1 | 2 | 3 | 4 | 5 |最初 次ページ >>
2010-01-27 23:40:57

どっちが優しい?

テーマ:ブログ

「そういえば娘さん、受験でしたよね?」


久しぶりにお会いした女性患者さんとの会話です。


県内で一番頭のいい高校に通っている
娘さんが今年受験生なのです。


娘さんの施術を何度も担当をしたことがあり、
純粋に興味があって聞いてみました。



「うん。今どん底に落ちてますよ」


どうやらセンター試験を失敗しちゃったらしいのです。


「それは大変でしたね」


話の流れからして答えは、
「そうなんですよ」を予想していました。


、、、でも違いました。



「全然。失敗して良かったと思ってますよ」


「えっ!?」


「うちの子、今まで大きな挫折なく、
ここまで来ちゃったんですよ。


だから良かったと思ってる。
人間として生きる力が弱いんですよね。


今の高校も挫折を味あわせるために
行かせてますよ」



さらに続けて、


「もう1人の娘の方がやんちゃだったし、
高校にも何回も挨拶に行ったけど、
あの子の方が生きる力がありますよね。


この間、事故をしてしまったときも、
自分で保険会社に電話して、
レッカーも呼んでもらって、

代車も借りて、全部終わったあとに、


『お母さん、事故起こしちゃったけど、
全部自分でやったから、代車で帰るけど、
心配しないでね』って連絡が来ましたよ」



今、子どもに過保護な親御さんが多いです。


「失敗したらかわいそう」という優しさから、
子どもを困難な問題から守ろうとします。


でも、この患者さんはお子さんに、
「できるだけ沢山失敗させてやりたい」
と思っていらっしゃるのです。


どっちも優しさです。


でも、私は、、、
「できるだけ沢山失敗させてやる」
優しさを持ちたいです。

2010-01-22 17:55:50

アトピーになって良かったと思う

テーマ:ブログ

年始にアトピーの患者さんである、

Kさんから頂いたメールです。


あなたのご家族にアトピーの方がいらっしゃったら、

とても気付きがある内容であると思います。



『私もこの元旦で脱ステロイドしてから半年が経ちました。


肌の状態は亀の歩みの様にゆっくりですが良くなっていってます。

1ヵ月単位で変化が少し気づくくらいです。


確かにお正月は不摂生ぎみになりましたが、
なんとか元の生活に戻りました。



先生のブログを拝見していて思い出した事があります。


「アトピーになってよかったと思う」という先生のお言葉。
これを眺めていて思い出しました。



大昔のことです。


嫁さんとまだ付き合いだして間もないころ、
私はアトピーの具合が悪く少し卑屈になって
「こんな男でええのか?」と聞いたことがあります。


そしたら嫁はなんと、
「何の痛みも知らない人では人に優しくできない。
そんな人とは付き合えない。」と、キッパリ言いました。


ほんとにすっかり忘れてました!
たぶん嫁さん本人も忘れてるだろうけど・・。



まあ全くアトピーも何もない自分の人生を想像したとき、
今の自分より善い人間だったのかは自信がないです。 


もちろん今の自分が善人だとはとても言えませんけど!


今は楽しい家族にも恵まれ、仕事もあり、
先生にも出会いアトピーも克服しようとしてる。


そんな身の回り全部ひっくるめて幸せなのは
ひょっとしたらアトピーだった自分が
いたからかもしれないですね。 



「アトピーになってよかったと思う」
・・少し近づけた様な気分です。


今年も引きつづきアトピー克服に向け努力します。
目標は真夏の自転車レースで気持ちのいい汗をかくことです!


