2005-06-13 01:02:04

金融機関の債権減額について

テーマ:日々のことから

6月13日


毎日資金調達コンサルティングの仕事をしている中で、

不動産について感じることや情報を執拗に書いていますが、

今日もこの関連の情報です。


昨日も書きましたように、資金調達コンサルティングと言っても、

案件の半数は、金融機関とのトラブル解決のための資金調達のお手伝いです。


具体的に言えば、借金をして不動産を購入したものの、

返済ができなくなり、金融機関とトラブルになり、

競売などを迫られているような方の再生をお手伝いするわけです。


やることは一つで、トラブルになっている金融機関の抵当権を値切って解除してもらい、

別の金融機関に借り替えることです。


現時点、弊社では、このような再生案件を20件ほどお手伝いをしていまして、

借換の金額も数千万円から数十億円で、正直なところ、弊社としてはありがたい案件です。


今日特にお伝えしたいのが、

この金融機関の債権を放棄するための金額が、

最近は金融機関が強気になっていて、けっこう金額がかさむことが多くなったということです。


数年前であれば、よく借金は怖くない系の本に書いてあるように、

特にサービサーに行った債権は、考えられないほど、減額することが可能でしたが、

やはり最近の不動産の市況の回が影響していて、

サービサーに行った債権でも、それなりの金額を提示しないと、抵当権抹消に応じてくれません。


理由は、金融機関にとって、慌てて債権減額に応じなくても、

競売でも競落価格が上がっているため、

また、以前のように落札する人がいないと言うようなことが少なくなったため、

困ることがなくなったからです。


このように、ここのところ首都圏を中心に不動産の市場価格が安定するにしたがって、

金融機関の抵当権抹消してくれる金額も増加傾向になってきていますので、

このような局面にあられる方は、戦略を間違わないようにしていただきたいと思います。


明日は、このような不動産の再生案件で、上手くいかない場合の理由についてお話をしたいと思います。



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2005-06-12 04:19:25

ある日のスケジュール

テーマ:資金調達コンサル業

6月12日


                                           手帳

ご質問のメールで、

どのような会社の資金調達のコンサルティングが多いのかという質問をよく頂きます。


今日はこの質問に対して、私のスケジュールを書けば、イメージを掴んでいただけると思い、

6月の2日間のスケジュールを書くことにしました。


たとえば6月の某日は次の通りですが、

この日は①以外は前向きな案件の打合せなのでハッピーな一日です。


①10:30~12:00 

 八重洲の某ファイナンス会社で不動産の絡む金融機関とのトラブル解決のための再生案件の打合せ 


②13:00~14:30 

 横浜みなとみらいにある某大手ファイナンス会社に、北海道の遊技場経営の社長と同行し、

 法人の借入金の借換と個人の不動産投資のための資金調達の打合せ


③15:30~17:00 

 御成門にある証券会社で、顧客と投資顧問を交えて、ファンドの組成の打合せ


④17:30~19:00 

 丸の内の喫茶店で、顧問をする不動産会社の社長と不動産の売買にかかわる案件の打合せ



またある6月某日は、次の通りです。


①10:00~12:00  

 銀座の不動産会社の社長と金融機関とのトラブルの解決の打合せ


②13:30~14:30  

 皇居前のパレスホテルで、

 金融機関とトラブルのある関東の某県在住の個人資産家と面談


③16:00~18:00 

 上野の提携する税理士事務所で、

 東京都下に10物件以上の収益不動産を保有する顧客と、

 税理士、大手ファイナンス会社の営業と査定のスタッフ同席のもと、

 銀行とのトラブルのため、某サービサーに行ってしまった債務減額のための資金調達の打合せ


④19:00~20:30 

 原宿の飲食店で、不動産会社の社長、税理士と港区の大型不動産の売買に絡む情報交換

       

