M-PLUGの代表・ロー紀子です。
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2016年06月17日

セコイと恥の文化ーー何が批判を高めたのか?を考えてみた

テーマ:◾️異文化マーケ
”too sekoi”ーーニューヨークタイムズにまで掲載されてしまった”セコイ”。とうとう国境を越えてしまいましたね…。

セコイというのは、確かに今回のキーワードの1つですが、もう1歩引いて考えてみると、ここは海外の人にはわかりにくい日本人ならではの文化が、批判が高まった背景にあるように思います。恥の文化です。

今さら「菊と刀」の時代(1946年)の文化比較?なのですが、時代が変わって、欧米流のものが社会に一般化しているかのように見えても、根本に流れるものはそうそう変わらないのではないものです。舛添氏の最大の失敗は、”恥の文化”を無視してしまったことではないかと思います。

「菊と刀」に書かれてあることの全てに賛同しているわけではないですが、欧米の”罪の文化”に対する日本の”恥の文化”という部分は、今も存在する文化の違いではないかと思います。ご存知の通り、日本では、何かが事が起きると必ず謝罪が必要になります。謝罪会見のような大事ではなくとも、「申し訳ありません」という言葉が使われるのは日常茶飯事です。

一方、”罪の文化”圏ではそうそうお詫びの言葉を聞くことはありません。

先日、通っているアメリカのヨガのスタジオで、先生も参加者も皆、30分以上ロックアウトされるという出来事がありました。鍵の担当者のミスだったようですが、呼び出されたスタジオ責任者が慌てて鍵を持ってくるということになりました。

到着したスタジオ責任者の第一声は、なんと「タラ~!」。続けて出てきた言葉は”It's not my fault!”(私のせいじゃないわよ)でした。日本であれば、ミスをしたのが自分でない場合であっても、何よりも先に「お待たせして、大変申し訳ありません!」と言うはずです。でも、これはあくまで私が”恥の文化”で育ったからこそ感じる違和感であり、ここではそれこそが”普通の対応”なのだと思います。

後で何度か”Thank you for waiting.”(待ってくれてありがとう)と言われましたが、「すみません」という言葉はただの1度も聞かれませんでした。”罪の文化”の軸で考えると、彼女がお詫びをするようなことは何もしていないのです。

これは、どちらが正しいとか正しくないとかではなく、単純に文化が異なるから起こった違和感であり、それぞれの文化圏で判断軸が違うというだけです。それ以上でもそれ以下でもないと思います。

今回、炎上に油を注いだ言葉に「違法ではないが、適切ではない」というものがありました。これは”罪の文化”的な考え方ではないかと思います。弁護士さんが考えたものだと思いますが、様々な発言から欧米文化に傾倒されていたと考えられる舛添氏も、この”ロジカルな弁明”で乗り切れるのではないかと思ったのではないでしょうか。

コメンテーターの方の中にも、「法に触れているわけでもないのに」「他の人の件は炎上していないのに、彼だけなぜ?」のようなコメントをされている方もいらっしゃいますが、私は”恥の文化”で最も嫌われることを連発させてしまったことが原因ではないかと思います。

法に触れてなければ良いというのは、”罪の文化”での判断軸です。

”恥の文化”での判断軸の1つとして、行動を諌める言葉に「厚顔無恥」という言葉があります。法に触れない小さな”セコイ”NGを重ねながら、正論をかざすというのは、この言葉で諌めているものに触れてしまうのではないでしょうか。弁明を重ねれば重ねるほど、炎上してしまったのは、”罪の文化”での弁明の手法は、”恥の文化”の中では通用しなかったということが1番の理由ではないかと思います。

彼のさまざまな発言から、欧米式なやり方こそが一番で、東京をそこまで引き上げたいという考え方を持った方かなという印象を受けましたが、「合法かどうかが最も重要」という考え方を一方的に押し付ける形になったのは、かなりまずかったのではないでしょうか。合法的であったとしても、常識的にはありえない言い訳は、「厚顔」の印象を強めてしまいます。”罪の文化”では許されることがどうして炎上する?と言っても、そもそも軸が違うので、仕方ないのではないかと思います。

欧米風の生活様式になり、ビジネスや交渉論、自己啓発までも欧米式を輸入している状態にあっても、日本文化に根底に流れる判断軸が”恥”であることには変わりないのだと思います。ロジカル的な正しさを使うにしても、説得しなければならない人の持つ文化的な背景は考慮する必要があったのではないかなと思います。

”恥”ということで言えば、氏の書いた子育てエッセイでは、「旅の恥はかき捨て」を容認するようなものがありました。言葉の意味は、誰も自分のことを知っている人がいるわけではないから、普段は恥ずかしくてできないようなことをやってしまうということですが、「だから、みんなでやってよし!」と言うわけではありません。そのような行動を諌める言葉だと思います。もしかしたら、”罪の文化”を意識するあまり、”恥の文化”の部分に疎くなっていたのかもしれません。

