アフリカン詐欺のストーリーによく登場するのが偽サイトです。詐欺だと分っている人には偽サイトですが、騙されている方には本物に見えて、信じてしまうということもあるでしょう。

箱もの詐欺の『戦地からの荷物を送ってくる配送会社のサイト』
遺産相続詐欺の『親の財産を婚約者である被害者の名義に書き換えた銀行口座のある銀行のサイト』
ミリタリー詐欺で兵士の休暇申請や退役申請などをするための申込書がある『軍のサイト』
偽ビジネスマンや、偽弁護士などが自分がそのような立場にいることを見せるための『会社や弁護士事務所のサイト』
他にもいろいろあります。

サイトのURLをもらったら、それが本当に合法的なサイトかどうかを調べる方法はあります。私はDomain Dossierなどを使っていますが、何だかわからず難しく感じる方もおられると思います。

Scamadviserというサイトでは、入力したサイトのWhois検索とともにある程度データベースに基づいたアドバイスをしてくれます。http://www.scamadviser.com/

ここに一つ例を挙げましょう。
Check It Nowと書かれた検索ウィンドウにサイト名を入れます。

例えば偽配送会社のサイト:
wittsecshp.com を入力して検索かけます。

そうすると、Scamadviserが検索をかけて、その結果を表示してくれます。サイトが新しいこと、そして短いライフスパンであること、リスクの高い国であるロシアのサイトであることが書かれています。

偽サイトはたいてい無料のプロバイダや格安プロバイダ使っています。また、偽サイトの場合、登録者がフリーメールを使っていたりもします。銀行や軍のサイトならまずそんなことあり得ません。配送会社が個人経営の零細企業であればフリーメール使って格安サーバーでサイト作ってるなんていうことも全くないとは言えないかもしれませんが。(それでも非常に短い期間しか使わないことを想定していることはあり得ない。) 

そして、この例の偽サイトに関してさらに検索かけたらわかったのが、
●419詐欺に使われたサイトとしてすでに詐欺サイトデータベースに登録されている。
同じ登録者のメアドで複数の偽配送会社サイトが作られては消されていること。

つまりは、このwittsecshp.com という配送会社サイトというのは犯罪目的で作られた偽の配送会社のサイトであることは間違いないということになります。

以下、Scamadviserでの検索結果です。

Website: wittsecshp.com
Title: : Witts Security & Shipping Company : :

Domain Age: 173 Days
Website Speed: Average

Organisation: Nazgul Yuri
Owner: Nazgul Yuri
Owner Address: Nekrasovka Street, Garden, 41, airport d,
Owner City: Simferopol
Owner Postcode: 295000
Phone Number: +7.9780031693 
Phone Type: mobile : 
Email:  

Owner Country : Russian Federation 
Website Location  : Russian Federation 

Probable website origin :-
 93%;    Russian Federation
 7%;    Netherlands

Notes:-
Alert ResultRegistered contact email address is a free one
Alert ResultTechnical contact email address is a free one
Alert ResultAdministrative contact email address is a free one
Alert ResultThis website is 173 Days old
Alert ResultThe website expected life (366 days) is relatively short.
Alert ResultThe website appears to be less than six months old
Alert ResultThis website setup involves countries known to be high risk
Alert ResultThis website is likely to be operating from a high risk country

Analysis Details:- 
This webite is very new , and as such doesn't have an online reputation yet. As with all new businesses , we suggest that you take care and if necessary get in contact with the owners before placing an order of value.
This site has a high risk country associated with it. This may be as you expect but care should be taken if purchasing an item from a site that you didn't expect to be associated with the countries listed above. Certain countries are listed as being high risk because of the high percentage of online fraud or tendency to send fake/replica items.

Free email addresses have been used in the setup of this website. This is not necesarily worrying, depending on the site. For online shops, this can be a sign that the site has some risk

The website has been newly registered with a short life expectancy, which follows the pattern used by many fraudulent and fake selling websites. Please be vigilant and take extra care before providing any payment information.


