起業バカという本 | 思うように資金調達ができない方へ

起業バカという本

11月28日

 

                     

 

今日書店を覗くと「起業バカ」と言う本がありました。

続編も出ているようなので、結構売れている本かもしれません。

 

私も結構本を読む方ですが、全ての本を読むことはできないので、

本の表紙、目次、帯、カバーなどを読んで、

中の数ページをぱらぱらと読み、購入するかしないかを決めるのは多くの方と同じです。

 

この本を最後まで読めば違ったことが書いてあるのかもしれないので、

この本を批判したり、賛辞を送ることが真意ではありませんが、

目に付いた箇所を並べてみると

「起業起業と薦める風潮があるが、自分もやってみて分かったが、起業すれば地獄」

「成功するのは1500人に1人」

「起業と言う風潮に騙されてはいけない」などなど

少なくとも、起業を積極的に薦めている本ではなさそうです。

 

この著者の意図は何度も繰り返しますが真意は分かりませんが、

上記3つの「」の部分を見ての感想を書きたいのですが、

私見を言えば、至極当たり前のことを、なんでいまさらと言うのが率直な感想です。

 

以前あったような、会社に入社すれば、

能力や実績に関係なく、ある程度階段を上るように、

肩書きも上がり、給料も上がると言った良きサラリーマン時代をベースにしての主張と感じました。

 

成功と言うレベルが、どの程度かは別として、

起業して成功者が1500人に1人というのは、

毎日起業した方や、ご自分で長年経営している方を見ていると、

この数字はかなり大げさです。

 

もちろんソフトバンクや楽天のレベルと言うことであれば、

もっと大変厳しい率になると思いますが、

実際はそんなに成功への確率は悪くないと言うのが私のまず第一の感想です。

 

それから起業すればしたで地獄と言うのは、

これは全く甘ちゃん的発想と言わざるを得ません。

起業すれば、これは当たり前です。

でもこの地獄的な状況をどのように捉え対処していくことが大切で、

地獄と思って、起業したことを後悔して、日夜起こる様々な課題を受動的に見るか、

よっしゃと次へのステップと捉えて積極的に見て、達成感を得るために嬉々として対処するかによって、

結果は大きく変わります。

 

考えてみれば起業した当初は、人 モノ カネ 情報の4つの経営資源なんて、

どの分野もたいしたことがないのはあたり前で、

本当に土日も忘れて、極端に言えば寝食も忘れて取り組んでも、

まだまだ十分でないのが起業したての時代です。 

 

ゼロに近いレベルから発展していくのですから、

相当の覚悟でやらないといけないのは当たり前で、

この本も、ただ起業起業という風潮だけで安易に起業することを戒めているのが著者の真意であれば、

この部分は私も賛同します。

 

だから公的資金不要だと言う私の偏見にもつながるのですが、

4つの経営資源の中のカネの部分も、

ただ日夜努力をしていれば、自然にどの会社にも平等に与えられるものではないと言うことを

私は一番言いたいのです。

 

会社を作って、継続的な努力さえしていれば、

資金調達も自動的にできると言うものではなく、

資金調達も他の分野と同じように、相当戦略的に計画をして取り組まないと、

事業運営に必要な資金調達などできません。

 

この部分をもう少し実例をあげながら、明日もご案内したいと思います。


 


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