マレーシア 

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マレーシア・シンガポールは仕事で滞在したことがあり、好きな国の一つです。マレーシアで留学してきちんと勉強してアフリカに帰る留学生もたくさんいます。リアルの友人でガーナ人がいますが、マレーシアで知り合った人で、留学中に交際していたマレーシア人の彼女と結婚して奥さん連れてガーナに帰りました。いいところのお坊ちゃんみたいで、今はアクラで奥さんと一緒に幸せに暮らしています。マレーシアで悪いことしているアフリカ人がいるのは本当に残念なことですね。

こういうブログ書いているので、どこから攻撃くるかわかりませんので、あまりリアルを明かしたくないですので、個人特定できるような生活体験の詳しい記述は控えます。

マレーシアを使う詐欺師たちは、カモの側からマレーシアのキーワードを出されると怒り出す奴がいます。この間バイティングで60代の女性を装った偽アカウント使って詐欺師のメアドなどゲットしてやろうと構えていたら、ある偽建築エンジニアのプロフィールにマレーシアのことが書いてあったので「友達にマレーシアセカンドホームビザでペナン島に行ってる人がいますの」などという話をしたら急に怒り出して、4文字言葉を口にしてFBをブロックしてきました。なんだか意味不明でしたね。マレーシアを使ってお金だまし取ろうとしているので、相手から先にマレーシアを言われるとドキッとするのでしょうね(笑)

在マレーシア日本国大使館のホームページにこのような記事があります。青字はホームページの文章引用。黒字で私のコメントを書きます。

  最近の事案でも口実・手段のなかで、下記のような設定が使われることも多いようですが、ここマレーシアにおいて、この様なことはあり得ません。

  ×多額の所持金を税関に申告せずに持ち出そうとして空港で拘束され、釈放のためには数万ドルもの罰金を払わなければならない。

一定額以上の所持金を申告するのは入国時ですね。出国時に高速なんてありえない。釈放に数万ドルの罰金なんていうのも、詐欺の世界でしか聞いたことないですね。

  × 多額の現金を入れた小包が税関当局に押収され、関税を払わなければ、全額が没収されてしまう。
小包で現金輸送なんていうのはまずありえないですよね。

税関で何か取り押さえられるのおは、マレーシア充てに送られた荷物で、他へ送られるものではありません。風邪ひいて母に風邪薬送ってもらった時に、郵便局に呼び出されました。マレーシアで登録されていない薬だったからです。でも、「風邪ひいて母におくってもらったんです」と事情を話したら、「マレーシアでは登録されていない薬なんだよ」と郵便局の関税担当者に言われましたが、税金も何も取られませんでした。役人に「おだいじにね」という優しい言葉とスマイルをもらいましたよ。

  × イギリス等他国から日本に送った荷物が、マレーシアで留め置かれ、関税等を支払わないと輸送を継続できない。
JETROのほうにも書いてありましたが、積み替え港の税関で荷物が留め置かれて、税関にお金を払わないと輸送できないなんてことは絶対にありません。

  × 荷受人(被害者)が罰金等を払わなければ、訴訟を起こされ、ブラックリストに掲載される。
これはまさに脅し。あり得ない話です。

  ×関税や罰金が交渉により半額となったので、仕方なく支払ったところ、更に追加で高額の手数料を支払わなければならなくなった。

これも現実で聞いたことがないですね。

  × 弁護士費用等を弁護士事務所名義でない第三者の銀行口座に送金する。またはウェスタンユニオン等の国際送金サービスを利用して送金するよう依頼があった。
第三者の口座、時としてマレーシアではなくてほかの国だったりします。もちろんマネーミュールの口座です。

  ×税関職員や警察等の政府職員からGメールやヤフーメール等のフリーメールや不詳のアドレスから連絡が来る(本物は○○○○@○○.gov.my)。
役所や警察でYahooなどのフリーメールを使うことはまずありません。これはマレーシアだけじゃなくてどこの国でもそうですね。そして、usa.com, lawyer.comみたいなメアドもフリーメールです。

  × マレーシアでは国際クレジットカードが使えず、ATMで現金を引き出すこともできない。
マレーシアでは国際クレジットカードはもちろん、ATMで現金を引き出すこともできます。実際、私も日本の銀行口座から何度も現金引き出しています。最近、海外出張で両替することなくなりましたね。クアラルンプールでも、バンコクでも、東南アジアはどこでも、自分の国から持ってきたクレジットカードが使えて、ATMでお金が下せます。