この日は、ハッピーな一日と違って④以外はトラブルを解決するための案件ばかりで、

特に②は最悪の状況で、すでに弊社のみでお手伝いできる範疇を超えている案件で、

弁護士や事業再生専門のコンサルタントのサポートがないとできない状況でした。

ただ、本音を言えば、弊社にとっては③は暗い案件でも、収益的にはボリュームが大きいので、

メリットも大きいのですが、

やはりハッピーな一日の②や③のように前向きでしかも大型の案件は、やはりうれしさが違います。


このように、資金調達コンサルティングをしていて言えるのは、

前向きな資金調達の案件と同数程度、

金融機関とのトラブル解決の案件であるということなのです。

一つは事業自体の不振で金融機関とトラブルが起きてしまった案件ですが、

ここからは昨日の続きのようになってしまいますが、

多くの場合不動産投資の失敗や無理な取得が絡んでいると言う事実をお伝えしたいと思います。


このように不動産取得、不動産投資は利点も多いものの、

リスクも高いと言うことをぜひご確認いただきたいと思います。

他人もやるから自分もやるとか、

テレビや本でアパート経営を薦めているからやるとかではなく、

特に借入金をしないと不動産を取得できない場合は、

慎重にも慎重に検討、決断されることを望みます。


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2005-06-11 02:22:25

個人向けアパートローンについて

テーマ:資金調達

6月11日


6月10日の日経の朝刊で興味を引く記事がありました。


それは

(個人向けアパートローン 「返済原資限定」広がる)

と言う記事です。


このローンは、個人のマンションやアパートの投資のための、

返済原資を家賃収入に限定した融資のことで、

マンションやアパートの投資を失敗しても、自宅や他の資産にその影響が及ばない

ノンリコースローンのことです。


今までは、ノンリコースローンは大型物件に限られることが多かったのですが、

今回の記事は、個人のアパートなど小型物件にも使えるようになってきたと言うのです。


実は住友信託や新生銀行、東京スター銀行など数多くの金融機関がサービスを開始しており、

施工業者が金融機関と提携していないといけないという使いにくさもありますが、

ぜひアパート経営や投資を考えている方には、

検討をされることをお薦めいたします。

                                             警鐘

私も前職の時20棟弱の収益物件を持っていましたが、

築年数の古いビルやマンションの家賃の下落、

そして修繕費は予想以上に掛かるので、

投資をする時に、いくら表面的な利回りが高いからと言って、

ずっと利益が出るかと言えば、それほどでもないこと。

また、まして購入資金に占める借入金の比率が高い場合は、

元金の返済を考えると、キャッシュフローでは非常に苦しいと言う事実があったので、

このブログでも、安易な不動産への投資に対して警鐘を鳴らしているつもりなのですが、


アパート経営を薦める本などを読むと、

良いことばかり書いてあって、年々修繕リスクが増えるのに対して、

家賃収入は減っていく傾向にあるということが、

かなり甘目に書いてあることが目に付きます。

それと固定資産税の負担も、家賃収入が減っていくと、

たちまち、その負担感は大きくなります。


何度も何度も同じことを書くようですが、

自己資金のある方は別にして、

自己資金のない方の、現時点での不動産への投資(自宅も含む)は控えることをお薦めします。


執拗に書きますが、

弊社には10年も前の不動産への投資失敗で苦しむ方の、ご相談件数も多く、

正直なところ、弊社の有力な収益源となっています。

私としては、今の不動産投資のトラブルが多くなる3~5年後を見据えて、

新たなビジネスモデルを専門家と一緒に考え、ほぼ出来上がり、

てぐすねを引いて待っていると言う事実をお伝えしておきます。


弊社としても、同じ収益を確保するなら、

前向きな資金のお手伝いをしたいので、

今の不動産価格が潰れそうな、3~5年後に投資されても、遅くはないと思います。

前回のバブル崩壊の時もそうであったように、

不動産の市況が悪化した時は、金融機関も融資を控える傾向になる可能性があるので、

今はできるだけ自己資金を確保したり、

共同購入などの人脈を作ったり、

いろいろな金融の知識を研究する時期だと思います。

優良物件が、馬鹿安価格で売りに出されていても、

自己資金がある程度、最低でも購入価格の20%はないとお話になりませんので、

今は不動産投資と言う観点で考えるなら、

次の投資時期のための準備期間と捉えるのが良いのではないかと私は考えます。


どうしても今すぐ収益マンションやアパートに投資をされたい方は、

今日書いたような、銀行のサービスを検討されたら良いと考えます。


誰でも大家になれるとか、

不動産投資の指南書が市中に溢れる時期は、

投資時期ではないということを切にお伝えしたいと思います。



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2005-06-11 01:14:43

提携コンサルタントT氏からの情報

テーマ:資金調達

6月10日


今日は提携する元都市銀行出身のコンサルタントT氏からの情報をお伝えします。

先日来書いてきました、保証協会のリスケやトラブルの融資への影響や、

各銀行の融資に対する姿勢など、

リアルタイムの情報なので、ご参考になると思います。


T氏は優秀なコンサルタントなので、本当は実名でご紹介をしようと思ったのですが、

けっこう銀行の目は、いろいろな見方をする人もいるので、

(フィーを取って案件を紹介する人を嫌がるセクションや行員もいるので・・・。)

