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2012年02月23日(木) benjukuの投稿

笑わす人はいい人なのか?

テーマ:スピーチ

欧米人はよくジョークを飛ばします。絶妙なタイミングで人を笑わせる彼らに私自身、劣等感を感じた時期もありました。

アメリカでの生活で私が知ったこと。それは、
彼らが
ジョーク集を買い込み、密かにネタを収集している

ということです。
あたかも今、この瞬間に思いついたかのようにジョークを飛ばすアメリカ人。彼らは日頃から仕込みを行っているのです。私も少しでも面白いと感じたことはすぐメモするように習慣づけています。

アメリカに限れば
“ジョークが上手い人=いい人”
という公式が成り立ちます。 大げさな話ではありません。
“笑わすことのできる人が信頼できる人なのだ”。
実に興味深い価値観ですね。


ジョークも言わずに価格交渉にだけ敏感に反応すれば大いに軽蔑されることでしょう。これがアメリカという国です。


日本人はジョークが下手だと言われますが、これは単に準備ができていないだけのこと。ユーモアのセンスがないわけではありません。居酒屋をのぞいてみれば明白ですね。


人は笑いに飢えています。笑いを求め、お金を払ってまでお笑いの会場に足を運ぶのです。



さて、大学生活で最も不満なのは講義だとか。分かるような気がしますね。大学の講義に欠けているのはユーモアです。 
2012年02月22日(水) benjukuの投稿

留年?

テーマ:社会問題

大阪市の橋下徹市長は22日、小中学生が目標の学力水準に達しない場合、進級を認めず留年させることを検討するよう市教委に要請したことを明らかにした。

 同日開かれる市教育委員との意見交換会で協力を求める。義務教育課程での留年は法的には可能だが、実際の運用はほとんどない。

 市役所で報道陣の質問に答えた。橋下市長は、教育評論家の尾木直樹氏が学力の底上げ策として、小中学校での留年を提案していることに賛同する考えを示し、「学んだかどうかに関係なく進級させることで、かえって子どもたちに害を与えてしまっている。理解できない子にはわかるまで教えるのが本来の教育だ」と述べた。

 義務教育での留年は、現行法でも学校長の判断で可能だが、学校現場からは「子どもへの精神的影響も大きい」との声がある。(読売新聞)

この報道をテレビで見た中二の息子がポツリ、

“留年させるなら、

飛び級もさせろよ”。

たしかにその通りだと思います(笑)。

わが子はとくに学力に秀でているわけではありませんが、地理が得意です。センター試験の地理の問題に楽しそうに挑戦していました。苦手なのが歴史。覚えるのが面倒なようで、試験ではいつも四苦八苦。こんな彼でも歴史が0点という理由で留年ということになるのでしょうか?(笑)。

“学校って超楽しいな!”

義務教育にはこういう側面も大切なのではないでしょうか。

試験では点が取れないけれど、その科目が好きだ、

あるいは、

やる気はあるけれど、少しだけ飲み込みが遅い。

こういうケースもあると思います。

学力だけを基準に義務教育を考えると現場が荒むのでは? こう危惧するのは私だけでしょうか。

留年はさせずに、夏季冬季に補習をさせる。

飛び級を推進する。

この方がより国益に寄与するような気が私にはします。


2012年02月21日(火) benjukuの投稿

美食家はスピーチ上手?

テーマ:スピーチ

◆弁塾◆話し方で人生を変える!≪毎日更新塾長日記≫◆

目がキラキラと輝いている人は心までもが輝いているように見えてきます。こういう人はスピーチで得をします。内容が乏しくてもついつい聞き惚れてしまうのです。目から発する印象は想像以上に大切です。

“旬(しゅん)のネタを瞬(しゅん)時に掴み、
春(しゅん)の気持でいざ出陣”。

話し手自身がワクワク・ドキドキできること。

これが春(しゅん)の気持です。

こういう気持は聞き手に伝わります。

“目で語る”ことができているからです。

“The eye is the mirror of the soul”
(目は口ほどにものを言う)。
心の中の真実はなかなか隠せないものですね。

人前で話すのは苦手。
でも仕事だから仕方がない。
こういう思いでスピーチやプレゼンをしてもなかなかうまくいきません。

目の輝きをアップさせるには夢中になることを見つけること。これがいちばん大切です。興味のあることに集中すると瞳孔が開いた状態になるからです。 アメリカの心理学者E.H.Hessの実験は有名です。女性のヌード写真を男性に見せると瞳孔が20%も開いたそうです。

私は生徒さんを積極的に食事に誘います。

“美味しい!”

と生徒さんが叫んだ、その瞬間の目の輝きを私は自分の脳に刻み込みます。この“データ”が指導に役立つのです。

美味しい食事と楽しい会話をしているときのアナタの目はキラキラと輝いているはず。
スピーチを成功させるヒントは実はこんなこところに隠されているのです。

2012年02月20日(月) benjukuの投稿

無駄な仕事?