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ある被害者の方からメッセージをいただきました。その方は最初の送金をしてしまった後、相手が詐欺師だと気づかれて、そのあと偽配送会社から要求されたお金を送っていません。

すると、配送会社と名乗る者から最終警告が届いたとのことでした。裁判所に書類を出す。あなたの元にも届くと脅されています。本当に怖い思いをされていると思います。

プライベートメッセージでもご返事さしあげていますが、検索かけてここにたどり着く方々のためにオープンなメッセージも書くことにしました。

箱もの詐欺、みりたりーボックス詐欺
、私のブログでもケーススタディとしてストーリーを掲載しています。男性であれば戦地の兵士や、国連職員、医師、ジャーナリスト、女性を装っている奴であれば戦地の看護師や女性兵士かもしれません。手口は同じ、『貴重品(自分の荷物や贈り物)の入った荷物をあなたのもとに送る』と言ってくる。マレーシアかインドネシア等の税関で荷物が引っかかり、保険料、税金、遅延手数料、外交官費用、などなど要求される。殆どワンパターンですので、同じパターンに遭遇すれば間違いなく詐欺です。例外はあり得ません。そのお金を支払うのを拒否したり、無視したりするとどうなるのでしょうか。

最初からお金を払う気のないバイターや、早い段階で気づいて被害未遂状態の金銭被害を受けていない被害者の方の場合は、詐欺師のほうも脅しをかけることは無駄だと分っているので『法的機関に訴える』みたいな脅しはかけてこないでしょう。(詐欺情報掲載サイトの掲載をやめてくれ、お前の電話番号もメアドも知っているんだ、人生めちゃめちゃにしてやるみたいな脅しはありましたし、バイティングがばれると罵声が飛んできますが。)

まず、貴重品の入った箱そのものが存在しない訳です。箱をアフガニスタンやシリアから、あるいはほかの場所からそんなものが本当に届いて、支払った費用を埋め合わせできたという話は全く聞いたことがありません。

そして、彼らは犯罪者集団です。彼らはアフリカのネットカフェや親分の屋敷の事務所で詐欺をはたらいている20代の青年です。中にはインドネシアやマレーシアに留学中に勉強せずに詐欺のバイトにはまっている留学生もいます。いずれにせよ存在しない荷物や、存在しない法律に基づいた税金や保険料や手数料などのために本当に法に訴えるなどといったことはあり得ません。第一、警察や法的機関などにそんな話したら、すぐに詐欺師だってばれてお縄になるでしょうから。

さて、配送会社から脅しが来て、お金を支払わないなら法的機関に訴えると言われる。そして次に、配送会社の『弁護士』等を名乗る人物からコンタクトが来るでしょう。

でも、すべて彼らの演技ですよ。偽兵士はもちろん、その友達や親族、そして配送会社や弁護士や銀行の役員やFBIかCIAやらなんでも出てくるかもしれませんが登場人物すべて本物ではありません。

本当に法的機関からの書類が届いたとしたら、それも偽物です。おそらく郵送してお金かけるより、メールで、電子メディアで送られて来るでしょう。WORDとか画像ファイルなどで。ファイルは使いまわしです。紙一枚プリントするのに、ガーナやナイジェリアのネットカフェでは数セントか数十セントくらいのお金取られるって聞いたことがあります。(違っていたら教えてください、一読者様) お金かけてプリントして、お金かけて郵送は彼らの方法ではないです。

法的機関からのメールは @lawyer.comみたいにドメインがLawyerになっているか、lawyer123@yahoo.comみたいにID部分がLawyerになっているかもしれません。いずれにしてもフリーメールですよ。本当の法的機関やほかのAuthorityからのメールであればそんなの使いません。

最善の方法は、
1)詐欺師とその関係者からのメールを全てブロックすること。メールソフトや、あるいはウェッブ上のメールサービスでは特定のメールアドレスからのメールをブロックする機能があります。電話も、特定電話番号をブロックできる機能がありますよね。

2)どんなに気になってもメールを開かないこと。開いたかどうかチェックする機能を使っている可能性もありますので、絶対に開かない。開いたことが検出されれば、脅しが効くと判断するでしょう。

3)可能なら、詐欺師とその関係者とやりとりしていた連絡手段を全て変更する。警察にメールを提出することを考えると完全削除は出来ないにしても、新しいメアドを作り、ご家族やご友人に連絡先の変更を伝えます。大変な作業になりますが、そこまでする価値はあります。それから、携帯電話の番号や、SNSのアカウント、LINEなどのメッセンジャーのアカウントなど、詐欺師とやり取りに使用していたものはすべて変える。

詐欺師からの連絡を全てシャットダウンすれば、脅しに悩まされることはありません。そして、実害を受けられた方であれば、彼らからの接触をシャットアウトすることで、Healingに向かう第一歩を踏むことができるのです。

何も心配いりません! ブロックしてシャットダウンして、早く彼らから自由になりましょうね!!

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つい先日このようなメールが、しばらくBaitingに使っていなかったメアドに届いていました。

Quote:
Hello dear, how are you doing? it as been a long time now please baby can you send me email back so i can know if every thing is okay over there with you we need to talk very very important please if you don't mine hope to hear from you love you and i miss you so much thanks..