またいろいろ質問するかもしれませんが、
アドバイスよろしくお願いいたします』


ご家族の中にアトピーでお悩みの方がいらっしゃったら、

Kさんの奥さんのような気持ちで接してみてください。


ちなみに病気に感謝できる人は、

治りやすいと言われます。


Kさんがアトピーを克服されるのは、

時間の問題だと思います。


2010-01-17 10:55:24

トラウマものの暴言を吐くアトピー患者

テーマ:ブログ

私はアトピーのマニュアルの参加者の方に、
「アトピーが治ったら何がしたいですか?」
と聞いています。


「オシャレがしたい」
「手足の出る服が着たい」


という答えが多いです。


どうしてもリバウンドの真っ最中の方は、
今の肌の状態を人に見られることは
嫌だと思ってしまいますよね。


私も当然、リバウンドがひどかったときには、
人に肌を見せるのが嫌でしたから。


外出するときには帽子を目深にかぶり、
メガネをかけて、マスクをして、
自分の肌がなるべく出ないようにしていました。


しかし、肌を見せるのを嫌がって、
隠すようにしていたときは、
アトピーの改善が遅かったんですね。



当院に来られる患者さんを見ていても、
肌を見せることを恥ずかしがっている人ほど、
アトピーの治りが遅いようです。


なぜかは分からないのですが、
色々考えた末にこういう結論に達しました。


アトピーの方はステロイドを塗ったり、
ステロイド以外の方法で何とかして、
痒みを抑えたり、少しでも肌がキレイに
見えるようにと考えが働きます。



でも、本当はステロイドを塗っているときではなく、
ステロイドをやめてリバウンドでボロボロのときが、
その人、本来の肌です。


目を反らしたくなるかもしれませんが、
肌がガサガサで、汁が流れ出て、
猛烈な痒さに耐えているときが本当の自分です。


それを今まで隠そう、隠そうとして、
ステロイドを塗ったり、化粧水を塗ったり、
漢方を飲んだり、サプリメントを摂ったり、
されてきたわけです。



しかし、自分の本来の肌を
人に見せたくないと思うということは、


「自分は人に見られるべき人間ではない」


という無意識のメッセージを、
自分自身に発することになります。



例えば、誰かあなたのお友達に、
ステロイドをやめてリバウンドが
ひどい状態の方がいるとします。


その方にあなたならなんと声をかけてあげますか?


もし、仮にその方に、


「あなたはそんなボロボロの肌なんだから、
おとなしく家にいなさい!


そんな肌を見せたら周りが不快に思うでしょう!
きっとあなたも傷つくからやめた方がいい!」


などと言ったら、その人は心に深い傷を負うでしょう。



もう二度とあなたと口を聞いてくれなくなります。


「」の部分を見てあなた自身も、
嫌な気分になりましたよね。


きっと、あなたはそんな言葉を、
他人には絶対に口にしないはずです。


それくらいキツイ言葉です。


でも、例えばあなたが、
今リバウンドの真っ最中で、
肌がボロボロだとしても、


自分の肌を人に見せるのが嫌で肌を隠そうとしたり、
外に出ないようにしているとしたら、

それは無意識のうちに自分自身に、


「あなたの肌はボロボロなのだから、
人に見られないように隠していなさい」


と言っていることと同じことなんです。



他人には絶対に言えないはずの暴言を、
何度も自分自身に吐いているのです。


毎日、毎日、自分の肌を見ながら、
「なんでこんな肌にならないといけないんだ」
と思っている人は想像してみてください。


それを自分の友達に言っている自分の姿を。



「うわっ、、、肌ボロボロじゃん。最悪。
何でそんな肌になっちゃったの?」


友達にそんなこと言わないでしょう?


それを言ったら相手は激怒して、
あなたのことを大嫌いになるでしょう?


でも、その言葉をあなたは無意識のうちに、
自分自身に発しているんです。


自分の肌が嫌だと思って、隠して、
外に出ないようにすることで。


私自身そのことに気が付いてから、
自分の肌の状態を気にせずに、
外を出歩くようにしました。


そして、いつも自分自身を励ます、
メッセージを投げかけていました。


「大丈夫!肌がボロボロだって、
あなたが素晴らしい人間だということには、
何の変わりもないでしょう?


誰かがあなたの肌を見て笑っても、
そんなこと関係ないじゃない。


そんなレベルの低い人間を、
相手にする必要なんてないよ。


そんな人間に嫌われたって、
あなたの人生に何も問題はないでしょう?


それよりも、あなたの肌を見て、


『大丈夫?元気出して!
何かあったら何でも話して!』


と言ってくれる心優しい友人のために、
何かできることはないか?と
考えることに頭を使うべきだよ」



、、、自分自身にどんな言葉をかけてあげれば、
元気が出てくるだろうか?と考えて、
いつも自分に言い聞かせました。


ちょっと変な奴ですけどね(笑)


でも、不思議と自分の肌が、
どんどんキレイになっていくんです。


もし、あなたがステロイドをやめても、
なかなか肌がキレイにならないとしたら、
一度、この考え方を試してみてください。


早く良くなるといいですね。


1 | 2 | 3 | 4 | 5 |最初 次ページ >>
    ⇒フォローする
    powered by Ameba (アメーバ)|ブログを中心とした登録無料サイト