私はアトピーのマニュアルの参加者の方に、
「アトピーが治ったら何がしたいですか?」
と聞いています。
「オシャレがしたい」
「手足の出る服が着たい」
という答えが多いです。
どうしてもリバウンドの真っ最中の方は、
今の肌の状態を人に見られることは
嫌だと思ってしまいますよね。
私も当然、リバウンドがひどかったときには、
人に肌を見せるのが嫌でしたから。
外出するときには帽子を目深にかぶり、
メガネをかけて、マスクをして、
自分の肌がなるべく出ないようにしていました。
しかし、肌を見せるのを嫌がって、
隠すようにしていたときは、
アトピーの改善が遅かったんですね。
当院に来られる患者さんを見ていても、
肌を見せることを恥ずかしがっている人ほど、
アトピーの治りが遅いようです。
なぜかは分からないのですが、
色々考えた末にこういう結論に達しました。
アトピーの方はステロイドを塗ったり、
ステロイド以外の方法で何とかして、
痒みを抑えたり、少しでも肌がキレイに
見えるようにと考えが働きます。
でも、本当はステロイドを塗っているときではなく、
ステロイドをやめてリバウンドでボロボロのときが、
その人、本来の肌です。
目を反らしたくなるかもしれませんが、
肌がガサガサで、汁が流れ出て、
猛烈な痒さに耐えているときが本当の自分です。
それを今まで隠そう、隠そうとして、
ステロイドを塗ったり、化粧水を塗ったり、
漢方を飲んだり、サプリメントを摂ったり、
されてきたわけです。
しかし、自分の本来の肌を
人に見せたくないと思うということは、
「自分は人に見られるべき人間ではない」
という無意識のメッセージを、
自分自身に発することになります。
例えば、誰かあなたのお友達に、
ステロイドをやめてリバウンドが
ひどい状態の方がいるとします。
その方にあなたならなんと声をかけてあげますか?
もし、仮にその方に、
「あなたはそんなボロボロの肌なんだから、
おとなしく家にいなさい!
そんな肌を見せたら周りが不快に思うでしょう!
きっとあなたも傷つくからやめた方がいい!」
などと言ったら、その人は心に深い傷を負うでしょう。
もう二度とあなたと口を聞いてくれなくなります。
「」の部分を見てあなた自身も、
嫌な気分になりましたよね。
きっと、あなたはそんな言葉を、
他人には絶対に口にしないはずです。
それくらいキツイ言葉です。
でも、例えばあなたが、
今リバウンドの真っ最中で、
肌がボロボロだとしても、
自分の肌を人に見せるのが嫌で肌を隠そうとしたり、
外に出ないようにしているとしたら、
それは無意識のうちに自分自身に、
「あなたの肌はボロボロなのだから、
人に見られないように隠していなさい」
と言っていることと同じことなんです。
他人には絶対に言えないはずの暴言を、
何度も自分自身に吐いているのです。
毎日、毎日、自分の肌を見ながら、
「なんでこんな肌にならないといけないんだ」
と思っている人は想像してみてください。
それを自分の友達に言っている自分の姿を。
「うわっ、、、肌ボロボロじゃん。最悪。
何でそんな肌になっちゃったの?」
友達にそんなこと言わないでしょう?
それを言ったら相手は激怒して、
あなたのことを大嫌いになるでしょう?
でも、その言葉をあなたは無意識のうちに、
自分自身に発しているんです。
自分の肌が嫌だと思って、隠して、
外に出ないようにすることで。
私自身そのことに気が付いてから、
自分の肌の状態を気にせずに、
外を出歩くようにしました。
そして、いつも自分自身を励ます、
メッセージを投げかけていました。
「大丈夫!肌がボロボロだって、
あなたが素晴らしい人間だということには、
何の変わりもないでしょう?
誰かがあなたの肌を見て笑っても、
そんなこと関係ないじゃない。
そんなレベルの低い人間を、
相手にする必要なんてないよ。
そんな人間に嫌われたって、
あなたの人生に何も問題はないでしょう?
それよりも、あなたの肌を見て、
『大丈夫?元気出して!
何かあったら何でも話して!』
と言ってくれる心優しい友人のために、
何かできることはないか?と
考えることに頭を使うべきだよ」
、、、自分自身にどんな言葉をかけてあげれば、
元気が出てくるだろうか?と考えて、
いつも自分に言い聞かせました。
ちょっと変な奴ですけどね(笑)
でも、不思議と自分の肌が、
どんどんキレイになっていくんです。
もし、あなたがステロイドをやめても、
なかなか肌がキレイにならないとしたら、
一度、この考え方を試してみてください。
早く良くなるといいですね。