pこんにちは、リペアマン三浦です。

本日は、花粉症と風邪を合併して鼻水、くしゃみが止まりません。

さておき、

 

先週、BOSSのプログラマブルスイッチャー、ES-8の研修に行ってきました。

秋葉原駅から5分ほどに歩いたところに、ROLANDの入っているビルがあります。

 

やや迷いつつ、スマホ片手に到着。

 

 

 

こちらが、BOSSから発売した8ループ プログラマブルスイッチャー

ES-8であります。

 

と言いましても、発売したのは約2年前ではありますが。

 

今回は、開発者も交えての勉強会でしたのでHPなどには載っていない

マニアックなこだわりまで、教えていただきました。

こだわりの基本性能から、他社にはない機能までじっくり紹介していきます。

 

他社の後発になるので、しっかりと他社を検証し現場の意見も取り入れた、

最高傑作となるべく作られたスイッチャーです。

とにかく、徹底した音質とユーザーに合わせた自由度の高さ、すべてを一括で

コントロールすることができる完成度の高い商品です。

 

すでに色々なところで紹介されていますので、ご存知の方も多いと思いますが、

ループの順番をパッチごとの自由に入れ替えることができる!

くらいしか、私自身知りませんでした。

 

しかし、ES-8の開発において重要視されたのは基本性能部分になります。

 

 

まずはバッファーです。

ES-8にはインプットとアウトプットそれぞれにバッファーを備えています。

ノイズ、音質に影響するこの部分を新規開発したそうです。

 

他社がオペアンプを使う中、ディスクリートで作られています。

オペアンプに比べノイズも少なくなります。

その音質ですが、完全に色付けをしないピュアなサウンドを実現。

インプットから入った信号の音質を変えることなく、ノイズに強い信号に変え

フラットな状態でアウトプットから出力できます。

 

これはなかなかわかりづらい部分でもあると思いますが、

BOSSがいかに信号をロスをさせず変化せずを、徹底してこだわった部分だと思います。

 

しかも、それぞれパッチごとにオンオフが設定でき、

アウトバッファーに関しては、ゲインの設定までできます。

パッチッごとの気になる音量差を調節したり、

非常にピュアでクリーンなバッファのため、クリーンブースターとしても

使うことができるスグレモノ。

 

次にループのセンドリターンです。

これはなかなか見ることのできない内部の部分になります。

 

このようにループのセンドリターンのジャックが金属カバーで一つ一つ

丁寧にカバーされています。

 

 

これは、スイッチャーの構造上インプットとアウトプットが隣り合う形に

なっているため、センドとリターンの信号が干渉をしないようにしています。

例えば、歪の強いエフェクターをループにつなぐと、

センドから出た信号が、エフェクターで歪みリターンに戻ります。

その際、とてもゲイン差があると、隣り合うセンドにリターンから

信号が飛んでしまい、またエフェクトへを繰り返すことで発振してしまいます。

この現象をクロストークと呼ぶそうです。

 

この金属のシールドがあることでクロストークを防ぎ、ゲインを上げても

発振しなくなります。

他社にはない構造です。

 

次はフットスイッチ。

 

スイッチャーは足で踏みつけ、ライブなどでは汗などがかかるため、

非常に堅牢性が求められます。

 

ですが、ご存知のようにBOSSエフェクターは本当に丈夫ですよね。

その辺はあまり心配していませんでしたが、やはり色々工夫されていました。

 

フットスイッチですが、外見は普通のよくある機械式スイッチに見えますが、

中は、バネが基盤のスイッチを押すような構造になっており、

中とフットスイッチが独立しています。

対防塵防滴になっており、100万回耐久試験もクリアしているそうです。

蹴ってしまい、上が吹っ飛んでしまうなんてことがないように、

横からの力にも150Kgに耐えられたそうです。

 

LED部分も汗が染み込み、不具合につながる原因ですが、

完全にシーリングされており、染み込んでも内部に入らない構造になっています。

 

そしてスイッチャーで気になるスイッチングノイズ。

静かなときにスイッチを切り替えて、ボッ!なんて雰囲気が台無しです。

あとで紹介しますが、通常スイッチャーにはリレーという部品を使うため、

スイッチングノイズは構造上どうしても避けられませんが、

このES-8はアナログスイッチアレイというパーツでループの切り替えを行います。

構造上、リレーに比べてスイッチングノイズが非常に小さいです。

 

さらに、それでも気になるという方にパッチチェンジタイムという

切り替えの瞬間に一瞬ミュートする機能まで備わっています。

 

ご紹介のように基本性能は、他社に負けない性能を持ち合わせております。

 

 

次にES-8独自の性能をご紹介します。

 

やはりこのスイッチャーの特徴でもあるエフェクターの並べ替え、切り替えを可能にしているパーツ。

アナログスイッチアレイ。

 

みなさんも覚えましょう、アナログ・スイッチ・アレイ!!