  × マレーシアはインターネット回線事情が悪いので、スカイプ等のテレビ電話でも映像(自分が話している姿)を送ることができない。

インターネット回線の事情が悪いということはないです。スカイプの画像も表示できます。高速インターネット接続もちゃんとできますよ。マレーシアの友人とSkypeでよく話をしています。それに、スマホもかなり普及しています。スマホでスカイプとかも使いますね。

マレーシアの腐敗認識指数は2014年のランキングで50位、日本が15位です。でもこの数字はBRICsに比べるとずっとましなほうです。日常の生活で腐敗した行政に遭遇するなんていうことはほとんどありません。交通警察でネズミ捕りでわいろを取るというのはよく聞く話です。警察官の給料が低いからだと聞いています。




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叔母様が詐欺師に騙されているにも関わらず、なかなか目を覚ましてくれない場合、どうすればよいでしょうか。

ハクさんへのメッセージですが、同じような問題で困っておられる方々にも役立つと思いますのでここに記します。

●すでに、話のパターンが明らかに国際恋愛詐欺のパターンであることを様々なサイトの記述などから示している。例えば、貴重品が第三国の税関でひっかかり、その税金や保険料を求められるというのは典型的なアフリカン詐欺の手口。しかし被害者の方は信じてくれない。

●送ってもらった写真から、写真が合成写真であり、首が詐欺でよく使われている写真の一つであることが明らかであり、その写真を使った別の詐欺師と遭遇した方からも裏付けをもらっている。しかし、被害者の方は詐欺師が言う理由、弟が合成写真をつくったんだという言い訳を信じてしまった。

●写真が掲載されているサイトや、詐欺情報のサイトなどを被害者に伝えたが、後で見る、相手は悪い人ではないなどと言って取り合ってくれない。

●この後、ここには書きませんが、メッセージでいくつかアドバイスさせていただきました。

ここまでで、被害者のご親族の方々は、かなりできるだけのことは行ってきたと思います。それでもまだ被害者の方は現実を受け入れられない。まだ光が見えていないのだと思います。

この種の詐欺は1年以上続くこともあるようですが、5年、10年と騙され送金し続けるなんていうことは、めったにありません。どこかで必ず気が付くものです。必ず被害者の方には光が見えてくる時が来るのです。

ある方からのアドバイスなのですが;

すでに『疑念』の種はまかれているはずです。被害者の方がまだ理解できていないだけです。きっと、集めた情報や、メッセージでアドバイスさせていただいたことが芽が出る時が来ます。被害者の方が目が覚めた時に、必要なものがあります。お金の喪失感も大きいでしょう。そして、今まで詐欺師と1対1の関係で来ていたので、その片割れを失くすことで精神的な喪失感も大きくなります。その時に、今までこれだけ時間と手間と精神力を使い果たして調査をしてくれた親族が、本当に被害者の方のことを思ってくれている人たちだと分るようにしてあげることも大切です。

私自身、詐欺にあったことないので、なかなか被害者の方の気持ちまで分からないところがあります。Annaさんからコメントいただいたり、詐欺情報のサイトのスタッフの方からコメントいただくことでいろいろ勉強になりました。

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戦地のジャーナリストというと、後藤健二さんを思い出しますね。本当に生きて帰ってきてほしかった方でした。

シリアの難民のニュースなど、テレビで報道されている今日この頃。確かに各国からジャーナリストがシリアやアフガニスタンなど、紛争地域に赴いているのは確かです。しかし、いつ危険に遭うかわからない、差し迫った状態で、自分の持っている貴重品を国際宅配便で送るから受け取ってほしいとネットで知り合ったジャーナリストに言われたらどうしますか? 中身はカメラなどの機材。それと一緒にISやタリバンに盗られたくない貴重品が入っているという。

あれ? どこかで聞いたことが??? 戦地の貴重品というと、軍人のなりすましの十八番です。同じように国連職員(事務官や医者)を装う奴もいます。

しかし、軍人を装ったやつがすぐに詐欺とばれるからでしょうか、最近フェースブックで戦地のジャーナリストを名乗る奴らも見かけます。フェースブックにご丁寧に段ボール箱を重ねた写真も掲示している奴もいます。しかしながら、ガーナやマレーシアから発信していたりすると、大笑いですね。


10歳前後の子供を祖国に残して戦地でジャーナリストとして働いてる。なんだか後藤さんとも重なって現実味が出てくるでしょうか? 

