2017-02-13 00:11:14

"ACL前哨戦"は両者譲らずドロー(その2)

テーマ:観戦レポート(サッカー)
■決定機を逃した直後に痛恨の失点
試合は浦和がボールを支配します。2分にはピッチ中央でボールを受けた興梠選手が粘って前を向き、左サイドの菊池選手へパス。これを受けた菊池選手が中へ折り返しますが、フィニッシュには至りませんでした。一方のFCソウルは16分、左からの鋭いクロスにパク・チュヨン選手が反応しましたが、トラップが大きくなりシュートに持っていくことはできませんでした。

お互いなかなかシュートまで持ち込めずにいましたが、35分過ぎから試合が活性化します。37分、細かなパス交換から菊池選手が中へ折り返すと、李選手がスルーして、最後は武藤選手がシュート。フリーでのシュートでしたが、枠を捉えることができず、先制のチャンスを逃しました。ゴールが生まれたのはこの直後でした。カウンターから右サイドでボールを受けたイ・サンホ選手が豪快なミドルを叩きこみ、FCソウルが先制しました。

決定機を逃した直後の失点。見事なゴールではありましたが、自陣でボールを奪われてからシュートに持ち込まれたもので、浦和レッズにとっては痛恨の1点となりました。前半は0-1で終了し、ハーフタイムを迎えました。浦和は押し気味に試合を進め、相手に決定機を作らせずにいましたが、一瞬の隙を突かれてしまいました。

■膠着状態が続くも、終了間際に新鋭の一撃!!

後半は両チーム大幅にメンバーを入れ替えました。浦和は11人全員が入れ替わり、伊藤選手を除く全選手が出場することとなりました。一方のFCソウルは、イ・ギュロ選手を除く10選手が入れ替わりました。

後半に入ってからも浦和がボールを支配します。しかし、前半と同様なかなかシュートまで持ち込むことができませんでした。浦和はズラタン選手のポストプレーやオナイウ選手、平川選手の突破がありましたが、FCソウルDF陣を崩すには至らず。守備面でも、相手に崩されることはありませんでしたが、自陣でのパスミスも目立ち、ヒヤリとする場面が幾つかありました。

時間の経過とともに、ボールを奪ってから攻撃に転じることができなくなった浦和。時計だけが進み、プレシーズン初黒星が近づきつつありました。しかし、後半37分に同点ゴールが生まれます。駒井選手の左サイドからのクロスのこぼれ球を、長澤選手がボレーで決め1-1の同点に追いつきました。試合はこのまま終了、"ACL前哨戦"は両チーム譲らず引き分けに終わりました。

■手の内を隠して90分を戦った両チーム
この時期のプレシーズンマッチは、開幕を近くに控えていることもあり、主力選手が長い時間プレーする傾向にあります。しかし、この試合の両チームは、前後半でメンバーをガラリと入れ替えました。前半はお互い多くの選手が絡んだプレーを見せる場面もありましたが、後半に入ってからはパスミスも目立ちました。また、前線の選手にロングボールを送る場面も増え、単調な攻撃も多くなりました。

もう少しオープンな試合を期待していましたが、やはり今月末にACLという大舞台で再戦することを意識してか、両チームとも慎重な試合運びでした。FCソウルは、公式戦であれば、球際でより激しくチャレンジしてくるでしょうし、ボールを奪ってからは手数をかけずにシュートまで持ち込んでくるでしょう。一方の浦和も、真剣勝負の場であれば、多くの選手が流動的にパスを受け、攻撃を仕掛けてくるはずです。ACLでの試合は、全く違うものになるでしょう。

両チームとも手の内を隠しての試合でしたが、お互いの長所・短所が垣間見えました。攻守に安定感があるFCソウルは、敵陣深くにボールがあってもチャンスがあれば積極的にプレスを掛けます。先制ゴールの場面も浦和陣内でボールを奪ってのものでした。しかし、一方で、前掛かりになる分、センターサークル付近に大きなスペースができていました。浦和としては、このスペースを上手く使いたいところです。

興梠選手、武藤選手、李選手のいずれかが引いてきてボールを受ければ、そこを基点とすることができます。相手CBはセンターサークルより前に出ることはなかなかできないでしょうから、比較的フリーでボールを収めることができるはずです。そこから得意のサイド攻撃に持っていけるでしょう。浦和の両サイドはスピードとテクニックがあるため、彼らが一気に駆け上がってパスの受け手になれば、相手DFを混乱させることができると思います。この試合でも、2分に興梠選手が引いてきてセンターサークル付近でボールを受けてそこからサイドへ出すシーンがありました。あのようなシーンを多く作りたいですね。

一方、浦和としては自陣での大きなミスを減らさなければなりません。ペトロヴィッチ監督は失点シーンについて、「あのような失点はあってはいけません」とコメントしていましたが、前半の失点シーンの他、後半にも失点に繋がりかねないパスミスがありました。韓国のクラブは、敵陣でボールを奪ってからしっかりとゴールに結びつける力を持っています。ボールを支配する分、失った際のケアは常に考えておく必要があります。

■鹿島アントラーズにリベンジして開幕戦を迎えたい浦和
浦和は18日にシーズン開幕を告げるFUJI XEROX SUPER CUPを戦い、横浜FMとの開幕戦を迎えます。スーパーカップの相手は鹿島。目の前で優勝を持って行かれた浦和にとっては絶対に叩いておきたい相手です。

鹿島は昨季2冠を達成し、FIFAクラブワールドカップでも準優勝に輝きました。一方、元旦まで試合を行っていた分、オフの期間がクラブよりも短く、コンディション面でどこまで仕上がっているかは不安が残るところです。しかし、今季の鹿島は、例年以上に選手補強を行い、豪華なメンバーを揃えることができました。MF柴崎岳選手はスペインへ移籍しましたが、MFレオ・シルバ選手、FWペドロ・ジュニオール選手などJリーグで実績十分の選手が加わりました。また、韓国代表GKクォン・スンテ選手、元ブラジル代表MFレアンドロ選手も加入しています。今季も強い鹿島を見せてくれるはずです。

浦和は今季も優勝争いの一角になることは間違いないでしょう。ペトロヴィッチ監督のサッカーが浸透して長いですし、メンバーの質も高い。唯一の懸念材料は、多方面で指摘されている通り、「ここ一番での勝負弱さ」だと思います。これを克服することは決して容易なことではありませんが、選手や監督がタイトルの懸った試合を多く戦うことが大切でしょう。その意味でも、スーパーカップは非常に大切な試合となります。「勝ち方」を熟知している鹿島相手にどのような試合ができるのか、注目です。

プレシーズンを無敗で終えた浦和。鹿島を下してJリーグ開幕を迎えたい!!


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