鳩山由紀夫首相は28日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題に絡み、鹿児島県徳之島町出身の徳田虎雄元衆院議員(医療法人・徳洲会理事長)と東京都内で会談する。政府は米軍キャンプ・シュワブ沿岸部(沖縄県名護市辺野古)に移設する現行案の修正で米政府との交渉に入る方針だが、「県外移設」にこだわる首相はヘリコプター部隊の徳之島移設と組み合わせたい考え。しかし、関係自治体は強く反対しており、首相は現在も地域に影響力を持つ徳田氏との直談判で事態打開につなげる狙いとみられる。

 関係者によると、徳田氏は病気療養中で、会談は首相側が先週「見舞い」を名目に打診した。ただ、徳田氏は移設に反対姿勢だといい、奏功する見通しは立っていない。会談の目的について首相は27日夜、記者団に「徳之島のことでご迷惑をおかけしたことは事実だから、まずおわびを申し上げたい」と説明。徳之島移設への協力要請については「今ここで申し上げることはしない」と述べるにとどめた。

 普天間問題を巡っては、キャンベル米国務次官補が27日来日。28日に外務省内で外務、防衛両省の担当局長らと意見交換する予定。キャンベル氏は来日に先立ち「日本側の提案に勇気づけられている」と発言したが、米側に提案したとの報道を否定してきた岡田克也外相は27日の記者会見で「理解に苦しむ。適切な発言ではない」と不快感を示した。首相も「キャンベル氏に提案して実務者協議を行う考えは持っていない」と話しており、協議が具体的に進むかどうかは不透明だ。

 一方、普天間飛行場の国外・県外移設を求める県民大会を主催した実行委員会の代表団約70人は27日、岡田氏と前原誠司沖縄・北方担当相、ルーク駐日米公使に「県内移設断念」を要請。名護市の稲嶺進市長は政府の検討する現行案修正について「実現可能性はゼロ。辺野古は絶対ダメだ」と訴えたが、明確な回答はなかったという。【横田愛】

池袋西口公園で古本まつり(産経新聞)
渡部恒三氏 「小沢君は絶対辞めない」名古屋の講演で(毎日新聞)
「県外」要求大会 沖縄知事出席へ(産経新聞)
平城遷都1300年祭 収容力に不安 万単位“難民”どうする?(産経新聞)
自治法改正案の誤りが判明し、参院総務委が散会(産経新聞)
AD