過日、都内某所でひとり担々麺を食べていたのである。
そこは都内にしてはシャビーな場所柄ではあるが、そこの店はそこそこ賑わっている有名店風で、夜の10時前なのに満席に近かったのである。
カウンターのあたしの隣に2人組の若くてキチッとしたみなりの方々が座られたのである。
それなりにデカい声で話しておられるので、お二人は公認会計士でおられて、そこそこの企業さんにプロジェクト毎に入り込んでお仕事をされているようなのである。
結構自慢気だったので、知らしめたいのかなぁ。。。などと考えながらTTM(担々麺)を食べていたのである。あたしの友人達の中には、担々麺をTTMと呼ぶ軍団がいるのである。卵かけご飯をTKGと呼ぶようなものなのである。
彼等は豪傑クン達で、朝方まで一緒に飲んでいて、じゃあTTM行くか、とか言うので、そういう時はサッサとタクシーで帰ってしまうあたしなのである。
お子ちゃまクンなので、夜更かしが出来ないのである。まぁ、時間が時間で当然なのである。TTMと言われると実は恐怖なのである。
と、そのあたしのすぐ隣の彼の携帯が鳴ったのである。どうやらクライアント企業の担当者さまのようなのである。
彼はラーメンを食べる手を休めることなく、左手で携帯を持ちながら、食べつつ電話しているのである。
驚いたのは、食べながらなのに全く平然と大きな声で電話していることなのである。器用な方なのかもしれないのである。
口調は、ものすごく「慇懃(いんぎん)」で、これまた驚いたのである。どうやら客先は、その彼が最近顔を出せないので、苦情か頼み事をしているようで、彼は得意満面な雰囲気であれこれご自分が多忙であることを述べておられるのである。
でも、ラーメンは話ながらもずっと食べ続けているのである。おそらく器用な方なのである。
電話を切ると、一層スパークである。もう一人の方は、FXでご自分の資産を増やしておられるらしくて、そのことを殊更に述べておられるのである。
まぁ、キリがなさそなので、あたしは食べ終わるとお店を早々に出てしまったので、その先はわからないのである。
とまぁ、グチに過ぎない話なのであるが、お店の中で携帯電話で話すのはやめましょう。せめてお店の外に一端出てから話しましょう。というだけの話ではないのである。
一頃から、「出し抜いた者はえらい」という風潮が大きいように感じたのである。あたしは、その昔当ブログでもホリエモン氏をメチャクチャにけなしていたのである。
彼が嫌いなのではなく、「出し抜けばよい」という発想をけなしていたのである。
あたしの周りでも、出し抜くヤツは「やり手」とか、脇の甘いだまされるヤツが悪いとか、そういう風潮がどこかあるのである。
あたしは、いい歳して暢気なのかもしれないのであるが、そういうこと言ってたら人生意味が無いように思えてならないのである。
今回の颯爽として、ラーメン屋さんで吹聴しておられた2人組の方々は、そうであるのかないのかはわからないのであるが、人生勝ち組、オレは出し抜いた的な発想は持たないで、人生の荒波をかいくぐっていただきたいと願ってやまないあたしなのである。
雪風拝