集めるために何でもして、女性を騙すのに別のプロフィールを作っていたのだ。だから過去三年間の間指名手配されていた。だから今はあなたを追跡して捕らえるらめの証拠が全てそろってるのだ。だかそうしない。

[Mangatas Parlindungan Hutapea]:だから私に心を開いてほしい。あなたのお金やあなたのことには興味はない。返事を待っている。

 

 

 

●実際のところ、FBIだろうがほかの捜査機関だろうが、向こうから『あなたを助けます』などと言って来たり、詐欺事件の詳細を知っているようなことを言ってくることはあり得ません!!

●ましてやSNSのチャット機能を使ってFBI捜査官が捜査のためコンタクト取ってくるなどあり得ないでしょう。本物なら家の玄関まで来て、IDを見せてくるでしょうね。

 

 

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ここに掲載したのが全てではありませんが、アフリカン詐欺師によるビデオトリックに使われる男性の写真を集めてみました。

 

ビデオチャットの写真をスクリーンショットされた感じのもありますね。このようにして男性の詐欺被害者の写真を盗み撮りし、ビデオを撮り、そして次に女性を狙った犯行に使うわけです。

 

感じのいい写真などは、画面の向こうに詐欺師がいるとは知らずに、可愛い看護師か誰かに良い写真を送りたくて撮ったものなのかもしれません。お気の毒に。

 

5年も10年も使われ続けている写真もあるのです。その理由はビデオがあり、ビデオチャットのトリックに使えるためでしょう。

 

 

 

 

 

 

【国際ロマンス詐欺の金銭要求シナリオ】 生活費、通信費などの少額の要求

 

1.詐欺師の職業設定(他の職業で出てくることもあります。)

  • 男性を装う場合、どの詐欺師のなりすまし職業でもあり得る。
  • 女性を装う場合、若い女性。ナースや学生など。
  • 詐欺師の他に中東やインド、パキスタンなどのたかり屋も同じ手口を使う。

 

2.金銭要求の手口(下記以外の筋書きもあり得ますが、ほとんどが同じような手口)

  • インターネットの接続が時間単位で支払わなければならず、相手と通信を続けるためにお金が必要。(あるいは携帯電話の契約なども同様)
  • その通信費を支払うには、女の慎ましい給料では難しい。そのため、男性に送金をねだる。(あるいは携帯電話の契約なども同様)
  • その通信費を支払うには、男は戦地や途上国の出張先にいるためにお金を払えないので女性に送金を求める。
  • 軍などの施設の管理がひどく、食べ物を買うことができない。戦地でお金もないので、食べ物を買うお金を送ってほしいと言う。
  • 女の慎ましい給料では生活が苦しいので、生活費を送ってほしいと男性にねだる。

 

3.おかしいと思うべきこと

  • 海外派兵されている軍人はしっかりとした福利厚生を補償されているので、親族と連絡を取るお金がないとか食べるものに困ることはない。
  • マレーシアやインドネシアではATMが使えるので、現金がおろせなくて食べられない、』インターネットや携帯電話代が払えないということはあり得ない。
  • 女がいる場所がナイジェリアやガーナであれば、ATMがないことの真偽以前に疑いを持ってよいであろう。