2017-05-09 02:54:17

目くじらを立てて文句を言うことではないが・・・・

テーマ:資金調達

5月9日

BCCで送られてきたとは言え、私信ですから目くじらを立てて文句を言うわけではありませんが、

売掛担保融資を行うノンバンクのスタッフから、名刺を交換した人に送られてるメールの中に、

非常に残念に思う記述がありました。

 

「ファクタリングに注意
  前回「ファクタリング」について触れましたが、先日某ファクタリング会社の
  契約書を拝見する機会がありました。
  中身を見ると、通常ではありえない内容が盛りだくさん!
  利用された会社の代表者は、日頃は慎重で冷静なご判断をされる方のようなの
  ですが、急遽発生した資金需要に対応するため、仕組みや条件面等をよく検討
  せず締結されてしまったようです。
  とにかく契約内容は想像を超えていました…。
  顧問先さまにもご注意いただければ幸いです。」

 

確かにこの中で指摘されているようなことが、

ファクタリング会社の問題点としてあるのはその通りです。

ただ、残念に思いムカつくのは、

誰も好き好んでコストなど条件が厳しい2社間ファクタリングを利用している訳ではない視点が欠けていること。

そして、ファクタリングと言う一言で三社間ファクタリングや、

2社間ファクタリングを行う会社も様々なのに、

すべて危険と言うような印象を与える記事に文句をつけたくなりました。

 

とにかくファクタリングの利用は何が何でもNGというような記述は問題です。

ファクタリングって3社間ファクタリングもあるし、

2社間ファクタリングを行うところも様々なのに、

某ファクタリング会社の契約書だけ見て、すべてのファクタリングを一緒くたに語るなんて、

これはもちろん営業ツールとしてのメールだから仕方ないのですが、

中小企業の現状を考えれば、

このノンバンクだって、

顧客のことを少し考えれば、

ファクタリングとの共存を考える必要があると思っている私からすれば、

売掛担保融資は善で正しい!

ファクタリングは悪で間違っている!

と言うのは営業トークであっても嫌な気持ちになりました。

    

このメールのノンバンクスタッフは会社経営をした経験があるのかないのか知りませんが、

会社経営ってそんなきれいごとで済む仕事ではありません。

私どもも審査では厳しい対応をすることはありますが、

中小企業を経営していたら、

条件如何に関わらず資金調達しないといけない時があります。

これって、もちろん経営者の責任と言われればそうですが、

以前と比較して中小企業の資金調達は、

銀行融資だけでは難しくなった途端、難易度がかなり上がっています。

別に中小企業の経営者にのみ責任があるのではなく、

むしろ資金をサービスする金融側の努力不足や力不足が問題なのに、

いかにも、何が何でもファクタリングの利用は危険だから止めろと言われても、

売掛担保融資だけでは対応できていないという視点が欠けているのは、

非常に残念なところです。

 

次の中小企業を取り巻く金融環境の変化によって、

中小企業の資金調達、

特に急に必要となった短期資金の調達が本当に難しくなりました。

 

①銀行の中小企業の融資に対する保証協会偏重主義による機動的なサービスの欠落

②22年度完全施行の改正貸金業法により上限金利が29.2%から15%になったことで、資金の出し手がいなくなった

③手形流通の激減によって売掛金の早期回収方法として利便性が高かった手形割引ができなくなった 

 

この環境への対応力は自己責任と言えるようなレベルを超えていて、

その対応として国も、在庫や売掛金など動産を活用する新たな資金調達の必要性を表明して、

今回のメールのスタッフがいるノンバンクも、

この流れの中で、現在サービスをしているのです。

ではなぜ、クソ高い2社間ファクタリングの利用が増え、

ファクタリング会社が増えたのかと言うと、

売掛担保融資のノンバンクのサービスでは、

多くの中小企業のニーズに対応できていないからなのです。

それは日本の商習慣として、

大手企業にありがちな譲渡禁止条項がある売掛金を担保として見れないことから、

現状の売掛担保融資では、

多くの中小企業の資金繰りの窮状を払しょくさせることができないことが問題なのです。

それは利用できる会社が限られているのです。

そもそも中小企業で、売掛担保融資の次のような条件を、

クリアできる会社がたくさんあると思われますか?

 

毎月まとまった入金が継続的にある会社の売掛金であって、

それも譲渡禁止がない売掛先が10社以上合計1000万円以上ある会社って、

普通にあると思われますか?

優良な売掛先ほど譲渡禁止がついていることが多いから、

優良な会社ほど優良な売掛金が多く、

売掛担保融資専門のノンバンクの融資は、

優良な中小企業が優良な売掛資産を資金調達に利用できないところが最大の欠点になっています。

 

このことから年商で言えばおよそ10億円程度ないと利用が難しかったり、

基本契約書がないことが多い業種限定になっているのです。

さらに問題点は、申込から実行まで1ヶ月は見ておかないと間に合わないから、

先ほども言った、中小企業の急な資金調達には実質上利用できないのです。

 

このようなことから2社間ファクタリングの利用が増えたのであって、

先ほどのメールのように、

ファクタリングの利用するのは単に不注意で気をつけろと言えない現実があるのです。

 

最もメールを読んで残念に思うのは、

私どもでも売掛担保融資を利用できる方には、

ファクタリングの利用を止めて、

調達コストなど条件が良い売掛担保融資のご利用をご案内しています。

でも、そうでないお客様も多分このメールのスタッフも山ほど出会っていると思います。

その時、別に私どもに紹介してもらおうとは思いませんが、

別に私どもに限らず、利用しにくいサービスをしているのだからこそ、

サービス自体の改良ができるまでは、

ファクタリングと言っても、

全く違う契約内容と権利関係の3社間ファクタリングもある訳ですし、

どうしてファクタリング会社と共存しようとしないのか? 

それこそ売掛担保融資って条件が厳しいからコンサル営業が必要だと思うのに、

ただただファクタリングは危険と言う話だけでは顧客のニーズには対応できないのにと思いました。

 

正直、目くじらを立てて書くことでもないと思いましたが、

ファクタリングの健全な発展のためにならないと思い、

ついつい長い記事を書いてしまいました。

 

正直なところ、

私どもでも銀行や物流の子会社ではできない売掛担保融資はいずれ取り組もうと思っています。

でもまずは、現在のファクタリングの正しい運用と改善(手数料の低減など)に取り組んでいく所存です。

 

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