T氏の営業妨害になるといけないので、実名ではなくT氏と紹介させていただくことにしました。


弊社からT氏には、りそな銀行、東京三菱銀行、東京スター銀行などに打診する案件の、

担当をお願いしています。

T氏からメールでもらった都市銀行のビジネスローンに対する情報は次の通りです。


1・東京三菱銀行が6月13日よりCCBの信用情報を取ることがわかりました.
  いままでは情報を取っていなかったのですが、
  その意味で抜け道としては使えなくなります.
 
2・みずほ銀行 
  アドバンスパートナー
  対外的には債務超過出なければ受けるとの触れ込みですが
  会社の売上規模が小さい場合などは
  繰越欠損金があるだけで受付が困難な様子です
  ※私も同感です。
 
3・三井住友銀行
  債務超過でも融資する場合が出てきている様子です
  ※私も同感です。

私は1について知らなかった情報で凄くありがたい情報だったのですが、

先日、保証協会のトラブルを参考にしない某都市銀行として紹介した銀行は、

実は東京三菱銀行でした。


この情報だと、来週からは保証協会の情報を見ると言うことです。

このように銀行の対応は変化するので、最新情報が以下に大切かご理解いただけると思います。

このように、ハードルが高くなる場合もありますが、

逆に三井住友銀行のように低くなったりもするので、

一度、銀行に融資を申し込んだ時の印象が悪かったような場合でも、

再度時間を置いてチャレンジすることは大切です。


手前味噌の宣伝になってしまいますが、

このあたりのことをミスリードなく、顧客に最適な銀行を紹介することは

弊社やT氏のようなコンサルタントの重要なセールスポイントかもしれません。


T氏は、この間も、某都市銀行から地方に本拠を置くパチンコホールに

12億円のシンジケートローンを実行した凄腕のコンサルタントで、

ちなみに彼の主な実績を書きますと、次の通りです。


・パチンコ店  資金調達6億円 その後の新規出店管理、事業計画作成

・パチンコ店  事業計画作成 資金調達3億円 新規出店計画

・パチンコ店  新規出店に伴うシンジケートローンのアレンジ 12億円

・卸売業    毎月の資金計画 手形割引コントロール 銀行交渉

・運送業    毎月の資金繰り表作成 売上目標作成 銀行交渉

・製造業    銀行返済の減額交渉、その後の再生資金繰り指導

・人材派遣業 予算計画策定及び資金計画、賞与、納税コントロール


T氏は、都市銀行を退職後、会計事務所の勤務実績もあり、

この点では、財務諸表を審査した経験と、作成した経験という両面に精通しているので、

非常にクオリティの高いコンサルティイングを実現しています。


コンサルタントがT氏のような人ばかりだと良いのですが、

本当にやばいコンサルタントもいるので、

くれぐれも、コンサルタントの選択は慎重に・・・。


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2005-06-10 01:08:08

エクイティーの怖さとタイミング

テーマ:資金調達

6月9日

                                            注意

一度書こう、書こうと思いながら、忘れていたことで重要なことがあるのですが、

それはエクイティーの怖さとタイミングです。


少し弊社の専門外の話になりますので、

あくまでも資金調達のポータルサイトとしての役割を担う者が、

拙い知識で書いた話と思ってお読み下さい。


業歴の浅い会社や、新規事業で急激な資金が必要となった会社によくあることですが、

多額の資金調達の方法として、融資に頼ることは難しいので、

将来上場を見据えて、VC(ベンチャーキャピタル)や事業会社、あるいはお知り合いから、

エクイティーで資金調達をしたいと思っている、と言うお話をよく聞きます。


私見かもしれませんが、

融資に頼ることは難しいと言う部分は大正解なのですが、

この時期にエクイティーで資金調達をしたいという部分は不正解と私は思っています。


今回も資本金1億円の家電製品の商社が新規事業を検討されており、

社長をはじめ役員の方々よりお話を伺ったところ、

今後5年間に必要となる設備装置設置に必要となる約150億円を、

VCや事業会社からのエクイティーとリースを中心に考えていると言うお話でした。


リースは別にして、エクイティーでどの程度の金額を調達される予定か聞くと、

