2017-04-11 03:11:32

金融機関に依存する資金調達では真にサポートさせていただきたい会社をサポートできない!①

テーマ:資金調達

4月10日

おかしなタイトルと思われるかもしれません!

でもこれは、

長年にわたって中小企業の資金調達のサポートを業としてきた者として、

実感することなのです。

 

現在の中小企業の金融環境は決して良いとは言えません。

確かに銀行(信金信組含む)や政府系金融機関からの融資だけで、

事業に必要な資金調達ができている時は、

中小企業にとって大した問題はないかもしれません。

ところが突発的な事故で赤字決算を余儀なくされたり、

リスケしなくてはならない状況になると、

その環境は激変します。

 

今まで普通に銀行からの融資で事業に必要な資金調達をしていたのに、

急にこの資金調達ができなくなるのです。

90年代のバブル前であれば、

慢性的な赤字体質の会社へはNGでも、

特別損失的な、ある意味一過性と思われる突発的な事故によって、

赤字決算をした中小企業でも、

次のような状況であれば銀行は必要な資金を出してくれることも多かったのです。

 

・現時点の事業は黒字で順調

・必要な資金調達は前向きな事業展開のための資金

・銀行にとって短期で回収可能な資金

・取引銀行と密接かつ良好な関係の企業

 

このような場合は、機動的な融資のサポートをプロパー融資でもって、

対応してくれることも多かったのです。

俗にいう支店長決済の融資です。

 

ところが、現在は、

まさに、黒字倒産が増えて行くような金融環境になっています。

何度か書いていることなので重複になりますが、

3つのことが原因です。

①銀行が90年代のバブル崩壊時、リーマンショックなどで大量の不良債権を持ったことから、

紆余曲折を経て保証協会偏重主義や行員や拠点の裁量権が小さくなり、

銀行は中小企業への機動的なサポートができなくなった。

②22年度の改正貸金業法完全施行で、事業ローンの上限金利も29.2%から15%となり、

 お金の出し手がなくなったり、採算上の問題でサービスできる範囲が狭まった。

③手形流通の減少で手形割引ができなくなった。

 また手形に代わる電債の普及が進んでいない。

 

銀行が中小企業に対して、

機動的な対応ができなくなったのは、

90年代のバブル崩壊で大銀行までが大量の不良債権を持ち、

破綻したり合併が進み、

国の金融行政の方針の中心が銀行に不良債権を持たせないことになったことです。

中小企業に対しても、大企業と同レベルの審査基準で判断され、

以前のような支店長決済と言われるような、

柔軟かつ機動的な中小企業への融資はできなくなったのです。

 

さらに、そもそも銀行が破綻するに至った要因として、

中小企業への融資の様な非効率かつ不採算な事業が過大であったなどと糾弾されたのです。

この部分はかなりアメリカ等の政治的な意図があったと判断していますが、

ここではこの問題には触れません。

もっと儲かる事業に力を入れるべきだと、

銀行の経営合理化や収益性向上のため、

銀行の中小企業金融に対する経営資源は小さくなって、

銀行の経営は大手企業や海外事業、

はたまた金融商品の取り扱いなどにシフトしたのです。

この結果、中小企業融資を担当する拠点の数も行員の数も減って、

銀行と中小企業との接点が希薄化してしまったのです。

中小企業への融資の可否は、

ほぼ決算書や金融履歴と保証協会の保証の有無のみのような状況となり、

目には見えない代表者の性格とか能力や、

会社のポテンシャルとか?

それまでは行員が把握していた中小企業の肌感覚の情報が、

中小企業融資への審査に反映されなくなったのです。

だから次のようなことが起こるのです。

 

急に優良取引先から大量受注を受け、

準備するための仕入資金の調達を銀行に相談したら・・・・

先月融資を行ったばかりだから、

・もう少し様子を見させていただく

・決算期が近いから次の決算お結果を見させていただいてから検討する

・保証協会に話をしてみる

 

このようなことで銀行からの融資がNGになったようなことを、

経験された経営者は多いと思います。

これは特に赤字決算を出した企業や、

リスケしている企業、

あるいは債務超過の会社に限ったことではありません。

 

黒字体質の経営内容の良い企業でも、

年商が30億円以上でないと、

サクッとプロパー融資で対応しようとはしないのが、

現在の銀行です。

これは、特にメガとか都市銀行では顕著です。

 

このような機動的な対応ができなくなったのは、

銀行だけではありません。

銀行なら資金を調達しているノンバンクにしても、

上限金利が15%になったことで、

採算上の問題で、

貸して安全と思われる会社でなければ、

無担保の融資は非常に難しくなっています。

 

その貸して安全な会社とはどんな会社かと言うと、

それはまず換価性が高い不動産や有価証券など担保があるか?

財務内容と金融履歴が綺麗な会社のことであって、

原則、銀行から資金調達をしているノンバンクも、

基準は違えども、銀行がNGの中小企業は、

ノンバンクでもNGの可能性が高いのです。

次回に続きます。

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