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2007-11-30 09:48:13

返済原資の話

テーマ:資金調達

11月30日

銀行からの借入を考える時、借入金額が大きくて難しいかもしれないと、

何を基準に考えれば良いのかというお話を今日はしたいと思います。

 

簡単な数式があって、自分の会社の財務諸表の数字を入れるとすぐに分かりますが、

今日は数式を丸暗記するのではなく、その考え方を少し書いてみたいと思います。

 

銀行からお金を借りれば、当然返済を考えねばなりません。

銀行への支払いは、この元金返済と金利になりますが、

ご存知のように、金利は経費として認められますが、

元金の返済は経費ではありませんので、利益で返済しないといけなくなり、

お金の支払いが出ない経費の減価償却費とプラスしてキャッシュフロー言いますが、

この当期利益+減価償却費がまず第一の返済原資となります。

 

だから、銀行から借入をして良いのかどうかの目安は、

借入希望額+既存借入額を当期利益+減価償却費(前期決算)で割ってみると良いのです。

つまり、借入希望額+既存借入額/当期利益+減価償却費で、

分子が大きくなればなるほど割り算の結果は大きくなるし、

分母が大きければ大きいほど割り算の結果が小さくなります。

 

たとえば5と言う数字が出れば、

前期の利益と減価償却のレベルで考えるなら返済に5年かかると言う意味ですし、

150なんて言う数字が出れば、返済に150年かかる意味になります。

 

前者なら銀行だって、まあ良いか!となりますが、

後者なら借りすぎだから、融資を下手にすると返してくれないと判断するわけです。

 

しかし、返済原資をもう少し拡大してみると次のようなものも該当します。

まずは抵当権が付いていない不動産とか上場会社の有価証券や国債。

さらにはゴルフ会員権や業務に直接関係のない高級車などなど、

いわゆる遊休・不要資産がまず考えれます。

 

最近のように、銀行が融資に少し慎重になっている時は難しいですが、

通常の状況なら、キャッシュフロー(当期利益+減価償却費)だけを返済原資などと考えると、

銀行にとって融資先が極めて限られ商売にならないから、

キャッシュフローで返済ができなくなった時、

売却して返済してもらえる資産があるかどうかは、

融資を考える上において考慮するのは当然なことだと思います。

 

さらに考えるのは、役員、特に代表取締役とその家族の役員報酬や給料が、

どの程度のレベルであるのかもけっこう重要な判断基準になります。
 

たとえば代表取締役とその家族の役員報酬と給料の合計が、

年間で300万円以下ならこの部分から返済原資を捻出するのは無理ですが、

たとえば3000万円もとっていれば、年間で2500万円は返済原資にできるなと考えれますよね。

 

中堅企業以上の企業なら、遊休資産や不要資産といっても、

売却を決めるのはそんなに簡単ではないと思いますし、

役員報酬や給料だって、そう簡単に削れるわけではないので、

返済原資は原則的に、当期利益+減価償却費のキャッシュフローとなりますが、

社長とその家族が経営する同族企業であれば、

キャッシュフロー+遊休、不要資産+代表取締役と家族の給与の余剰分が、

返済原資と考えても良いのではないかと思います。

 

だから、キャッシュフローも小額で、現金化できる資産もなく、

社長も給料が少ない会社だと、

融資をしてキャッシュフローの水準が上がると説明されても、

この部分はあくまでも見込みの部分だから、

金融が締まっていない時で、銀行同士が貸し付け競争しているような時期なら、

この見込みの部分を銀行も過大に評価して融資をしたいと考えるかもしれませんが、

今のように銀行が融資に慎重になっているような時期だと、

融資はかなり難しいと判断しないといけないと思います。

 

こう考えると、キャッシュフローが小さくなる節税が、

融資には阻害要因になると言うことが、よくご理解していただけると思います。

 

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2007-11-29 17:26:16

融資を受けにくい会社

テーマ:資金調達

11月29日

私どもに相談に来られる会社は、

当然ながら自社でやって上手く行かないから相談に見える訳ですが、

それにしても、わざわざ融資を困難にするようなことを自らやっている方,多いですね。


もちろん融資は財務内容が悪くて、

たとえば資本の部がマイナスになっている債務超過状況であれば、

ほとんど融資を受けることはできません。

そこまで悪くはないけれど、特に良くもないような会社の場合は、

財務内容もさることながら、会社の他の状況がけっこう大切になってきます。


金融機関が求めることの一つに、会社の透明性があります。

具体的に言えば、まずはお金の透明性。

つまり、お金の流れが明確で使途不明金があったり、

代表者の公私混同がないかどうか、

あるいは本業とは関係のないことにお金を使っていないかどうか。

 

それから、代表者は本当の意味で会社を代表しているのかどうか。

つまり雇われ社長ではないか、あるいは見せかけのお飾りの社長ではないか?