 

中はさぞどれだけ複雑な途方もない回路になっているのかと思いきや、

この四角い集積回路一つだけ。

 

リレーにくらべ、部品も小さいためスイッチングノイズも極めて小さく、

経路も短いため、音質やロスの面でも一役買ってくれています。

 

エフェクトボードでは一つエフェクター入れ替えるのに

結局全部外さなきゃならないなんてことはよくあります。

しかしES-8なら順番なんて、自由自在です。

 

ディレイのあとに歪持ってきたり、つぎのパッチでは逆にしてみたり、

いままでどっちかしか選択できなかったことや、試したことが

ないこともすぐにできます。奏者のストレスから開放されます。

 

更にES-8にはミキサーが2つついています。

これによりエフェクトの並列、セパレートアウトもできます。

 

持っているエフェクターを並列に繋いで、ミックスしてみる。

いままで思いもつかなかったサウンドが飛び出すかもしれません。

 

また、ぜひ試してほしいのは、ドライミックス。

エフェクトをかけた音ととスルーをミックスすることで、

強い歪をかけていても芯のあるサウンドが作れたり、

ベーシストの方なども空間系のエフェクターなどで、しっかりかけながらも

ドライ音とミックスすることでしっかりと音程感のあるサウンドが作れます。

 

そして、キャリーオーバー機能。

一部のデジタルエフェクターにはついていますが、

エフェクトをオフにしたあとでも、ディレイなどの残響音を途切れさせることなく

スムーズに切り替える機能で、

 

アナログスイッチャーに搭載されているのは、唯一でしょう。

 

ソロからバッキングに切り替えたときなど、ディレイなどが途切れることなく

次のサウンドに切り替えられます。

諦めていた方も多いのではないでしょうか。

 

お次はVolumeループ。

いわいるセパレートループですが、ES-8では分けることなくループの一つとして扱えます。もちろん入れ替えも可能。

なので、実はES-8なのに9ループスイッチャーなのです。

 

グランドリフト機能がついているため、アンプのプリアンプを

ループに組み込むなんてこともできます。

 

 

次にMDI機能ですが、

MIDIのROLANDが開発しているだけで、ここまでMIDIを

コントロールできるスイッチャーは他にないです。

 

MIDIクロック同期、8チャンネル PC CC同時送信。

さらには初のパソコンでのMIDIのエディットまで対応。

MIDIでこまったら、このスイッチャーを使ってください!

 

MIDIをあんまり触れたことない私でも、すぐに理解できたので、

簡単に扱うことができると思います。

 

 

次に仮想エクスプレッション・ペダル、スイッチ内蔵

エクスプレッション・ペダル内蔵??ってなるんですが、

 

パッチごとにBPMを設定して、TAP信号を送信。

MIDIがなくてもテンポのコントロールしたり、複数のエフェクトやMIDI付きのものと

同期なんてこともできます。

 

また、ペダルの変化の信号を送り、自動で自在に変化させることもできます。

 

さらにさらに自由にアサイン可能!

フットスイッチのアサイン(割り当て)が自由です。

本当に自由。順番を入れ替えてもよし。

機能をオフしてもよし。

繋いだフットスイッチに割り当ててもよし。

MIDIの送信に割り当ててもよし。

ループのオンオフにしてもよし。

タップテンポを割り当ててもよし。

 

自由に自分好みにカスタマイズできてしまいます。

 

そして、またユーザーの声に答えて、機能のアップデートがされて行きますので、

今後もより使いやすいスイッチャーに進化していくと思います。

 

 

まだまだ紹介できていない機能もありますが、

 

これからボードを組む予定のある方や、

いつも直列にしかエフェクターは使っていないなんて言う方も興味を少しでも

持っていただければと思います。

 

自由な発想を足元に実現できるこのスイッチャーをぜひご検討ください。

当店で購入していただいた際は、当店スタッフがセットアップをさせていただきますので、よろしくお願いします。

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