もう2週間くらい前になりますが、
弁理士試験を受験する友達の壮行会を、
先輩弁理士とやって闘魂注入してきました。
今年は論文試験からだそうです。
前半は、今どういう勉強をしてるのか、
なかなか合格できるという自信が持てない、
いやいや、それは受験生なんだから不安になるのはしょうがないって、
条文の要件へのあてはめが難しいと言うけれども、
問題文には明らかにこの文章はこの要件のことだな、
ということが伝わるように書いてあるから、
そうでなかったら人によって判断が変わって採点のしようがなくなるし、
そして要件が一つとか抜けていたら、その要件について場合分けをして論じればよくて、
論じると言っても、たとえば先願だったら、
「甲のほうが先だったら登録、同日だったら協議、後だったら拒絶」
とすればいいだけで、これは大体誰がやっても同じになるよ、
だからこそ合格するためにはみんなが書くような論文を書けとも言われるんだし、
といった話をしていました。
そして後半には転職活動の話、
さらにもっと長い視点のキャリアの話になりました。
まず転職活動については、弁理士になりたい理由は何なのか?
という今までも何回か聞いてきた質問を再度しました。
そうすると、今回は本人が本能的に言ったとでも言いますか、
何というか本当に心の底から正直に言った答えをもらうことができました。
私がここでそれを書いてもそれは本人が言ったのではなく、
安っぽい感じになってしまいそうなので書きませんが、
本当に素晴らしい答えでした!
先輩も感動していて、それを言わないで面接で何を言うんだよ、
そういう風に考えている人でなくて他に誰が弁理士をやるっていうんだって話だよ、
と熱く語っていました。
受験生の就職(転職)活動環境は正直なところよくありませんが、
しかしそういう強い思いを持った人を必要としているところは必ずあると思います。
今現在の実力は本当に今、このときの実力であって、
将来の力の伸びしろはその人の思いで決まる、と私は考えています。
ガキっぽい甘い考えと思われるかもしれませんが、
しかしそういう強い思いを評価して、採用を決めるところが現れるのではないか、
と期待してしまいます。
それからさらに、かなり現実的な話になって、
もし今年試験に合格できなかったら、弁理士を諦めることになったら、
ということを話にもなりました。
先輩は心理学(だったと思います)の先生の話をしてくれて、
今まで色々なこと、成功だけじゃなくて失敗や挫折もあって今自分はこういう状態にあるけど、
それが実は運命であって自分にとってよいことだったのではないか、
と思える人が、人生のキャリアにおいて成功する確率が高い、とのことでした。
すいません。酔っぱらいで話の内容を正確に覚えていません。
その話に続けて先輩の大学を卒業するあたりから弁理士に合格するまでの道のりを話してくれて、
その中には失敗もあって、また私が聞いていてこの人しょうもないな、と思うようなこともありました。
しかし翻って私自身の道のりを思い出してみますと、その壮行会の場では話さなかったのですが、
ゲーム少年で小学校4年生くらいのときに母から、
「あんた医者になったらいいんじゃない。ありがとうって言ってもらえるし。」
と言われて、私立の中学受験をして失敗して、
そして中学で職業調べというものがあり、
喘息でよくお世話になっていた開業医の先生の所に行ってお話を聞いて、
よし、医者になろう!と強く思い、
しかし高校に入ってみたら勉強がとても難しくて勉強が嫌になり、
医者になるのを諦めて、ゲームが好きだったのでコンピュータ関係の学部を見始めました。
そして電通大を受験する予定だったのですが、
私がちょうど受験する年に受験科目が変わって私は受験できなくなり、
じゃあ医療が関係するということで何となく薬学部に希望を変更し、
運よく合格することができました。
そして4年生の初めに病院実習をして、その中で法律関係の本を読んで法律に興味を持ち、
理系の知識も使えるということで弁理士を考え始めました。
そして研究室の先生に相談すると、
「君の話を聞いても君が弁理士になれるとは思えない。」と言われ、
「貴様ごときにこの俺の何がわかる!」とカチンときて(これは心の中で思っただけで口に出してません)、
大学4年で卒業することを決めて、またまた運よく次の年に弁理士試験に合格することができました。
こうやって見直すと私もかなりしょうもない人間ですね。
コロコロと将来の目標を変えて。
しかし今の自分がどうであるか、その状況や心持ちを考えたとき、
こういうことになる運命だった、あるいはこれがよかったのだと思えます。
さて、私の昔話が長くなりましたが、
先ほどの心理学の先生の話で先輩が言いたかったことというのは、
今は弁理士試験に合格するために全てをかける、これが最後だと思って全力を尽くす、
のだけれども、
もしそれでも結果が出ず、諦めたときに、
弁理士が全てだった、となってはいけない、
その後の人生もあるわけだし、
それはそれで、それを受け入れる、
そしてその(弁理士とは別の)人生を一生懸命生きていくことが大事だ、
とのことでした。私の意見もかなり入ってるかもしれませんが、
何分酔っ払いだったもので(汗)
弁理士試験については、それぞれの方がそれぞれの環境に基づいて、
様々な思いを持っているとおもいますが、
今は可能な限りそのすべてを試験に注ぎ、
ぜひ良い結果を手にしてください。
その後のことはその後に、ポジティブに考えればよいと思います。