言い換えれば会社の株式を所有するオーナーであるかどうか。

 

また、事業内容が明確かどうか。

会社謄本の事業内容とまったく違う事業をやっていないかどうか。

もっと言えば、何をしている会社か良く分からないとか、

反社会的な商売に手を染めていないかどうかなどなど。

 

代表者の金融履歴以外でも、様々なポイントを見ているようです。

 

つまり、金融機関はいくらビジネスローンが中心になり決算書の内容を重視とは言え、

財務内容と会社、代表者の属性以外にも、

シンプルで分かりやすい会社かどうか、つまり透明性がある会社かどうかを見ます。

 

そんな中、今日来た案件は、

8期目の会社ですが、前期になって急に決算月を変更しているのです。

これは株主総会の特別決議でできるので、

中小企業の場合はほとんどフリーハンドで可能です。

 

決算月の変更をなぜするかといえば、その大半は節税が目的です。

だから税理士もすすめることがあるようですが、

大して良くない財務内容の会社は、融資を受けるつもりであるのなら、

できるだけ避けて欲しいことですね。


数多くの会社を見てきましたが、優良会社で決算月を変更しているような会社は見たことないですね。

忌憚なく言って、大したことのない会社に限って、姑息なことしているのは面白いですよ。

こんなことに知恵を回すぐらいなら、本業にもっと熱心になれば良いのにと思います。

  

ここでご理解いただきたいのは、

融資を受けることと節税は往々にして相反することが多く、

節税に熱心な会社=融資が受けにくい会社と理解して欲しいと思います。

言い換えれば、金融機関受けする会社は、

儲けた分、納税も積極的な会社であると理解してもらって良いと思います。

 

それから、時々あるのは、頻繁に修正申告している会社。

頻繁に修正申告している会社の決算書って、私だって信頼性にかけると思うから、

金融機関だって、何か怪しいと感じて当然だと思います。

 

さらには、頻繁に代表取締役が変わっている会社です。

当然代表者が変更されるのには理由があるはず。

でも、3年間で3回も4回も代表者が変更されるのは、

普通に考えてもあまりないことです。

普通でないこと=懸念材料と金融機関は考えがちなので、

少なくとも新規取引で融資を受けようとするのなら、

直前1年間ぐらいは代表者の変更は避けた方が良いと思います。

 

それから、頻繁に本社や主たる事務所が転々と変わっているのも、

前向きで明確な理由があればともかく、そうでない場合は、

融資を受けるという点から言えば決して良いことではありません。

融資をした後、遠いところなどに移動されるのは、

金融機関にとっては歓迎するはずがありません。

 

いずれにしても、金融機関はシンプルで分かりやすく、

かつ財務内容の良い会社が好きです。

これからしばらくは中小企業にとって厳しい状況が続くと思います。

財務内容はもちろんですが、

今日書いたようなこともけっこう金融機関は見ているので、

気をつけて頂くと良いと思います。

 

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2007-11-29 01:44:11

体調不良につき更新を休みます

テーマ:ブログ

11月28日

長引く風邪を治すため、今日は更新をお休みにさせていただきます。

確実に治ってきたと実感してるのですが、

なかなか熱が下がらず、鼻も調子が悪いので、参っています。

何よりも声が出しにくいので商売上がったりです。

 

なかなか風邪が完治しない。

こんなところは、認めたくないけど、やはり年齢かなと思わざるを得ないですね。


私の場合、子供がいないこと。超能天気な性格であることなどなどで、

来年還暦なんてまったく実感していませんし、

まだまだ夢も野望もまったく捨てていません。

 

別に特に体力が落ちたとも思わないし、

集中力なんて返って増してきているように感じていますが、

でも風邪が長引く。なかなか治らない。

こんなところは年齢なんでしょうね。

 

今まで、若さに嫉妬すると言うことを本当に感じたことがありませんでしたが、

これから1年1年、時々感じるようになるのかもしれないと思っています。

 

自分の人生にとって、今が一番若いのですから、

老けたことを考えても仕方ありませんが、

でも、時間は有限だと近頃時々実感することがあります。

 

特に事業をしてると感じますよね。

それなりに、事業計画なんて考えた時、

5カ年計画の5年先は64歳! まだまだ元気だよとは思うものの、

10カ年計画の10年先は69歳!こりゃ、どう考えても青年とは言えません。

壮年とも言えない年齢ですから、

本当に現役で頑張れるのはそれほど時間は残されていないことになります。


手帳は時間軸を意識できるから、

夢を実現する最良の道具と言われますが、

逆にあまりにもリアルに実年齢を感じてしまうのも事実だから、

夢が小さく現実的になりすぎることに、

気をつけないといけないと思うようになりましたね。

 

せっかくの楽しい年末。

皆様も健康にはくれぐれも気を付けてくださいね。

 



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