さて、何度かフェースブックでチャットをしたのち、こんなことを言われるんです。

『僕は今、ここを安全に離れられるように祈ってるところだ。
明日は大事な仕事があって、自分の荷物を持って行ってはいけないといわれているんだ。
危険だからね。それで困ってしまっている。僕の大事なものを失くしたくないんだ。
どうか君の国で安全に保管しておいてもらえないか? そこから僕の祖国に送ってくれてもいい。
本当に困っている。どうしたらいいのか、他に方法がないんだ。
僕の荷物の中身は、大切な書類と、カメラの箱と、それからここシリアで得たお金。
どうかお願いだ、助けてほしい。』


なんだか差し迫った感じですよね。助けますか? 助けてあげることにしたら、荷物が国際運送会社か、あるいは外交官特権を利用した宅配サービス(ナイジェリア詐欺の世界にしな存在しないDiplomat Courier Service)などで送られてくることになります。

ところが…荷物がマレーシアか、他の第三国に到着したときに問題が起きます。税関の役人とか運送会社の社員、あるいは荷物を運ぶ外交官などを名乗る人物から電話やメールが届きます。そして、ジャーナリストの荷物が税関で止められていることを伝えられます。中に巨額の現金が入っているため、税関を通過できないというのです。

日本貿易振興会のホームページの国際的詐欺についての注意喚起の記事にも、『積み替え港で当該積み替え港に税関から関税を要求されるということは絶対にないので、この手の支払いには絶対に応じない。』と書いてあります。第三国である積み替え港の税関でお金が求められるというのは100%詐欺です。

税金、保険金、事務的な手数料、外交官の運び屋に払う手数料、運送会社に支払う費用、その他、次から次へとお金が求められます。そして戦地にいるジャーナリストはATMも使えない、クレジットカードも使えない場所にいると言って、 『任務が終わったら必ず返すから』と泣きついてくる。

どんなにジャーナリストに泣かれても、絶対にお金を送ってはいけません。すべて嘘です。彼らはガーナやナイジェリアのネットカフェにいる20代の青年詐欺師、40代の働き盛りのジャーナリストではないのです。


戦場のジャーナリスト。IPはでした。


そして、貴重品の入った箱…もちろん嘘。シリアじゃなくてですもの。

参考資料
https://www.scamwarners.com/forum/viewtopic.php?f=13&t=109597


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病床のさみしそうな顔をした婦人。こんな写真がプロフィールにある人からフェースブックで友達リクエスト来たらどう感じます? 同情を感じながらも、本当だろうかと目を疑うかもしれません。
www.facebook.com/ojaniemijorma.arimikael


そして、こんなメッセージを送っています。

『Hello How are you doing today? My Name is Mrs Dorothy Jorma Am from London Uk, where are you from? Are you a dedicated Christian Muslim or Jewish? pls reply today. i will be waiting for your email My Regards, Mrs Dorothy』

(こんにちは、お元気ですか? 私はドロシー・ジョーマ夫人です。私は英国のロンドン出身です。あなたはどちらからですか? あなたは敬虔なキリスト教徒かイスラム教徒かユダヤ教徒ですか? 今日中にご返事ください。あなたのご返事を待っています。ドロシー夫人より。)

そしてメッセージに応じると、次のようなメッセージを送ってきます。

『Greetings in the name of our Lord Jesus Christ..I am Mrs Dorothy Jorma from United Kingdom,a widow of late Mr Jorma Ojaniemi..I am 80 years of age..I am a new Christian Convert suffering from Long time cancer of the breast,from all indication my conditions is really deteriorating and its quite obvious that i wont live more than 2 months.』
(私たちの主イエス様のお名前により、ご挨拶申し上げます。私は英国のドロシー・ジョーマ夫人で、亡きジョーマ・オジャニエミ氏の未亡人で素。私は80歳です。私は改宗したばかりのキリスト教徒です。長い間乳がんを患っていて、今は症状がどんどん悪化していて、あと2か月ほどの命だと分っています。)