50億円は調達したいと言うお話。


これはかなり危険で無謀なので、5年間で設置される設備装置から生まれる、

キャッシュフローを配当原資とするファンドで対応した方が良いと提案し、

来週から投資顧問や証券会社を含めたサポート体制でお手伝いをすることになりましたが、


じゃ、なぜこの時期のエクイティーが危険で無謀かと申しますと、


エクイティーは、株式を発行して得られる資金ですから、

現経営陣を支持する株主(中小企業の場合は、ほとんどの場合社長、役員とその家族知人)に、

資金力があればよいのですが、資金力がなければ、

他人に株式を買占められたような状況となりますから、

経営権のリスクが非常に大きくなります。


もちろん、資本政策を上手にやり、エクイティー先を上手く選定し、

投資組合などをかませば、まだ経営権の問題をクリアできる場合も考えられますが、

やはりリスキーなことは確かです。

更に、まだ新規事業の収益が会社のバランスシートに反映されていない、

新規事業を立ち上げて間もない時期にやれば、

1株あたりの価格も低く、

ますます現経営陣側の株式比率が下がることとなります。


分かりやすく申しますと、

1株5万円の株式を5万円でしか引き受けてくれない時期よりは、

事業が発展し収益が上がって財務内容が良くなり、

1株5万円の株式が30万円、極端に言えば100万円で引き受けてもらえるような時期に、

VC等から投資をさせたほうが圧倒的にメリットがあります。


また、エクイティーを受ける会社の社長から良くある相談は、

社長が引き受ける株式の資金調達ができないというもので、

このご相談も非常に多く、またトラブルの元にもなっています。


昨年秋の案件ですが、

社長個人の株式引き受けのための資金を、

不動産担保ローンでお手伝いをしたのですが、

増資後一括返済の約定でしたが増資が遅れ、リスケをするハメになっています。


要するに、エクイティーで資金調達をした場合、

経営権を考えると、自己資金の調達能力がないと非常に危険な状況になります。

事業が失敗した場合よりも、成功した場合の方が、

経営権を取られてしまう危険は高いので、ぜひお気をつけ頂きたいと思います。

ご存知の方にとっては、何を今さら・・・と思われるかもしれませんが、

結構ご存知でない社長の方々も多いので書いてみました。



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2005-06-09 00:38:17

資金調達虎の巻 

テーマ:資金調達

6月8日


6月3日にお伝えしましたように、

ブログでお知り合いになった、

“売れる仕組み” “ビジネスの仕組み” を提案する「仕組みプロデューサー」として活躍されている

アイブライト代表取締役の内田拓男さんとの共同作業で、

資金調達のCD「これであなたの会社の資金調達は変わる!」を録音させていただきました。


内田拓男さんのプロフィールやご活躍については、

ブログ 「内田拓男のビジネスノウハウ大学」 をご覧下さい。


内田さんのブログでも書いていらっしゃるように、

最初は単なる情報交換と思いお目にかかったところ、

内田さんの卓越した「売れる仕組み」構築のノウハウと実績に感嘆し、

内田さんもブログでは書けない、私の経歴や資金調達支援の実績に興味をお持ちいただき、

意気投合し、盛り上がって、「資金調達虎の巻」のような内容のCDを作ろうと言う話になりました。


正直なところ、

このブログもこんなに多くの方にお読みいただけるようになるとは思いませんでしたし、

 間違った資金調達 上限金利の問題 連帯保証の問題 などなど

何かの機会に多くの方にお伝えする機会を探していたこともありましたが、

たまたま、ブログを書き始めたところ、多くの方に読んでいただいていることを励みに、

ほぼ毎日、100回以上になりました。


私のブログは、資金調達のノウハウの説明という側面もあるので、

100回以上も書くと、

いったい、最低何をどうすれば良いのかと言う疑問をお持ちいただく方も多く、

いただいたメールも、この内容のご質問が多く、

一度ノウハウの部分はまとめてみようと思っていたところでした。



このような時に、まとめる機会を提供いただいた内田さんには、本当に感謝しています。


主なCDの内容は次の通りで、約1時間半の録音となっています。CD


・資金調達コンサルタントの仕事って何?

