イギリスでゼロからスタートした現役看護師の実話レポート

渡英前のTOEICは450点以下!日本での看護師の資格や医療業界の経験はなし。そんな私が子育てをしながらイギリスで正看護師になりました。医療通訳者としても活動中です。海外医療、医療英語などの情報を発信していきたいと思います。

以前のブログ「看護師までの実況中継 in the UKの題を変えて、ブログをリニューアルしました。


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久々に急性期内科病棟で仕事してきました。

 

" I'm going to sue you if anything gose wrong!!!!"

「何か起きたら、訴えてやるからな!!」

ナースステーションでハデに叫んでいる患者さんがいました。急性期内科では、特に珍しい光景ではないですけどね。

 

MRスキャンをずっと待っているのに、まだ順番が来ない!ってことで病棟中のスタッフに詰め寄っていました。

 

基本的に重症度で優先順位が決まるので、容体が安定している患者さんは後に回されてしまいます。この患者さんは医師から退院してもいいよ、と言われたのに検査を受けるまで帰らない!と、退院を拒否した人。

 

当然、緊急度は最も低い患者さんです。この優先順位については説明を担当看護師が初めからしていたけれど、まあ納得しないですね。

 

ちなみに、「訴えてやるー!」と叫ぶ人に、実際に苦情を出してくる人は少ないと、学生の時の指導者に言われたけれど本当かも。

 

自分が正看護師になって、患者さんの担当を外されたり、逆に担当を外された同僚の患者さんを引き継いだりしました。患者さんから苦情が出たため、病棟の措置としてです。

 

また自分がシフトリーダーの時に患者さんから「私の担当看護師を、誰かほかの看護師に代えて!」と要求されたことも何度かあります。

 

本当に患者さんが苦情を出す場合、ほとんどの場合が患者さんは直接は担当看護師に言わずに、シフトリーダーとか師長に直接苦情をだすんですよねー

 

苦情の出し方は "I'm not impressed with that nurse!" や

”I am not happy with that nurse!"などと切り出してきます。どちらも

「担当の看護師に不満がある」ってことですね。

 

で、こちらが「どうしました?」などと聞きだすパターン。まあ、看護師交代で苦情が収まるようならいいけど、その苦情を上にあげる患者さんもいるけど。

 

苦情内容は看護師個人や病棟、病院側に問題がある場合(reasonable complains)と、患者さんが滅茶苦茶なことを要求している場合に(unreasonable complains)分かれるけど、上にあげられないよう、大事にならないよう、病棟レベルで苦情を抑えろ!と上からは常に言われるんですよ(泣) えー、それ自体が無茶な要求じゃん!

 

でも、こういう経験を何度かしていくと、さすがにコミュニケーション能力がつきます。言っていい言葉、効果的な言葉、逆にもっと怒らせる言葉とか。

 

患者さんは何が不満で、どうすれば納得できるかを聞いて、それをどこまでこちらができるか、ってことをまあ丁寧に、誠意をもって話すことでしょうかね?それに言い方とか言葉を考えれば良いかな?

 

最近、契約延長が終わった眼科病棟では、最初は手術室だけの予定だったのですが、対患者さんの扱いの私の評判が良いということで、延長して外来や病棟にも回されるようになりました

 

うーん、4年前の新人時代には患者さんを怒らせて担当看護師を外されていた私も、成長していますよー

 

 

 

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多いです。ハナシの長い患者さん。

 

ハイかイイエでこたえられる質問ばかりなのに。。。

 

例えばAngina(狭心症)を起こしたこと、ありますか?

という設問に、

 

well, long story. I was walking in a park with Joan, my wife. We were wondering if we could find a cafe and....

 

と、狭心症とはかけ離れたような「自分語り」を始めてしまう患者さん、わりといます。

手術室から「あと5分で患者さんを迎えに行く」という連絡が入って、こちらは時間プレッシャーに押しつぶされそうなのに、手振り身振りを交えてストーリーを熱弁します。

 

3分以上話して、ようやく結論に達します。オチは「狭心症は起こしたことないんだよ」と本人が嬉しそうに言います。。。。こらこら、あと10個以上も質問あるのに、どーするんだよーと思いながらも、一回だけは「ストーリー」を最後まで聞いてあげます。

 

次の質問でまた「ストーリー」を語りそうになったら、「ちょっと急ぎますねー。この問診表を時間ないに作成しないと、次の患者さんに順番を飛ばされちゃいますからね」というと、ほとんどの人が「お、それは困る」と言って、だいぶ(?)お口はチャックしてくれるように。

それでもまだまだ話は長いけど。

 

最初からイェスかノーで返事してくれたら、本当に助かるのになー。

 

ちなみに通訳のついている患者さんも、たまにこういうタイプの方がいます。通訳さんと母国語で話せる安堵感なのかな?通訳の予約が複数入っている通訳さんだと、イライラしているのが見て取れます。患者さんと、母国語で言い合いになることもあります。

 

私が通訳をする場合は日本人の患者さんで、ほとんどの方が質問に的確に、脱線はほぼせずに答えてくれます。ま、緊急ケアとか手術前の患者さんは別だけど。

 

こういうところでも、日本人と他の国の患者さんの違いを感じます。

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Congratulations!

