中国杯フリー演技が終わりました。
みなさんご存知の通り、これほど寿命の縮む試合は過去にありませんでした。
ただでさえ満身創痍で心配が絶えないのに、6分間練習でのハンヤン選手との激突。
脳しんとうでしばらく立ち上がれませんでした。
目の前で見た会場の観客はさぞかし心臓が止まる思いだったと思います。
血を垂れ流すゆづに誰もが棄権を覚悟、というか棄権してほしい、脳に異常があったらいけないという思いだったのではないでしょうか。
それにも関わらず泣きながらも自分の気持ちを奮い立たせ、6分間練習のリンクに立ち上がる。
羽生結弦という選手は私たちの想像を遥かに超えるアスリートです。
いや、あの凄みはアスリートを超えて鬼というべきか。
ブライアンも必死に止めてましたが、こうなったら誰がなんと言おうと彼を止めることは出来ないです。
ゆづ友さん達とLINEしながら見てましたがファンも腹をくくるしかないと覚悟しました。
何度、転んだのかも覚えてません。
ただ、最後まで倒れずに滑りきることだけを祈りつづけフィニッシュポーズに号泣。
まったく、ほんとに、なんと言っていいか…。
良いにつけ、悪いにつけ、この般若の執念が彼を育ててきたのです。
本当にすごい選手。
ただ、ゆづ友さん達とも話をしてたのですが、選手の命を守るルール作りも必要。
特に頭は恐ろしい後遺症もあるから、選手の判断にゆだねるのではなくてボクシングの様に専門家の判断が必要です。
2014年中国杯は感動的な試合となりましたが、新たな問題を提起した歴史的な試合にもなりました。
当然、明日のガーラには出ないはずです。
ゆづもハンヤンもしっかり精密検査をしてください。
何事もない事をただ祈るのみです。