2009-01-21 21:11:46

信用保証協会についてのメッセージ

テーマ:資金調達


思うように資金調達ができない方へ

  

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1月21日

この間テレビの経済記者の方が取材にこられた時、

お話したかった一番のポイントは信用保証協会の運用についてでした。
 

今日はこのブログの読者から顧客になっていただいた、

建設会社の社長からのメールです。

少しここまでの背景を話しておきますと、

この会社は一度民事再生法出して法的整理をした後、見事に民事再生を終結し、

見事に立ち直った会社です。

仕事振りが良いため、今期は現在の受注残でも前期より倍近くの売上と、

売上と比例して利益も倍増する見込みで、年商が10億未満なのに、

手持ちの現預金は1億円を大きく超えている良好な状況の会社です。

 

業績が好調だからセーフティーネット融資が受けれないと言うのならあたり前ですが、

セーフティーネット融資も一般融資も、

今回の記事の中小企業新事業活動促進法の承認企業に対するチャレンジ融資についても、

民事再生時に法律に則り債権放棄されたはずの信用保証協会に対する債務を、

新たな保証のためには完済しないと保証をしないと言うのです。

 

ご存知のように現在は以前と違って、どの銀行も信用金庫も、

信用保証協会の保証がないと新規取引をほぼ99%やることはありません。

と言うことは、この建設会社の場合、今の状況が続く限りは、

永遠に銀行取引を一切することができなくなるわけです。

このような中弊社は、新たな取引をする銀行見つけることを依頼されたのですが、

ノンバンクからの融資を案内することはできましたが、

いまだ銀行や信用金庫からの融資を案内することができず今日に至っています。

では社長からのメールをご覧下さい。

 

行ってまいりました。

経営革新の承認証を出し融資の相談に来たと言いましたが、その前に受付用紙に会社名を書いて出していましたので、うちの取引状態の資料を打ち出し、申し訳ありませんが求償債権が残っているので全額返済いただかないと受付られないと前回と全く同じ応対でした。
過去の申し込み状況の詳細も載っていたらしく、先生(国会議員や都議会議員)を使ってねじ込もうとしたことも書いてあったみたいです。
かなり丁寧な応対でしたので、国の法律で認められたことをして(民事再生法に則り)片方で国の機関が求償債権が残っていると言う考え方は、再チャレンジの意味から考えて矛盾していると個人的には思いませんか?との問いには、立場上申し上げられませんが社長さんの言っていることよくわかりますと、理解はしているんだとは思いました。
またあっさり断られたので、他から聞こえてきているリスケした会社にはセーフティーネット融資が通らないなんておかしくないですか?バブル崩壊後大企業は中小企業を踏み台にして利益を上げてきた分よけい中小は疲弊状態に陥り、当初の返済計画もきつくなりリスケジュールを要請し、今年になり大手企業も予想できなかった100年に1度の経済危機になり、その上でのセーフティネット融資の申請なのに、それをリスケを理由にして断ったら政府が緊急経済対策を行った意味が無いし、一番困っているところにお金が回らないと思いますがどうですか?
「リスケをしているからといってダメだと言うことは無いです。色々協会内でルールがありそれに従ってお客さんにダメな理由を説明しています。例えば利息だけ払っているようなリスケ状態は間違いなく受け付けられません。」
私「私の仲間でもリスケをしていると全く受け付けられないと言われた会社もあります。また金利だけ返済する要請が来たときに、もしセーフティネット融資を申し込みたくても金利だけの返済状態では受け付けられませんと、説明をしていましたか?」
「保証協会として対応が徹底していないことがあれば、今後徹底していかなければならない。またその説明までは本部からの指示が無いので説明はしたことはありません。」(だから運用が違ったり言うことが違う場合がある)
私「事が起こってからダメだったと言うのは遅すぎるし、国の零細・中小企業対策なのにあまりにも不親切で当事者の身になって考えていない!」と、また言いたい事を丁寧な言葉で言ってきました(笑)
 
破産・民事再生をやった人で再びチャレンジしている者たちで、国民運動でも起こさないとだめですね。でもいつかはこの考え方を覆してやりたいと思っています。

求償債務が残っているから新たな保証ができないと、
信用保証協会が言うのなら当然で理解できます。
しかしながら、リスケで既に信用保証協会と話し合いをして合意し、
その後、合意された内容で返済しているような場合は、
信用保証協会の中小企業金融における役割からすれば、
当然保証を出してしかるべきと私なんかは思います。
ところが、社長のメールにもあるように、この部分に関してはほぼ新たな保証はされません。
でも問題は、新たな保証しないことももちろんですが、
メールの中の信用保証協会の職員が言うように、
確たるガイドラインのようなものがないからか、時々保証されるケースもあって、
この運用のダブルスタンダードが一段と中小企業を悩ましているのです。
この部分は明らかに運用のガイドラインを明確化して欲しいと思います。
今回のセーフティーネット融資でまた将来リスケされるようなケースは激増すると思うので、
新たな保証で過去のリスケされた債務についても完済への目処が立つような場合はOKで、
そうでない場合はNGだというように、それも全国の信用保証協会で同じ対応がされるよう、
運用のガイドラインを明確化して欲しいと思います。
 
そして、民事再生を終結し立ち直った企業に対しては、
私は100%保証すべきだという見解を持っています。
だって、債権放棄された債務を新たな取引に際して精算が必要と言うことであれば、
私は民事再生法と言う法律自体の存在意義がなくなると思います。
確かにこの傾向は、信用保証協会だけでなく金融機関も一般の事業会社にもあるのは事実です。
 
でもまだ、金融機関や事業会社の場合は、
その債権放棄してもらった当事者の会社以外の選択肢もあるからまだしも、
信用保証協会は一部地域を除いて一つしかない上、
今のように銀行や信用金庫が中小企業融資について保証協会ありきの姿勢を取り続けるのなら、
メールの社長の会社のように、永遠に銀行取引ができなくなってしまいます。
特にこの会社のように立派に立ち直っている場合、
保証して新たな融資がついて新たな銀行と銀行取引ができるようになれば、
会社は発展し、社会への貢献もできるし、雇用も増えるし税金も支払われるようになるから、
社会的にもメリットがあるのに、
このような会社の足を引っ張るようなことは本当に止めて欲しいと思います。
 
違う見解を持つ方も多いかもしれませんが、
こんなことをするから、日本は一回失敗すると復活ができない国といわれ、
大きく経済の活性化を邪魔していることは事実です。
私見ですが、本当に今回の経済後退は前回のバブル以上に深刻だと思っているので、
やる気があって、誠実な会社の経営者には頑張ってもらわないといけないのはあたり前で、
メールの社長のような有能で熱意があって誠実な経営者の復活を邪魔するのは、
日本にとってもマイナスと思うのですが、いかがですか?・・・・・
  

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