金返ぇーせ!!

ほんのちょっぴりブラックなホテルに仕事採用されちゃったために波乱に巻き込まれた私の前職のお話。


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9月になった。私はしゅうちゃんとの失恋から少しは立ち直れたので、新しい就職

先(花月ランチ)に電話した。相談の結果、7日から仕事開始が決まった。


8月の終わりまで夜勤の仕事をしていたから、生活リズムをまた逆転させなけれ

ばいけないので少し日数をもらった。

会社は早く私に来て欲しそうだったけど、無理を言ってすまん。


後は北村。お金はどうなった?それとお金の受け渡し場所。県内でも有名なショ

ッピングモールを指定してメールを送った。

翌日、北村からメールの返事が来た。

『連絡遅くなってすいません。

受け渡し場所はその場所でOKです。自分達が出向いて行きます。

今現在・・・まだ金策中なのでまた連絡します。』


なんか全然集まってなさそうな感じ。ああ嫌だ。





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少し気分が落ち着いてから思った事。どうして私を振ったんだろう?理由も聞か

ずに「うん、分かった」と返事をしてしまったけど、気になってきた。

多分、今頃彼は電車に揺られている時間だ。彼がホテルに着いた時間を見計ら

って電話・・・いや、彼の声を聞いたら間違いなく泣く。メールしよう。


頭の整理がつかない。何も考えないようにボーっとしていても自然と涙が出てき

て。いい大人が恥ずかしい・・・。



3時間後。さっきので最後のメール・・・と思ったけど、また彼にメールを送った。

『私からのメールはもう嫌だと思うけど、これが最後。

どうしてなの?理由を教えて下さい。』

返事はすぐに来た。

『俺は好きな人となら少しの時間でも一緒に食事でもしたいと思ったけど、ルナは

そうじゃないみたいだから。

ルナはそんなに俺の事を好きじゃないみたいだったから。』


ええ?これが理由?・・・・・そうなんだ・・・・・・・・・

私はただ、一昨日の事を怒っているだけなのに。こんなに簡単に壊れちゃうんだ。

・・・逆を言えば所詮それまでの仲って事か。


その後、彼に電話して本人の口から話を聞いたけど、内容は覚えてない。最後に

涙をこらえながら「元気でね」と言って電話を切ったような。



誰かに話を聞いて欲しいと思った私は、さえちゃんに電話していた。


「ルナ、男らしいな。」さえちゃんは言った。

「それはルナが行動を起こせば修復出来ると思うけど。」私は「う~ん」と考えた後、

「いや、彼も考えて出した結論だと思うから覆らないよ。それに、彼と別れたから心

置きなく次の仕事に行けるし。」

「ああ、次の仕事が決まったんだね。おめでとう。」

「ありがとう。新しい仕事先に連絡して入社日を決めるわ。」



『好きじゃないみたい』かぁ。あのさー、好きじゃなかったら急な呼び出しにも行かな

いし、往復4時間30分の道のりを何度も車で行ったりしねぇーって!!

どうして分からないかなぁ?これだから女にチヤホヤされてきた男は!



約3ヶ月でしゅうちゃんと別れてしまった。早いなぁ。゚(T^T)゚。

この時8月が終わろうとしていた・・・。





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しゅうちゃんにメールを送った翌日。この日は気分的に落ち着かなくなっていた。

そわそわしながら私は自分の携帯をいじったりしていた。

彼が「その仕事はやめてくれ」という返事だったら・・・。


昼過ぎ、しゅうちゃんから返事が来た。

『今D駅にいるんだけど、今から会えない?』と一言。

は??なんだそりゃ?この間、私を放っといて「ごめん」の一言もなければ、私の

質問にも答えていない。

この間の事は何か事情があったのだろうか??それにしたって、そんな扱いは。

相変わらずの彼のマイペースぶりに腹が立って、返事を返さなかった。


それから30分後。焦れた彼からまたメールが来た。

『今日は暇なんでしょ?俺は1時間後の電車で帰っちゃうよ。』


・・・なんで私が返事を返さないのか分からないのかな?苛立ちから素っ気無いメ

ールを送った。

『あっそ。気を付けて帰ってねー。』


それから5分後。彼から返事が来た。そこには、

『新しい仕事頑張ってね。

それとルナ、やっぱり俺達別れよう。メールで悪いんだけど。』




・・・・・え・・・・・・・・・・





しばらく携帯の画面を開いたまま固まってしまった。そして・・・・・ボロボロと涙が次

から次へとこぼれた・・・・。



「やっぱり」って何・・・?以前からしゅうちゃんは私とは一緒にいられないと思って

いたの?


確かに最初から無理があった。彼とは年齢が一回り違うし、出身地も違う。

今だってプチ遠距離状態で思うように会えないし。私とは違い過ぎた。

それに・・・しゅうちゃんは前の彼女が忘れられないんだよ。私よりも前の彼女がま

だ好きなんだよ!

流石の私も美しい思い出の前には太刀打ち出来ませーん!!


気持ちでは嫌だったし、納得出来なかったけど、

『分かったよ。今までありがとう。』

と、一言書いて最後のメールをしゅうちゃんに送った。

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