As one of our valued workers we are delighted to inform you that you have been selected to have 1 year free access to the Nursing Times Learning online system to support you with revalidation and your continuing professional development.

 

 

いきなりCongratulations なんて、いかにも怪しげなメールだったので、チラッとみてしばらく放置。

最近メールボックスの整理していた時にちゃんと読んだら、確かに自分の職場で「抽選で0名が当選するからねー」なんて以前、言われていたのだったわ。

 

Nursing Times Learningは、イギリスで発行されている看護師のためのジャーナルです。といっても、特に「糖尿病」など専門に特化されているのではなく、いろんな情報の寄せ集め。

いわゆる「広く浅く」ってやつですねー。

 

看護師に関する時事問題なども盛りだくさん。

 

いろんな情報がパっと入ってくるのが良いんですよ。特に、非常勤であちこちの病棟にいく私には、とっても便利!

 

このオンラインバージョンに1年間無料でアクセスできる特典(のつもりらしいよー)が当選したわけです。まあ、ありがたくアクセスのためのパスワードを作成しました。

 

ちなみに文中最後にあるrevalidationは、免許更新のことです。3年に一度の更新で、昨年私は記念すべき最初の免許更新を済ませましたー

 

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先日は通訳で、とある病院に行ってきました。

 

詳細は個人情報のこともあるので省きますが、手術当日の患者さんでアセスメントと手術準備書類のための通訳です。
 
担当看護師がまず看護書類の部分についてアセスメントをして、次に麻酔からの説明とアセスメント、その後に担当執刀医からの説明、最終アセスメントと同意書のサインまで。
 
さらに麻酔室にも入室して、麻酔看護師との最終書類チェックと実際に麻酔投与までを付き添いました。
 
ここでの看護師の仕事は、普段の私の仕事の一部でもあります。看護師サイドの「通訳がこうしてくれたらラクだなー」と思う部分もわかるので、こちらの担当看護師さんとは息ピッタリのお仕事ができましたとも!
 
外科病棟の看護師であれば、上記の仕事をして麻酔科看護師に書類と患者さんをバトンタッチまで。なので、この仕事は私の本業をそのまま通訳するため、最も得意な分野の一つなんです。
 
でもこの患者さんの診療科については、正直にいって私はほぼ未経験だったんです。学生時代にちょっとかじった程度。
でも待機手術で当日入院の患者さんの場合、分野は違っても手術室に患者さんを引き渡すまでの過程は、基本的には似たようなものです。
 
もちろん、各科によって違うものもあります。その例が手術の最終説明(これは患者さんは、すでに前日まで細かい説明と検査を受けています)と具体的なリスクの可能性などは、手術の内容によってちがってきますが。
 
でも普段看護師と仕事していることであれば
- 何が行われるのか
- どんな書類が作成されるのか
- どういった会話がされるのか、どんな言葉が出てくるのか
 
ってことは、基本はわかってきます。今回の場合、外科での看護師であれば、だいたいは予想がつきますよね。
 
つまり内容をある程度把握できるものであれば、それほど難しく感じないかも?特にこの手術だしの分野は繰り返すけれど、基本については似たようなものなので、英語の勉強もしやすいですよー。
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こんにちは、子供の春休みに合わせて私も今はお仕事はお休み中。前回の大学病院での眼科勤務の契約がタイミングよく春休み前に終わって、ラッキーでしたー。

 

せっかく眼科で手術室、病棟、外来と一巡してきたので、少しばかり眼科で使われる道具の紹介をしてみます。

 

まずは視力検査用の表。

 

こちらがイギリスでは標準的に使われているものです。眼鏡やさんなどでも、このチャートが多いらしい。患者さんにとって、どのくらい下が読めるかを読んでもらいます。

 

次はEチャートと呼ばれるもの

 

私の勤務していた病院では、ちょっと違ったEチャートだったのですが、基本はEの開いた方を答えてもらうもの。主に、アルファベットの読めない外国人患者さんに使います。

日本人でアルファベットの読めない人は少ないと思うのですが、他の国には案外いるものです。

ちなみに日本で多く使われているCマーク(ランドル環)はCチャートと呼ばれます。

 

最後に視力の表し方。

http://clinicalgate.com/assessment-of-visual-function/ (clinial gateより拝借)

右側のDecimalが日本のの視力の表し方です。

イギリスでは今ではSnellenかLogMarが使われます。患者さんのカルテには、両方の結果を書いていました。Snellenでも metric、メートルの方です。オーストラリアなどもこの方法を使うけれど、アメリカではImperialが使われる方が多い、って勉強会で習ったけど、どうなんだろう?

 

読み方としては、日本で1.0だとイギリスでは6/6、Imperialを使う国では20/20となります。

 

視力検査 (visual acuity )は、単なる視力検査に使われるだけでなく、もっと深刻な問題を見つける重要な検査の一つになり、眼科医の診察前の視力検査はイギリスでは法律で義務付けられています。

 

中には「一昨日、メガネやで資料検査受けたばっかりなのにー」「今日は先週受けた眼科手術のフォローアップなのに、なんで視力検査が必要なんだよ!」と怒り出す患者さんもいますけどね。

治療費は無料でも、「面倒だー」という患者さん、やっぱりいます。

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