テーマ:ビジネス

人からの依頼を無下には断らない。

断るにしてもやんわりと断る。

けっして相手の面子を潰さない。

これが古くから引き継がれている日本の伝統です。

私の体の中にもこういうDNAが刻み込まれています。
私は頼まれごとが大好きです。自分ができる仕事であれば依頼は必ず請けます。時間がなくても、たいへんでも、ギャラが安くても頼まれればその仕事は喜んでお請けします。

“福澤さんは人から利用されちゃうタイプですよね”。
こんなことを言われると少しばかり不機嫌になってしまいます。弁塾の仕事に特化して、“無駄な仕事”は一切請けない。その方がいいのかもしれません。

“福澤さんは見栄っ張りだから断れないんでしょう?”
ますます腹が立ってきます。余計なお世話です(笑)。

私はこれまで多くの“無駄な仕事”に関わってきました。
振り返ってみて思うのは、そういう“無駄な仕事”が今の私をつくり出してくれているということです。今の私があるのは“無駄な仕事”のお陰なのです。

自分が行った仕事に関する限り、無駄だと感じたことは一度もありません。それどころか私の能力を高めることに大いに寄与してくれたと思っています。“無駄な仕事”にもっと関わっていればよかった!

私の目指すところは、
“アノ人に頼めばどうにかなるかも知れない”。
こう思ってもらえるような仕事人になることです。

私自身、これまで多くのアノ人に支えられて生きてきました。数々のアノ人たちの愛情溢れる協力や叱咤激励によって今の私がある。だから私もアノ人になりたいのです。

“『断る力』を身につけましょう。
無駄な人とつきあうのはやめましょう。
無駄な仕事はやめましょう”。

こういう流行に私は興味がありません。

“無駄な仕事”は鬼ではなく福なのですから。

2012年02月19日(日) benjukuの投稿

総括という言葉

テーマ:日本

◆弁塾◆話し方で人生を変える!≪毎日更新塾長日記≫◆

政治の世界でよく耳にするのが総括”という言葉です。
“辞書には

”それまでに行ってきた方針や成果を自ら評価、検討すること”。

とあります。

選挙で負けた側の政治家たちが競って、
“まずは総括だ”
と声を荒げるのは、

犯人探しを行って、責任を誰かに押し付けようとする意図があるからなのでしょう。“総括”という言葉が権力闘争に利用されているのです。

責任をひとりに押し付けること。

こういう風潮は政治の世界だけではありません。

会社でも家庭でも、そして人間関係にも当てはまる日本の“文化”です。

最後にその場に居合わせた人が損をする。そういうシステムなのでしょうか。

“担当者はオマエだったよな?”。
心無い声に、一同が同意したら最後、その人が悪人に仕立て上げられてしまうのです。実に歪な社会です。

“いつ足をすくわれるか不安で仕方がない”。
こういう気持が先行するとリーダーは育ちません。人の上に立とうというポジティブな気持が萎えて(shrink)しまうのです。ハズレくじを引くくらいなら、大樹に寄り添って生きるのがいい。こういう考える人が大勢を占める国から真のリーダーは生まれませんね。

日本がそういう国なのだとすれば実に残念です。



2012年02月18日(土) benjukuの投稿

日本人とアイコンタクト

テーマ:コミュニケーション

◆弁塾◆話し方で人生を変える!≪毎日更新塾長日記≫◆

“苦しうない。
面をあげい”。
時代劇の場面によく見かける光景ですね。


将軍の前で不用意に顔を上げるだけで即、打ち首。そういう時代もありました。庶民や武士たちは許可されてはじめて顔を上げることができたのです。


明治の時代になっても日本人の目線に対する考え方は変わりません。目上の人とはあえて目を合わせないことで尊敬や謙虚さの気持を表現したのです。お見合い結婚をした女性が初夜に初めて男性の顔を見て卒倒したという話もあるほどです(笑)。

“眼をつける”
という言い方があります。

喧嘩の原因は、
“相手が睨みつけたから”。
日本ではこんな理由だけで喧嘩になってしまうのです。

目線に対する日本人のメンタリティーは独特です。 でも、これがまた日本のよさでもあります。
大勢の前で話すことに慣れていない日本人にとってアイコンタクトの問題は深刻です。私もこのことで苦労しました。ロボットのように硬直すれば、
“Talk like human being.”
と言われ、キョロキョロすれば、
“Stand still.”
と教授からよく言われたことがありました。アメリカ人には簡単に思えることが日本人の私には難しいのです。


私が目線を克服できたのは聴衆を笑わすことに慣れ始めた頃です。笑ってもらう、笑っていただくことで普段通りの目線で話ができるようになったのです。


悲壮感が漂うトレーニングよりも、聴衆を笑わすことでアイコンタクトを克服するほうがずっと気が楽なのではないか。 私はこう思います。

2012年02月17日(金) benjukuの投稿

助言の弁は難しい?