ニューヨークタイムズの記事は、おそらく日本に滞在している日本語がかなりわかる外国人記者の方が書かれたのではないかと思います。確かに”セコイ”は今回の象徴です。それを記事にしているのはとても興味深いのですが、辞任にまで至った原因は、単純に”セコイ”だけではなく、”恥の文化”を無視してしまったことにあるように思います。

”セコイ”ということで言えば、彼が東京の知事であったことも、彼にとっては不運だったように思います。いろいろな地方から人が集まった首都・東京に、生粋の江戸っ子がほとんどいなくなったとはいえ、上京した多くの人は、東京のやり方に合わせていきます。江戸っ子気質のようなものはこの土地に残っているような気がします(江戸っ子はネガティブな意味合いもありますが、ここではポジティブな意味合いで使っています)。

Wikiから引っ張ってきた「江戸っ子気質」には、「現代に見られる類型的な江戸っ子像として『金離れが良く、細かい事にはこだわらず、意地っ張りで喧嘩早く、駄洒落ばかり言うが議論は苦手で、人情家で涙にもろく正義感に溢れる』」とあります。

最もやってはいけない場所で”セコイ”を重ね、最もやってはいけない弁明の方法を取ってしまったーーというのが、批判がここまで高まった理由ではないかと思います。

もう1つ、日本文化ということを考えると、今回、批判の声が小さいうちに、正論を突きつけるのではない方法で、対応しておく必要があったのではないかと思います。海外と比較すれば、日本文化は怒りを露わにしない文化であると言えます。とはいえ、露わにしないというだけで、怒りの感情が生じないわけではありません。ロジカルな弁明が受け入れたわけではなかったのです。

対応が遅れたことで、DVや障がいのあるお子さんの養育費の話まで出てしまったことも、かなりのマイナス要素でした。報道されていることが事実かどうかは、わかりませんが、権力者が弱い立ち場にある人に強く出るというのがかなり嫌われるというのも、日本的である気がします。こうなってくると、判断軸が完全に”恥の文化”に絞られ、合法的かどうか?は何のサポートにもならなくなった気がします。現に、この頃から、トップに立つ人間としてどうなのか?という議論が起こっていたかと思います。

都民ではない私は、単なる傍観者なのですが、今回の件、合法的であっても、日本文化的にNGの連続だったように思います。”セコイ(お金に対するセコさ)”だけが理由ではなかったということは、海外の人にはなかなか伝わりにくいだろうな…っと思うと、”セコイ”が一人歩きしないか心配です。


↓画像を何か入れとかないと、プロフィール写真がどかーんとSNSに出てしまうのをすっかり忘れてました。
っというわけで、意味はありませんが、それらしいものを。あーびっくりした。

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2016年06月12日

女子力で算数を解く方法

テーマ:├クリエイター的子育て
電卓をカタカタ言わせながら、統計の数字とにらめっこしていると、隣にいた娘が「ママ、終わったら電卓貸して」っと。パソコンの画面を見ながら「はいはい」と空返事。

うーんと考えこんでいると、再び娘が「ママ、ちょっとだけいい?」と。「はいはい」っと、片手で電卓を渡しながら、「ん?」何かがひっかかる・・・。

「あ!!!ダメよ。あんた算数の問題、解いてる途中じゃん!!」
娘、女子力全開で「えっダメぇ~?」😋

・・・母に女を使っておねだりしてもダメですよ。女子力の高さは負けているかもしれませんが、母も女なのですから。もちろん、算数に電卓もダメです。

#何かと女子力を使おうとする娘 #これでパパはいろいろ買わされてるんだろうな~ #おおこわっ #いや見習いたい



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2016年04月21日

◉〜ママからママに伝えたい〜 子どもとママを守る災害時のメンタルケア◉

テーマ:├アクティブ防災®
★被災されたママにどうか伝わりますように。
~ママからママに伝えたい~
◉子どもとママを守る災害時のメンタルケア◉
_____________________________
(特徴)
①元被災ママが支援者となり、被災ママに伝えてきた子どもを守るメンタルケアです。
②子どもを守る、ママ自身のケアもご紹介しています。
____________________________

◾️印刷はコチラから
____________________________

このシートは、東日本大震災の被災されたママたちから教えてもらった震災時のこと、子どもたちを守るために、どんなことが必要だったかをまとめた「子連れ防災手帖」の一部です。
子ども達の心のケアについて、東日本大震災で被災されたママは、支援に来ていた元被災ママ(それ以前の震災で被災された方)に教えてもらったそうです。

その後、ママたちで作った防災術「アクティブ防災」で紹介しながら、また、受講したママのフィードバックを受けながら、育ててきました。

平時でも、特に、新米ママさんの中には、子どもが風邪をひいただけでも、自分の責任とひどく落ち込む方もいます。
震災時、子どもに怖い思いをさせていると、自分を責めるママがたくさんいました。
小さな命を守るには、ママのケアも大切です。
被災地のママに届きますようご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

◾️印刷はコチラから
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