季刊:Bimota SB7!

実はコッソリBimota SB7に乗っています。


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月初めで仕事量も少なく、早めに帰宅出来た今夜。
私は、ガレージへ向い、BimotaSB7を引っ張り出し、
首都高一周の旅に出たのであります。

今週末の連休は、一切バイクに乗れないので、
ということもありましたが、実は今週始めに
早くもBimotaSB7にモディファイを施したので、
その具合が知りたかったのであります。

何をやったかというと....「ステアリング・ダンパーの撤去

先週末、BimotaSB7を引き取った後、
豊川インターチェンジから東名高速に乗ったのですが
その際、ランプウェイで嬉々としてコーナリングを
試してみたところ...驚愕!

全然曲がらない。(アチャー)

ものすごいアンダーステア。
フラフラする車体。
バンクさせてからスロットルを開けると
すさまじいプッシュアンダーでアウトへ一直線。

おや??????

速度3桁の高速コーナーは問題ないのに
低中速コーナーはオソロシーの一言。

なぜ??????

翌日、千葉のシルヴァバードへ行き、
マキノ氏に伺ってみたところ、
「これ、バンク角に対して舵角が全然追随してないですよ」
とのこと。

なにー。

そういえば、ハンドルの切り返しが異様に重い。
ステムベアリングが終わっているのか?
それとも根本的におかしい設定なのか?

うーむ。

と、思っていると見ていたkurokinさんが一言。
「ステアリング・ダンパー、付いてますよね、コレ。」

あ、ホントだ。
カウルに隠れて見えませんでしたが、
確かにステダンが付いています。

「設定がハードすぎるかもしれません。
 もっと弱くしたほうがいいかも」

そーか。なるほど。

それから、マキノ氏の話だと、
YB4あたりを納車する時に、「ステダン外してください」
と輸入元に言われたのだとか!

ステダンの設定が、日本の道路事情に
合っていないのかもしれません。

てなわけで。
帰宅してから、それをヒントに思い切って
SB7のステダンを外してみることにしました。

「うーん、こりゃ確かにハード過ぎる...」
ソフトにしたいのですが、すでに最弱の設定になっていました。
それじゃあ、外しちゃいましょか♪

軽いノリで外しちゃいました。(爆)

その日はそのまま時間切れだったのですが
ステダン無しのコーナリングがいかなるものか
試してみたくてしょうがありません。

そして本日。
いよいよ試走できたのであります。
その結果や、いかに?

大正解!!

前回の挙動が、全く嘘のようです。
まるでドカティのように、軽快なフロント周り。
バンクさせてみても、フラフラするような不安、皆無。
ベタッと寝かせても全然怖くありません。

アクセルを開けたらどうなるだろうか?

恐る恐る、バンクしたまま開けてみると...
おお! インに向ってグイグイ旋回して行くではないか!

次のコーナーで、丁寧にブレーキング。
やや前荷重のままバンク。
クリッピングあたりで荷重を戻し、
リヤタイヤを意識させる。
向き変え。

グイッとリヤステア!
アクセル・オン!
グリグリ旋回しながら車体を起こし脱出!

胸のすくような加速感。
此処にもワープゾーン、発見です。
なんという立ち上がり加速!

メーターを見ると、またしてもトンでもナイことに
なりかけていたので、「ああ、免許が無くなる」と
慌ててブレーキをかけて流しモードに落ち着く。

私は、SB7のタンクを撫でて感嘆する。
「なんだよ、やれば出来るじゃん!」
「やっぱりコイツはコーナリング・マシンだ!」
「気持ちイイ~、はははははははッ」

試すことは試したので、あとはガレージまで
尊法安全運転でコルセ管の音色を楽しむ。

暖かい夜。
心地良い、風。
ヘッドライトとテールライトの群れ。
その向こうに、真っ赤な月。

よし。
今年はいろんなステージで
このジャジャ馬との生活を楽しんでみよう。

面白くなりそうだ!

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こ、これは聞きしに勝る暴れ馬やナ。(焦)

実用性、全くゼロ。
高速、高回転でカッ飛ばすためだけのジェット機。
こんなわがままで、高飛車で、官能的なマシンは見たことがナイ!

まず。

6000回転以下が使えない。
...本当に使えない。
絵に描いたような超ハイカム特性。

4000回転でクラッチミートするとエンストする。
長い長い半クラッチを使ってようやっと軌道に乗せられる。

想像できますか。
時速60キロ以下は半クラしか使えないこの事実。
渋滞にハマッたら...電車で帰ります。(願望)

加速。

ドカティとは全く異なる出力特性に困惑する。
2気筒ライディングの癖で、中回転域からのトルクを期待して
アクセルをオープンすると...モッサリした加速。

えー。
PASOの方が速いデ。
レスポンス、鈍ッ。

しかし、9000回転を越えたあたりから状況は一変する。
前方に向って加速度的に吸い込まれていくのに慌てる。
それは、リミットの13500回転まで留まるところを知らない。
スピードメーターだけが、無慈悲に現実を刻み続ける。

異次元。

一言で現すなら、「ワープゾーン」
視界が、消失点に向って吸い込まれていくような感覚。
しっかり予測しておかないと、中途半端な気力が
後方へ放り出されてしまう。

一度だけフルスロットルを試してみた。
1速、120km/h。
2速、150km/h...で断念。

とんでもナイ!
公道で試すべきじゃないゾ、コレは。

それにしても。
この安定感はドウだろう。
破断する気配を微塵にも感じない。

先ほどから速度計は非現実的な数値を叩き出しているのに
エンジン、フレーム、足回りは何の気負いもなく仕事をしている。

高速度でコーナリング中、ふと段差を乗り越える。
サスが伸びる。サスが沈む。ショックを吸収。
何事も無かったかのように復元してオシマイ。

この安定振りに、唖然とする。
SB7が求める速度域は、間違いなく3ケタからだなァ。

6速、9000回転、時速180キロの高速コーナー。
まるで地面に吸い付くような走り。
今回最も心地良かったライディング・シーンである。

そこからのブレーキもまた、凄まじい。
冗談抜きに、中指1本だけで事足りる。
スイ、と手前にレバーを引くだけで、
何の変哲も無く、減速が完了する。

絶大な安心感。
これほどよく止まるブレーキは、今までに経験したことが無い。




そして、オト。

コルセ管から放たれる、甲高いエグゾースト・ノート。
恐ろしく野蛮で、美しくて、ココロを虜にするような、歌声。
トンネルが待ち遠しくなるマシン。

もっと、もっと。

熱中して、休憩する時間も惜しい。
寒くてたまらないけど、止まりたくない。

もっと、もっと。

何時しか、公道を走るには、
あまりに非現実な行為をしている自分に気がつく。
我に帰る。

ヤバい。
即刻中止せねば。
免許がいくらあっても足りない。

この続きは、もはや富士スピードウェイや
モテギでしか体験できない。

私は、なんと野蛮な乗り物を手に入れてしまったのだろう!

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