・借りられる会社、借りられない会社・・・その違いは?

・銀行が会社を見るポイントはたった2つ?

・どんな銀行と付き合えばいいのか?

・準備がすべて!潤沢な資金を調達するための今日から始めることとは?

・資金調達の成功例、失敗例から学ぶ

・実際の資金調達コンサルティングの流れは?

・高い金利でも借りた方がいいケースとは?


紙面に書くように、きっちりとした、まとまりはないかもしれませんが、

対談形式ですので紙面では分からないニュアンスもご理解いただけるものと思います。



詳細は、こちらをご覧下さい。

「これであなたの会社の資金調達は変わる!」  





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2005-06-07 01:07:13

不動産案件の難しさと不可解な出来事

テーマ:日々のことから

6月7日


前職の時から何度も体験してきたことですが、

不動産の絡まる案件は、融資であっても、売買であっても、

共通した難しさと、時々不可解な状況に陥ることがあります。


それは、たとえば融資であれば、

不動産担保融資を希望する本人が希望していないにもかかわらず、

弊社に案件が持ち込まれたり、

不動産の所有者が希望していないのに、

売り物件として、情報が入ってくるようなことがあることです。


不動産担保ローンの場合、

以前にも書きましたが、

会社の業績が悪かったり、過去に金融トラブルがあったりして、

銀行では融資を受けることができないような場合でも、

不動産評価があれば、余程特殊な事情がない限り融資を受けることができるので、

案件として弊社に持ち込まれる時には、

まずざっくりした不動産評価を出し、

既存の抵当権と比較して、担保評価に余裕があるのか?ないのか?を、

まず出すことからお手伝いをスタートすることもあるのですが、

昨年末に2件、不思議な出来事がありました。


両方とも、ファイナンス会社に評価を出してもらい、

詳細物件の調査は残るものの、

よほどのことがない限り融資の実行が可能と言う状態になり、

所有者であり、借入を希望する本人と面談をする段階になって、

紹介者と所有者本人の連絡がつかなくなり、

最終的にこのままの状態で終わった案件がありました。


紹介者があてにならなくなったので、所有者本人や所有者の会社に、

手紙で確認したところ、

1件については何の回答もなかったのですが、

あとの1件については、

依頼したこともなければ、その必要もないという回答をもらい、

紹介者を通じて依頼の来た話は全く?だったのか未だに分かっていませんが、

結局のところ、紹介者が騙されていて、もともと所有者と繋がっていなかった案件だったと思います。


また不動産の売買の仲介になると、

多くの不動産に係わる方なら誰でも経験していると思いますが、

所有者の知らないところで、物件が一人歩きして、伝言ゲームのように、

全く売る意志がないのに、売り希望と言う情報が流れてきたり、

特に弊社が良く係わる、大型物件となると、

それこそ、あらゆる種類の怪しい人や団体が関与していたり、

自分がまだ所有権を持っていないに、いかにも持っているような顔をして売却を画策していたり、

まさに詐欺師とも思える、公文書偽造による話とか、

本当に様々なことに遭遇します。


弊社は資金調達の支援が仕事で、不動産仲介業が仕事ではありませんが、

資金調達の支援においても融資額が大きくなればなるほど、

まさに生鮮食料品のように、日夜条件が変わりますので、

不動産の絡む案件は融資の実行まで、安心できることがありません。


一度なんかは、融資実行3日前に、

不動産の所有者のお一人がなくなって、

相続のトラブルが起こり、

結局、融資どころではなくなった案件もありました。


だからと言って、不動産の絡む案件を止めるわけにもいきません。

それは、日本人特有の不動産神話がまだあるのか、

本来なら買うべき状態でない人や会社が不動産を購入し、

このことがきっかけとなって、資金繰りに窮して、

ご相談に見える案件があまりにも多いからです。

なぜか現在のように、マクロ的に冷静に考えれば

不動産に対する需要が、ほんの一部の不動産を除いては、減少していくという事実があるのに、

ご相談に見える顧客のお話を聞くと、

どうも自宅は所有でなければいけないとか、

会社に資産も必要だとか、

失礼ながら、その方の懐具合からして、

無理と思えるような投資をしている場合があまりにも多いのには驚きます。


まだ不動産を購入したことのない方や、

不動産投資の失敗で地獄を見たことのない方は、

不動産を購入する時には、