句読点のない悪文なので意訳ですが(爆笑)

やあ、きみ。元気かい? 長い間ご無沙汰だったね、ベイビー、お願いだまたメールを送ってくれるかい。そうすれば君が達者でいることがわかるし、とても重要なことを話し合う必要があるんだ。もし嫌じゃなければ、君からご返事もらえるのを待っている。愛してる、君に会いたいよ。


こいつとのやり取りは昨年の12月初めころまで。必要な情報すでに得たので、どこかのサイトに掲載したし、こいつはもう用済みのゴミ箱行きだったので、
『お互い考え方が違うみたいだし、あなたと一緒になるのは難しいと思う。ここで終わりにしましょう』
と言ってそれっきりになってたんですね。

1年近く、何も連絡のなかった奴ですよ。それが突然。何しろ金銭要求まで進めて送金する気ない振り回すだけの意地悪するお遊びまではやってませんから、Baiterだとは思われていない。「望みアリ」と記録にこのしておいたのでしょう。忘れたころに再びコンタクト取ってくる。

もちろん、バイティング用のメアドですので、詐欺師のメールは一切ブロックしていないわけですね。そしてメアドも変えて使わないようにもしていないわけです。忘れたころにまた戻ってくる。特にこの時期。クリスマスシーズンの頃にお金が入るようにしたいアフリカの青年たちは、この時期に疎遠になっていた相手に再びコンタクト取ってくる。

忘れたころにコンタクト取ってくることを考えても、相手をブロックしたり、可能ならメアド変えるほうが良いのです。





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SNSで誰かから忠告されてリンクをもらったり、或いはアドバイスしてくれたご親族かご友人がサイトを教えてくれたり、もしくは『怪しい』と思った方本人がSNS等で知り合った相手の写真やメアドを検索かけてサイトを見つけたりする。

しかし、サイトにアクセスすると、写真とプロフィールばかりで、自分がもっと知りたいと思っていた相手のことが全く分からず、がっかりしたことはありますか?

殆どの情報は例えばこんな感じでしょう。

Title:John Smith, mail@addy.com 
Posted by :Rose

John Smith   email   mail@addy.com 

Age: 50
Gender: Male
Country: United States
State/Region: Florida

Message: 
i m a very easy going man who is down to earth, loving, romantic, loyal, humble, sincere, passionate genuine, faithful and above all a very honest man. 


IP xxxx.yyy.zzz.00  Ghana



これだけで詐欺だという裏付けが取れるの? と疑問に思われるでしょうか?

たまに金銭の要求のメッセージや偽配送会社などのメールの内容が投稿されていることもありますが、殆どはこの手の最初の1回から数回のメッセージの掲載だけに限られています。

大きなサイトだとかなりの数の情報が集まっていますが、果たしてそれだけの人数の被害者がいるのかというと、ほとんどはボランティアによるおとり捜査みたいな形でそのサイトで求められた情報を仕入れてきて掲載しています。

プロフィールと最初の1つか2つの情報で詐欺師と決めつけてよいのでしょうか? はい、問題ありません。
1) 最初の数回のメッセージはほとんど自己紹介と恋愛のオファーに終始しています。その内容はほとんどテンプレート通りで、その一部をコピペしてGoogleで検索かけると、同じ文章がたくさん見つかります。つまり、テンプレート通りのメッセージ=詐欺師と断定してほとんど問題ないでしょう。
2) 情報が何ページにもわたってありますか? 写真が複数の名前で使われていませんか? ということはその写真は長いこと詐欺師に盗用されているものです。新たに出てきたプロフィールも例外なく盗用です。
3) IPとか載っていませんか? アフガニスタンかシリアにいると言っているのにインドネシアのIPになっていると書かれていたり、あるいはプロキシを使っていると書かれていたり。
4) 電話番号が掲載しされていますか? それはお金で買えるVOIP電話だったりします。

ですから、詐欺師と決めつけてよいだけの情報はプロフィールの羅列に見えるサイトでもそろっています。もし誰かにサイトを教えられたり、自分で検索かけたら相手の写真やメアドがヒットしたら、ぜひ検索結果を信じてください。詐欺情報掲載サイトは嘘の情報を掲載して無実の人を詐欺師としてさらしたらそれは大変なことになります。サイトのアドミニストレータはそれをよく認識していて、詐欺師じゃない人の情報(例えば恋愛詐欺師とアプローチのよく似たネット変態さんなど)を誰かが投稿した場合即に削除しています。ですから、情報が検索でヒットして、プロフィールしか出てこなくても、信用出来る情報とみてよいでしょう。