★Going My Way★

☆アメンバー申請について☆


コメ等で絡みのない方

プロフが白紙の方

18歳未満の方からの申請は

お断りさせていただいてます!!


アメ限記事には個人的なことなども書いてあるので

絡みもなくいきなりの申請はご遠慮ください


*ペタのみでは絡んだとは見なしませんのであしからず・・・


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【薄桜鬼妄想劇】永倉新八 願い

自他共に認める女好き



暇と金さえありゃあ、吉原へ出向き遊女たちと戯れた



そんな俺が今じゃどうだ



たった一人の女に操を立て女遊びをパタリとやめた



周りからはそりゃあ心配された



「あの新八が!」「頭でも打ったか!」なんて好き勝手言いやがってよお



だってしょうがねえじゃねえか



他の女が目に入んねえくれえ、その子の事でいっぱいなんだ



「新八さんっ!」



俺を見つけると満面の笑みでこっちに駆け寄ってくる彼女



初めは妹みてえにしか思ってなかったのによ



いつの間にか一人の女として見ていた自分がいた



「おう、どうした?」



「さっきお団子をいただいたんです。一緒に食べませんか?」



手に持った団子を俺に差し出す



そんな彼女を縁側へ促し二人で腰を下ろした



団子を頬張りながら俺たちは他愛のない話をする



「あのね、新八さん。聞いてくださいよ」



嬉しそうに俺に話しかける彼女



人懐っこい笑顔を見てると俺の鼓動は速さを増した



この笑顔を守ってやりたい



本気でそう思う



心の底から



「それでですね・・・」



身振り手振りを交えながら息をつく暇もないくらい一気に口を動かす彼女



おいおい、俺をなめちゃあいけねえよ



お前がこんな感じな時は決まってアイツ絡みなんだ



「・・・左之と何かあったか?」



「えっ!?な、ないですよっ・・・別に・・・」



そう言って俺から微妙に視線をずらす



・・・ったく、下手な嘘つきやがって



でもそんなとこも放っておけねえんだよ



「何があった?」



そう言って目を見据えると、観念したのかぽつりぽつりと話し出した



「・・・左之さんには、私なんて・・・」



力なく話す姿



俺なら、絶対にお前にこんな顔させねえのに



「・・・・・っ!」



抱き締めたいと思う気持ちが溢れてくる



ダキシメタイ



だけどこいつの相手は・・・



オレジャナイ



グッと拳を握りしめ彼女から目を逸らす



と、そこに映った見覚えのある顔



「・・・ほら、探してんぜ?」



彼女の背中をポンと叩き向こうを指さす



「あっ・・・」



「行ってこいよ。好きなんだろ?アイツが。」



本当は行かせたくなんかねえよ



だけど俺はお前にとっちゃあ兄貴みてえな存在なんだろ?



「・・・はいっ!」



俺のその問いにそう大きく頷いて駆けてった



アイツのところへ



俺はお前が好きだから



お前の笑顔が見れりゃいい



好いた女が幸せそうな顔をしてりゃそれでいい



それが今の俺の願い



例えその相手が



俺自身じゃなくたって































END

☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*


随分前に続きもので書こうとしてたやつです。

下書きに眠っていたので起こしてあげました。

アメブロ今年初ですww




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