王族の火葬儀式の後、宿の帰って来ましたが・・・・どうも落ち着かない。
そうです、村の合同葬儀が気になってしょうがない。 しつこいから、私。
火葬はとっくに終わってるしょうが、その後の儀式をしてる筈、絶対に!
儀式の工程を把握してないから、とりあえず村の火葬場(墓地)へ行って見るしかないか・・・・。
夜9時過ぎ真っ暗な中そこまで歩いて行くには遠いし、途中から人里離れた道を行かなければならない。
それに、なんたって墓地ですから・・・異常に怖がりです、私。
墓地にたどり着いても、もう人っ子一人居ないかもしれない。
色々悩んだ末、意を決して墓地に行ってみることにしました。(もちろん、母を残して)
外灯もないかもしれないから、懐中電灯を持って。
と、そこに宿の家族が帰って来ました。 (あ~やっぱり、儀式してたんだ・・・・・)
これから遺族が海に遺灰を流す儀式に行くと言う話を聞きつけ、その宿のお父さんも行くと言うので、どこに居るのか分からないお父さんを探して大通りまで。
お父さんに一緒に連れて行って欲しいとお願いすると、「儀式は時間がかかるから。」 と気が進まない様子。
それでも食い下がらない私に、「王族も来るから、きちんとした格好で来るように。」 と。
急いで宿に戻ってクバヤにサロンに着替え、儀式参加決定!
私の執念、凄かった。
着いた先はサヌールの海岸らしい。
今まで何度も行ったことがあるいつものサヌールの海岸ではない。
派手な電光で飾られた家からリズミカルな音楽が聴こえてくる。
お父さんの話では、女の人を買いに行く場所なんだとか。
ふぅ~ん、よくそういう場所がサヌールにあると聞きますが、ここでしたか。
外灯もない真っ暗闇の中での儀式
遺族が遺灰や大量のお供え物そして生きたアヒルを海の中に放った。
それと同時に放ったばかりのアヒルを数名の男達が争いながら捕まえた。
気がつくと十数名程の人達が凄い勢いで海に浮かんだお供え物等を荒らし、むさぼるように必死に中から何かを探している様子。
最初はUBUDの人達だと思い、儀式の一つなのかと見ていました。
でもあまりにもただならぬ様子、そしてよく見るとみんな貧相なTシャツに短パン姿。
彼らはサヌールの住民で、いつどこの村の人達が儀式にやった来るのか把握してて、金目の物や祭具等を物色して拾って行くんだとか。
UBUDの人達は儀式にお金をかけるお金持ちだと思われてるので、みんな心待ちにしているんだそうです。
それにしても、遺族の前で、それも放ったと同時に・・・・エチケットとかプライドとか・・・そんな余裕も無い様子でした。
でも何のために?
食べられる物は食べ、売れる物は売り、そして再度使える祭具は彼らのウパチャラ(儀式)の際に使用するんだそうです。
そしてその行為は悪いことではないんだとか。
いったい何が起きたのか分からず、唖然として目が離せませんでした。
UBUDの人達は彼らの様子を見ないようにしてるように見え、何が起きたのか聞きたい事だらけの私に、言葉少ない返事。
さすがの私も、たくさんの質問を飲み込み黙るしかありませんでした。
なんだか、見てはいけない場面を見てしまったような気になり、悲壮感でいっぱいになってしまった私。
ここ数日葬儀に関する儀式が数々あって、いつもあちらこちらでカメラを回すメディアの姿が見られましたが、ここまで追っかけて来たのは1件のみ。
それはインドネシアのTV局で、バリの今世紀最大の葬儀の特番の為の取材にジャワから来ているようでした。
その番組は数日に渡って放映されたようですが、私は見ることは出来ませんでした。凄く観たかった・・・・・。
深夜1時半長い儀式を終わりました。
UBUD到着し、やっと部屋に帰って眠れるかと思ったら、ジャラン・スゥエタでまた長い儀式が始りました。
結局、すべて終わり部屋に着いたのは早朝4時。
バリ人、本当にタフです。
ここ数日観てるだけでも、眠らないバリ人!!
すべてを見届けたいと思っていましたが、もう付いていけません・・・・・・。
バリ滞在期間に行われる儀式には参加、もしく絶対に観たい。
出来ることなら準備してるとこや儀式を朝から晩までず~っとを観たりお手伝いしたいんです。
バリの宗教儀式知りたい病の私をみんなにアピールして、何か動きがある時は知らせてくれるようにお願いしていて、友人たちは私の思いを理解してくれていました。
が、みんな忙しい中、やっぱり忘れられる事たびたび。
儀式に参加させてもらっちゃうと、いまさらの写真・ビデオ撮影は難しい。
男性だけが大勢集まって作業してる場に私一人でお邪魔するのも気が引けて出来ません。
メディアの取材陣 いいなぁ~あの仕事。
どこにでも潜入できるし、私が躊躇して出来ない事もなんでも出来ちゃうなぁ~。
取材する人になりたいっ!! と強く思った私でした。