ある種の征服感を味わったり、あるいは夢を見ることも多いかも知れませんが、

不動産投資の失敗時の苦しみは並大抵のものではありません。


このことは私の体験でだけでなく、

数多くの顧客の体験を見たきた感想です。


不動産投資の失敗が表面化してくると、

最初の部分で書いたように、

自分の不動産が勝手に売却希望になったりするようなことに巻きもまれることも多いので、

不動産投資を決断する時には、慎重にも慎重に、検討されることをお薦めいたします。


他人の不幸を待ているようで不謹慎と思われるかもしれませんが、

私の本音をこそっと言えば、

多分、2~3年後から、個人のマイホーム取得者や、

価値のない不動産投資をした人のデフォルトが激増する可能性大なので、

このことに対応するサービスを今から準備しています。

準備しているところは、弊社だけではないことをお伝えしておきます。

不動産再生事業にビジネスチャンスが期待できる現在、

私はとても投資する気にはならないのですが・・・・・。




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2005-06-06 01:09:47

保証協会のトラブルについて 2

テーマ:資金調達

6月6日


昨日は保証協会とリスケしている場合について書きましたが、

今日は、過去に代位弁済の履歴のある場合についてです。


弊社に来る案件でも、このトラブルが原因で融資が断わられたと思われることが多いので、

当たり前な話だろうと思われる方も多いと思いますが、確認の意味も含めて書いていきたいと思います。


ある社長が経営する食品会社ですが、非常に競争力のある商品開発に成功し、

取引先や協力会社からだけでなく、ベンチャーキャピタル数社から出資を受けています。

商品開発に時間がかかったこともあって、設立後3期は赤字が続きましたが、

相談を受けた直前期には売上も上がり、累損もほぼ解消された状況で、

弊社に、銀行からの融資の支援をして欲しいとご相談がありました。


財務諸表を見たところ、財務内容や業態に比較して、

銀行や信金から全く融資を受けていないので、

その理由を聞くと、

「何度か都市銀行はじめ、地方銀行など何行かに打診したが、全て断わられた。」

という返事でした。


このような場合、断わられ方で、断わられた理由がほぼ分かることも多いので、

断わられた銀行の対応について、一行一行聞いたところ、

ほぼ、申し込んだ翌日か、数日以内に断わられたということですので、

次のような質問をしました。


「過去に何か金融上のトラブルがありませんか?」

「いや、ありません」

「この会社の以前の会社でもなかったですか?社長だけではなく役員の方も含めてですが?」

「そう言えば、5年以上もかなり前ですが、私が○○市で社長をしていた会社の時、

この会社の融資が保証協会に代位弁済されたことがあります。」

この案件自体、2年前の出来事ですので、

最近は少し対応が変わっているかもしれませんが、

少なくともこの時は、今の会社でない過去の会社のトラブルが原因であっても、

融資が受けることができなかったようでした。


直近で融資を断わられた時から数ヶ月経っていましたし、

有力なスーパーとの取引もこの間に始まっていましたので、

弊社でも、何行かに打診をしましたが、

やはり門前払い的に断わられました。


銀行はこのような時に、顧客にも言わないぐらいですから、

弊社にも、もちろん、融資ができない理由は言ってくれませんが、

長年の勘で、銀行の対応や話し振りの中に、

財務内容ではなく、

代表者及び役員の属性の問題が理由で駄目だったと判断できるのですが、

この時も同じで、多分社長が以前経営していた会社の時のトラブルが原因と判断できました。


中にはどこの銀行とは書けませんが、

率直に保証協会とトラブルがあるので融資ができないと答えてくれる行員もいて、

保証協会と代位弁済が過去にあった場合は、融資は難しいと判断していただいて良いと思います。


先程の食品会社の話しに戻しますが、

このように社長が過去に保証協会とトラブルのある場合は、

銀行からの融資が必要であれば、

できるだけ早い時期に、代表権と取締役を退任し、

後継者に早く代表権を譲ることが大切です。


とは言っても、中小企業の場合、社長=会社というような構図になっている場合も多く、

このような場合は、社長は会長と言う肩書きで、実質的な経営を担うようにするのが現実的です。

事実、以前にも書きましたように、某銀行ですが、

このように、実質的な経営者に金融トラブルがある事実を知っていても、

融資をした場合が現実的にありますので、一つの方法であると思います。


