2、3ヶ月前の日経ビジネスの丸紅社長の朝田照男氏のインタビュー記事で、ビジネスでの損切りの難しさについての話がありました。
ポイントだけ要約すると、
前社長の勝俣氏と朝田氏が社長であった計9年間で、本当に失敗したという投資は2件くらいしかない。
それも、1990年代といった過去の失敗と比べれば損失は10分の1の40億~50億に収まっている。
以前と何が違うのかという質問の答えのひとつが、
半年に1回必ずモニタリングを行い、事業計画に対して乖離していればその理由が何か検証し、間違えていたらすぐに損切りをする。
計画に対して上振れるのは資源やエネルギーくらいで、だいたい下振れる。営業部隊は必ず「あと2年待ってください。あと2年持ちこたえれば必ず当初の計画通りになります」と言うが、そうなったためしがない。
やはりスタートを間違えている。
どうやってうまく損切りができるのかというのは分からないが、昔だったら損切りできるだけの体力がないから、もう少し我慢しようという話になり、結果的にそれが2倍の損失になってしまっていた。
個人レベルの投資においても、同じことが言えますよね。
自分の想定外の状況に陥ったとき、こんな損では切れないという思いから、もう少し我慢すればまた元に戻るだろうと、損切りできない。
損切りして損を確定するとほとんどの資産を失うことになり、許容できないためもう少し我慢しようと考えてしまう。
逆に、利食いについては出来る限り我慢し、損切りについては出来る限り合理的にシビアに素早い判断を心掛けていると、大怪我しないですよね。
丸紅のように何百・何十億の規模でなくとも、こういう考え方は、ビジネスでも投資でも、金額の大小に関らず忘れないようにしたいと思います。
余裕をもつ!
放置・塩漬けにしない!
もう、何十回目になるか分かりませんが、再度心に刻みました。


