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7月8日(土) 第22節 VS 大分トリニータ 湘南ベルマーレ公式サイト

 

負けない強さも必要だ

 

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湿気を伴った暑さが籠る大分銀行ドーム。構造上、風が抜けるのはスタジアムの上部だけで、スタンドやピッチは空気が動く感じがない。スタンドで応援していても、前半の早いうちにタオルマフラーの乾燥している部分はなくなり、水分を摂取しても、身体に染み込んでいく感じもまったくない。そんな厳しい環境。スタンドで応援していて、何度かクラクラする感覚があった。スタンドでこれだから、ピッチ上で走っている選手たちは、もっと厳しい環境下だったことだろう。

そんな厳しい環境で勝ち点1を獲得した。得点を奪うチャンスも何度かあった。しかし失点してもおかしくないシーンも何度かあった。勝ち点2を失ったとも言えなくはないが、現地で一緒に戦った立場で言えば、勝ち点1を獲得してきたと前向きに捉えたい。甘いと言われるかもしれないけど、ピッチ上の選手からは勝ちたいという気持ちは伝わってきたし、試合が終わって「もっとやれるだろ!」とか思うこともなかった。そういう試合だったんじゃないかな、と思う。

そして、ここで負けなかったからこそ、福岡の結果があったからこそだけど、首位に立てたわけでね。

「勝つべきときに勝つ」ことが大前提にはなるけど、「負けない」ことというのも意外と大きなプレッシャーを相手にかけることができる。勝ち点差が3ならば1試合で追い付くことができる。しかし勝ち点差が4あると絶対1試合で追い付くことができない。福岡にとっては、あまりプレッシャーには感じられないだろうけど、3位以下のチームにとっては、上位のチームが「負けない」ということは本当に嫌なものになる。こんな「負けない」強さも、昇格やJ2制覇のためには必要で、こういう強さ、したたかさも習得してほしいと思う。だからこそ、この大分戦のドローは大きな意味があるんじゃないかな、と前向きに捉えたいと思う。

 

後半開始から出場した齊藤未月が、84分に島村毅と交代。この暑さで厳しい状況で、途中出場の選手を交代させるという判断を曺貴裁監督にさせてしまった齊藤未月。当然、本人が一番悔しい思いをしているわけで、次にチャンスをもらったときにはこの大分戦の分までやってもらいたい、絶対に。ゴールも決めてもらいたい。ここで腐ってしまうような選手では困るし、そんな選手ではないと信じている。

 

次節はHOMEで東京V戦。4月にAWAY駒沢で勝利しているだけに、東京Vは「やられたらやり返す」という意気込みで平塚に乗り込んでくるだろう。首位に立ったから…なんて油断していたらやられてしまう。

油断大敵の気構えは、選手や監督はもちろんのこと、スタンドのサポーターも持っていないといけない。サポーターが作り出す雰囲気が選手に悪影響を与えることは少なくない。1チーム1チーム、順番に下へ沈めていく気持ちで叩き潰さなきゃいけない。そうしなければ下に引きずり込まれていまうからね。

そして、その前に天皇杯HOME磐田戦。メンバーもターンオーバーしてくるだろうけど、公式戦で。それもHOME平塚で開催される試合で負けるなんていいことではない。せっかくのHOME平塚での開催。相手がJ1だろうが関係ない。しっかりと勝ちに行って、「負けない湘南」を継続させていきたい。水曜日で難しいとは思うけど、1人でも多くの湘南サポーターが参戦してくれることを願うばかり。HOME2連戦、2連勝をみんなで勝ち取りたい。そのために、またGATE8だけでなく、スタジアム全体で後押ししていきましょう!

 

最後に踊るため おれたちは歌うのさ 勝利を掴み取れ ともに戦おう

 

最後に…大分戦前に九州北部で大雨による自然災害が発生し、犠牲になった方も出てしまった状況で大分へ。犠牲になった方々のご冥福を祈ることはもちろんだが、生き残り、これから災害に立ち向かっていかなければならない方々に少しでも伝えたかった思い。「頑張れ」という言葉は既に頑張っている人に対して使いたくなかった。とにかく少しでも早く、心配や不安なく過ごせる日常を取り戻してもらいたい、という気持ちから横断幕の文言を、相談しながら決定させ掲出させてもらいました。

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1日も早く九州に平穏な毎日と最高の週末がもどりますように…