この食品会社の社長には何度もこの話をしたのですが、             社長

未だに社長を続けていて、銀行からの融資はどこからも受けていません。

ただ、この社長の場合は、直接金融一本で当面は資金調達をすると言う、

明確な方針を持っていらっしゃるので、この方法も一つの選択肢であると思います。

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2005-06-04 18:01:15

保証協会のトラブルについて

テーマ:資金調達

6月5日


ご相談に見えるお客様の中で、

保証協会とのトラブルを抱えている方がけっこういらっしゃいます。


過去に代位弁済の履歴や、現在、返済が止まっているような場合は、

ほとんどの銀行からプロパー融資を受けることはできません。


ただ、唯一、都市銀行で保証協会のトラブルを参考にしないところがあり、

具体名は出せませんが、この銀行での可能性は残ります。


保証協会とのトラブルで悩ましいのが、

保証協会と話し合いをし、合意した条件でリスケをしている場合です。


保証協会のトラブルを参考にしない某都市銀行と、

東京にある某銀行なら問題はありませんし、

現時点では、大手ファイナンス会社も懸念材料にはしていないので、

決してリスケをしているから融資が100%無理と諦めることはありません。


ところが、これら以外の銀行では、

保証協会付の融資をリスケをしている履歴は、グレーゾーンとなっています。

融資が駄目になる場合もあるし、そうでない場合もあるということで、

問題は、このグレーゾーンの場合、先日書きましたように、セクションや行員によって、

かなり対応に格差があることです。


事情に関係なく、リスケ案件は門前払い的に融資不可と判断する場合もあれば、

事情によっては、審査をし融資する場合もあります。


同じ銀行のセクションでも、また時期や、行員によって、

リスケについてはかなり対応が違う場合が多いので、

顧客にとってはラッキーかアンラッキーか、運任せというのも困ったところですが、

お客様のお手伝いをする中で、現実に起きていることです。


リスケをしていて、銀行に融資を申し込んだところ、あっさり断わられたよう場合、

業績や財務内容が特に悪くなく、売上高も2億円以上あれば、

同じ銀行でも、少し間を置いて、他のセクションに打診しても良いと思います。


ただ、直前期が赤字であったり、財務内容が悪い場合は、

他の銀行に打診した方がベターです。

理由は、このような場合、融資の可能性はかなり低いので、

何度も何度も、同じ銀行のいろいろなセクションに申し込むと、

良い意味でない、有名案件のような印象を与えてしまい、

長い将来を考えるとデメリットが多いからです。


最後に、

リスケをしているからといって、絶対に銀行の融資を受けることができないとは思わないで下さい。

弊社の案件でも、いくつかの案件が、

保証協会とリスケのトラブルがあっても、融資を受けています。


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2005-06-04 15:56:04

地方の不動産について

テーマ:日々のことから

6月4日    

                                             不動産

先日東京の不動産について、

資金調達のサポートをしている中で、

金融機関から日常的に聞くことや、

私が感じることを、忌憚のなくを書きましたが、

今日は東京以外の不動産について、

東京の不動産と同様、金融機関の言っていることを参考に、

私見を書きたいと思います。


以前、不動産は資産と言う考え方が強かったと思いますが、

現在は、収益を上げるための材料と考えた方が、

金融機関の考える不動産の価値と乖離しないと思います。


私は資金調達のサポートを仕事としていますので、

あくまでも、金融の観点から話を進めて行きたいと思います。


基本的には、地方の不動産も、東京の不動産同様、

私は今、有利な投資の対象ではないと思っています。

理由は、利回りが悪くなっているからです。

もちろん自己資金だけで購入する場合とか、利用目的が投資以外にある場合は別ですが、

特に、不動産収入を前提とし、融資を受け投資する相場ではないと私は思っています。

むしろ、日本の財政悪化が国債の価格下落を呼び、

このことにより長期金利が上昇し、

利回りの悪い不動産を無理な融資で購入した方々のデフォルトを起こし、

この結果不動産の価格が下がる局面がある可能性が高いと予測していますので、