さらにねぎらいの言葉などとともに返信すると、このような返事が返ってきます。

『According to my doctors,this is because the cancer stage has gotten to a very bad stage. My late husband died last five years and during the period of our marriage we couldn't produce any child. My late husband was very wealthy and after his death,I inherited all his business and wealth. The doctors has advised me that i may not live for more than 2 months so i have now decided to divide the part of this wealth to contribute to the development of the churches in Africa,America,Asia and Europe』

(お医者様のはなしですと、私の癌の状態は非常に致命的な段階に入っているそうです。私の夫は5年前に亡くなりました。そして、私たちには子供がいませんでした。亡夫はとてもお金持ちで、彼の死後は私が彼の事業と財産を全て相続しました。お医者様たちは私の命があと2か月足らずだとおっしゃるので、私の財産を分けてアフリカやアメリカ、アジア、ヨーロッパの教会に寄付しようと決めたのです。)

この話を信じて助けを差し伸べたらどうなると思いますか? まず医者か弁護士、もしくは銀行の役員、あるいは地元の教会の神父様か牧師様などと称する人物がコンタクトを取ってくるか、病床の婦人が『この人に連絡を取ってください』とメアドと電話番号を伝えてきます。

そして、その人物から個人情報の提供が求められます。これはこのDorothy夫人とやらからではないですが(そこまでバイティングしていない)、別のDying Widowが聞いてきたものです。テンプレート通りでどこの詐欺師がDying Widowやってもみんな同じこと聞いてきます。

(1) Your Full Names:_________________ (名前、フルネーム)

(2)Personal or Official Contact Address:_________________(自宅か勤務先住所)

(3)Home or Office Phone#:Cell Phone#:_________________(自宅か勤務先か携帯電話番号)

(4)Your Age:_________________(年齢)

(5)Occupation:_________________(職業)

(6)Sex/Marital Status:________________(性別および既婚・未婚の別)_

(7)Your Private E-Mail Address:_________________(個人用のメアド)

Please reply me through this my private email

これらの個人情報を夫人もしくはコンタクトをとった夫人の財産の移動の援助を託された弁護士か医師か教会の方などに提供すると、詐欺行為が始まります。

何しろ亡夫の遺産は数千万ドルとか数億ドルとか、非常に巨額で、その一部を夫人が謝礼といてくれるとも言ってくるでしょう。謝礼がたった1%だとしてもかなりの額でしょう? そしてその大金を外国にいる相手の名義に変更したり口座のお金を外国に移動するために、税金とか、銀行口座の名義変更手数料とか、弁護士料とか、外交特権でお金を運ぶ外交官手数料とか、安全に運送するための保険料とか、運送会社への費用とか、いろいろな金額が要求され、とどまるところを知りません。被害者の方が気が付くか、あるいはこれ以上お金を出せないほど搾り取られるまで続くわけです。

そして、病床にいる人物は偽物ですから、2か月の命ではないわけです。こんないたずらしたことがあります。偽メアドで瀕死の夫人にメールをして、個人情報を聞かれた後連絡を絶ちました。2か月の命なのに、半年後に「お元気ですか?」とメールしたら、まだ覚えていて『個人情報早く送ってください』などと言ってきました。大笑いですね。

この手の詐欺は女性版だけでなく男性版もあります。戦地で負傷した兵士や、妻を亡くし子供のいない大富豪の男性などを名乗りますが、ほとんど同じ手口です。

このベッドに横たわる写真の女性は、アメリカでがんの手術を受けた女性です。でも、悲しい物語に登場するのではないのです。ワンちゃんが飼い主を捜して失踪、女主人ががんで入院しているのを見つけて大喜びで駆けつけてきたという心温まる話です。日本語でもこんなニュースが。女性の名前はナンシーさん、ワンちゃんの名前はシシー。忠犬シシーちゃんです!!
http://curazy.com/archives/64336
そしてワンちゃんと再会した女性の嬉しい顔。


参考資料
英文 http://www.419scam.org/419-dying-widow-scam.htm
http://www.romancescam.com/forum/viewtopic.php?f=79&t=47296



マネーミュールの銀行口座

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私の偽キャラ、エミリーが恋愛には興味ないのだけどと言いながら返事してやると、毎日のようにメールをしてきた、自称建築エンジニア, Wilson Walker

