こんにちは。
K子さんの話です。
知り合った当時、K子さんは誰もが知ってる大手食品メーカーにお勤めでした。
ある日、そんな大きな会社をぽーーーんと辞められました。
何するのかと思ったら、「喫茶店でウエイトレス」。
「やってみたかったんですよね。」
・・・そうですか。
K子さん、20代後半のことでした。
夏が終わり、秋が過ぎ、冬が巡り、春が来て、K子さんから連絡がありました。
そして、あの言葉。
「上京します、来週。」
うそーん、と思いました。
また、私をからかって。
いや、まて。また?・・・私はK子さんにからかわれたことは・・・ない。
K子さんはいつも本気。
そしてK子さんはホントに行ってしまいました。
あるだけの貯金を持って。
引越しやらなんやらで忙しいだろうから、と3日ほど置いて電話をかけました。
案外、元気。
でも、いつもテンション低めなので、ホントのところは分かりません。
美人さんにありがちで?体はそんなに強くなかったはずです。
私 「大丈夫ですか」
K 「たぶん。ご心配ありがとうございます。」
私 「4月とはいえ、まだまだ寒いでしょうから気をつけてくださいね。」
K 「福岡とあんまり変わらないですよ。」
私 「でも、桜は福岡の方が先に咲くでしょ?」
K 「ちょっとでしょ?」
私 「いや、知らないです。」
K 「まぁ、野宿してるわけじゃないですから。」
私 「当たり前です!!ちゃんとご飯食べて、暖かくして寝てくださいよ?」
K 「そうですね。そうしたいのはやまやまなんですが・・・」
やまやまなんですが・・・とくれば、何かできない理由がくると予想できますよね?
ご飯がないのか?お金がないのか?それとも食欲がないのか?
K 「布団がないんですよね。」
私 「!?・・・はぁっ!?」
K 「まだ買ってなくて。」
私 「・・・まだって。昨日とか、おとといとかどうしてたんですか!?」
K 「座布団をこう、3枚縦に並べてですね、バスタオルを4~5枚かぶって寝てます。」
私 「・・・座布団はあるんですか。座布団買う前に、布団買いましょうよ。」
K 「お客さんが来たら困ると思って、とりあえず。」
私 「・・・絶対間違っとうけん。K子さん、先に買うべきは布団です。明日買いに行って下さい。いいですね?」
K 「大丈夫です。目星をつけてる布団があるんです。」
私 「あーもうそれ買って下さい。」
ズレてる。ヤツはズレてる。確信しました。
でも、なんとかなっています。
K子さんと話すと、何事もやってみるもんなのかもなぁという気に一瞬させられます。
ですが、すぐに思い直します。
K子さんの影響力がその程度なのか、私が用心深いのか。
K子さんの話はまた今度。