他人の不幸を待つようで不謹慎かもしれませんが、

現在は不動産の市場がクラッシュするのを待つ局面と私は思っています。

もちろんこのような局面でも、有り余る自己資金を持っている方なら、

東京以外でも大都市の良い立地の不動産なら、高い収益が期待できる不動産もありますので、

投資の対象としては検討の価値もあると思います。

しかし、このような優良物件は、東京では最低10億円位ですが、地方でも5億円以上を考えないと、

なかなか手に入れることはできないと思います。


まして、不動産の購入価格の90%は融資で購入することなど、私は怖くてできません。

最低でも購入金額の50%程度の自己資金が用意できる前提がないと、

どんな優良な不動産でも私は投資をお薦めする気にはなりません。


少し話は飛びますが、このような局面でもまだ、

ワンルームや木造アパートのような物件に投資を市よとする方がいるみたいで、

このような物件を

「自分で年金を作る」

「誰でも大家になれる」

と言ううたい文句で販売をマンション業者、購入をすすめるコンサルタントには、

いい加減にしろと怒りさえ感じ、素人を騙すようなことは止ろと言いたいと思います。

仕事柄私は多くの金融機関とお付き合いをしていますが、

まともな大手金融機関は、ワンルームに資産価値を認めていません。(一棟なら別です)

また、ワンルームよりはまだマシな、流行の木造アパートも、築5年ぐらい経てば、建物に価値はなく、

逆に取壊し費用を不動産価値(土地)から差し引くのが現実です。


さらにもっと言えば、

競売ビジネスも、一般の方に広がっているようですが、

弊社と提携を結んでいるファイナンス会社は、

競売ビジネスでは日本有数の存在ですが、彼ら曰く、

近頃は素人がいっぱい市場に入ってくるから、

競落価格が高すぎて、とても落とす気にはなれないと言っていますので、

競売ビジネスにこれから参入しょうと思われている方は本当に注意なさってください。

全国均一に不動産が加熱して訳ではありませんので、

90年前後と現在は状況が違うと言う方もいると思いますが、

私は市況としてはそろそろ89年に掛かる頃で、

下手に投資をするとババを掴まされかねない時期に差し掛かったと思っています。

結果として、くだらない不動産を、自己資金を少なく、融資目いっぱいで購入するような、

有利でなく危険いっぱいの投資をするハメにならないことをお祈りします。

慎重にも慎重を期して、決断してください。

弊社の、不動産で金融機関とのトラブルに悩む顧客には決してならないように・・・・。

下手をすると3~10年程度は地獄を見てしまうことになりますので。


横道が長くなってしまいましたが、地方の不動産の話に戻しますと、

東京に拠点を置き全国展開をしている、比較的低金利で融資をする

ファイナンス会社の地方不動産に対する考え方、

言い換えると担保にできる地域は次の通りです。

(もちろん、銀行、とくに地銀や信金は以下の地域以外の不動産も担保として考えます。)


忌憚なく書きますので、ご気分を悪くされる方もあるかもしれませんが、

評価の対象としているところは次の通りです。

★★★★★ 東京23区

★★★★  東京都下、横浜市、」川崎市、埼玉県の一部、千葉県の東京よりの地域

        大阪市、名古屋市

★★★    札幌市、仙台市の一部、横浜市周辺、京都市、神戸市、大阪府の一部、福岡市

★★     埼玉、静岡県の太平洋岸の一部、名古屋市周辺の一部、京阪神の一部、広島市、北九州市

        福岡市周辺

★      郡山市、福島市、水戸市、宇都宮市、高崎市、前橋市、新潟市、金沢市、奈良市と周辺

        岡山市、熊本市、鹿児島市など


★に入っていない場所の不動産は、原則として、大手ファイナンス会社の担保にはなりにくいので、

銀行など地元金融機関とトラブルがあったような場合とか、

地元金融機関で借り入れができなくなったような場合に、

有効な資金調達手段であるファイナンス会社からの融資を受けることができません。

また購入のための融資も受けづらいので、自己資金比率が高くないと購入は困難とお考え下さい。


★以上でない地域に在住の方や、既に不動産をお持ちの方は、

地元金融機関との取引を大切にしていただくことが重要になりますが、

もし、投資として、地域にかかわりがない場合は、

★★★以上の地域、できれば★★★★以上に立地する不動産に投資することが、

金融上は有利ですので、ご検討される場合の要因の一つとしてお考え頂くと良いと思います。



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