さて、彼はフロリダで仕事していることになっています。そして、クレーンの代金が払えないので7万ドルが必要、助けてほしいと言ってきました。

それに対してエミリーは常識的な回答。
1.会社とか取引先に話を持って行きなさい。個人で対処する問題ではないでしょう。自分の財布を使うべきでもない。
2.クレーンのベンダーに確認しなさい。彼らの責任があるかもしれない。
3. 会社の財務部に支払いをやってもらいなさい。個人の財布で出す金額ではない。

しかし、相手は本物の建築エンジニアではなくて詐欺師ですから、お金を送らせたいわけです。自分が個人営業の建築会社経営者であり、財務部とかに頼むということができないと言い出す。

株主に頼め等といっても、なんだかんだと理由をつけてそれが不可能であることを説明します。それじゃあとエミリーがしぶしぶ、借用書を書けとかウェスタンユニオンはだめだ、銀行口座をよこせなどと言ってやる気を見せてやると、銀行口座番号を送ってくるわけです。

Hello Dear. I was able to get my lawyer to help me with the IOU and i have signed it in agreement i will make the payment as soon. Here is a copy of it in this email. Believe in me and trust me. I am a noble, humble and honest man and i have no desire to run with your money or hurt you. I need your help so bad , right now you are the only person i can ask and turn to. I have not done this before so i had him put me through. Here are also the account information of my Project director. I am back to the site and putting things in order. Wire the 60,000 to the account and just send me a reciept of payment so it can be cashed and i will get the Crane 

Bank Name: Woodforest national bank, 
Bank Adress: Woodforest is in butler pa 16001 
,Bank toll free Number; 1-866-bank724 
Account route : #044115809 
Account Number; #134removex 
Account Name: Robin Mule 
Holder Address: Mule address, lyndora pa 16045 

This are the info you need to make the wire and please send me the deposit reciept. I will also make a return of the 60,000 and if you want me to pay an inetrest rate i will do it without delay . Thanks and God bless 

ここで注目すべきが、口座情報です。フロリダにいるといっていてなぜかペンシルバニア州の口座。さて、口座が当局に通報されたので、使えなくなっているはずです。送金がうまくゆかなかったというと、案の定、別の口座を連絡してくる。今度はアリゾナ州の口座です。

ちなみに、支払いの証拠としてSlipが必要と書いてありますが、これはミュールが詐欺師にお金を送るにあたって確かにこの金額が被害者から振り込まれたことを証明するものです。何しろ自分の口座ではないので、確認してもらわなければならないわけですね。電子的な送金なのでSlipがないというと、詐欺師は困るわけです。振り込まれたお金をミュールから送ってもらえないから。

Good Day Dear 

How are you doing today? how is everything going with you there? I hope you are not stressing and exausted anymore. I got your email and i find out with my project manager and she told me that may be it was because of the large funds going in and out of the account because it is for bussiness. Nevertheless i got a new account details that is okay for you to transfer the funds online. 

Below is the account details : 
Name: Lynette Mule 
Account number: (removed) 
Routing number: 122101706 
onlne wire number : 026009593 
Bank name: Bank of America 
Bank Address: 25260 North Lake Pleasant Parkway,Peoria, 
State: Arizona 
Zip code: 85383 
Country: United States 

さすがに2回も口座番号提供して、お金が全く振り込まれないので詐欺師も腹を立てて口汚く捨てセリフを残して消え失せました。

ここで、この建築エンジニアの物語ではなく、銀行口座に着目します。口座番号や持ち主の住所は伏せています。しかし、口座の持ち主のフルネームや電話番号から、住所が実在の住所で、しかもその人たちのフェースブックまで電話番号から特定できてしまったのです。そして、ミュールの人物像が浮かび上がりました。いずれの人も中高年女性でした。どうやら、詐欺師の言いなりになっている元被害者の方のようです。しかも、最初の口座が凍結されたので次のを持ってくる。本当にミュールは使い捨て、捨てコマでしょう?

得られた個人情報は、しかるべきところに報告しました。お気の毒ですがきっと銀行口座は本当に凍結されています。警察かほかの公的な権威を持つ機関が彼女たちにコンタクトをとり、適切な指導をしてくれていると思います。