テーマ:コミュニケーション

◆弁塾◆話し方で人生を変える!≪毎日更新塾長日記≫◆

助言は実に難しい。
人間関係に悩んでいる人に、

“気にするなよ”。
こういう言葉を投げかけるのは簡単です。
“それができないから悩んでるんだよ”。
これが当事者の胸の内だと思います。
悩みを打ち明けている人が何を求めているのか、このことを見極めることは大切です。

助言をする側の舌は常に滑らかです
次から次へと解決策が口からついて出てくる。
自分のことはなかなか決めることはできなくても他人のこととなると人はみな饒舌(eloquent)になるのです。

こんなとき、相手の側は言葉少なげです。
“ウン、ウン”。

悩みを打ち明けている人というのは他人の目線から助言を求めているように見えますが、実はそうでもないのではないか。私自身、このことに気づくまでに40年以上の歳月を費やしてしまいました。
“お願いです。
どうか助言をお授けください”。
こうやって懇願されることは稀ですね(笑)。

相手の側は多くの友人、知人の中からアナタを選んだのです。
アナタを指名して悩みを打ち明けてくれたのです。
この事実を軽んじてはいけません。
アナタに理解してもらいたい、
気持を汲んでもらいたい、
思いを共有してもらいたいと、
勇気を奮い起こしてアナタに声をかけてきたのです。

心無い助言は相手を傷つけます。こういう傷はなかなか癒えないもの。
悩んでいる人をさらに悩ませることにもなるのです。


2012年02月16日(木) benjukuの投稿

空気を読むit?

テーマ:英語

◆弁塾◆話し方で人生を変える!≪毎日更新塾長日記≫◆

“Take it easy”.
このitがいったい何を指すのか? こういう疑問をスパッと解決してくれる先生がいたら私の人生はもっと違ったものになったような気がします。

第5文型だとか、指示代名詞だとかそんなウンチクはどうでもいい。妙なモヤモヤ感から開放できさえすればそれでいいのです。

“面白いこと考えるね。
漠然としたit。
こう考えるのが自然じゃないかな。
とくに何を指すわけでもないから”。
編集者として仕事を始めた頃に先輩から聞かされた説明です。こういう人が本来、英語の先生になるべきなのでしょう。当時の私はそう感じました。

説明が正しいかどうかが問題なのではありません。

生徒が納得できるような説明ができること。

これが英語教師に求められる“説得力”なのです。

私が今、itの解釈を求められたら、
“空気を読むit”
と説明します。

とくに何を指すわけでもないけれど、

会話の流れの中に感じられる空気、

その雰囲気を何となく指すit。

これが“妥当だ”と私が感じる説明です。

“気楽にどうぞ”。
こういう陳腐な日本語訳はもうやめたほうがいい。
“アナタの味方ですよ”。
とか、
“陰ながら応援しているよ”。
とか、本来こういう意味なのではないでしょうか。

翻訳一辺倒のノリで無理に造作した日本語はどうしても不自然です。


2012年02月15日(水) benjukuの投稿

日本人は勤勉だから・・・

テーマ:日本


◆弁塾◆話し方で人生を変える!≪毎日更新塾長日記≫◆

“自分の名前は書けるが、手紙は書けないといった準文盲の彼らが、仕様書に目をチラリと走らせ、タバコを吸い、バカ話に笑いころげながらクルマを組み立てていく。中には英語のわからない移民もいる。さらにはクラックに侵されたプッツン人間。その彼らが作るクルマが日本車やドイツ車より売れないとこぼすのがおかしいのだ”(落合信彦)。

今のアメリカはかつて落合氏が指摘したような状況ではないのかも知れません。それでも、

“壊れないとかえって不安になる”、
などと平然と言い放つアメリカ人のジョークがジョークではないことも事実です。


クルマだけではありません。テレビも冷蔵庫もエアコンも、メイド・イン・
USAの商品はすぐに壊れてしまうのです。修理代はべらぼうに高い。だから修理は自分でする。これがアメリカの”伝統“でもあります。

一方、日本はいくらでも安く手に入る石油とアメリカの核の傘の基で地道に努力を重ね続けてきました。動くモノは壊れてアタリマエというアメリカの“常識”を覆したのは日本の技術力です。世界最高レベルの技術力を維持し続けることが日本の盛衰を左右します。教育は大切です。

勉強の出来る子どもには飛び級をさせてどんどん勉強させる。

落ちこぼれそうな子どもには徹底したフォローをする。

民間企業に流れてしまう逸材を教師として教育の現場に引き戻す。

教師同志を競争させ指導力のレベルを徹底的に上げる。

子どもたちの学力低下に歯止めをかけるためにすべきことは山ほどあるはずです。

マイクロソフト社の社員の半数がインド人だといいます。中国も韓国も台湾もシンガポールも物凄いスピードで日本を追い抜こうとしています。日本人は元来勤勉だから大丈夫と胡坐をかいている暇はありません。

2012年02月14日(火) benjukuの投稿

早口のススメ

テーマ:スピーチ

◆弁塾◆話し方で人生を変える!≪毎日更新塾長日記≫◆

“ゆっくり話す”。

こう力説する指導者が多いのはどうしてでしょうか?


聞き手をハラハラ・ドキドキさせ、

グッと惹きつける。

最後の最後まで飽きさせない。

これが上手なスピーチ。

であれば、

“ゆっくり話すこと”

は天敵のはず。

それでも早口を否定する人の言い分はこうです。
“早口だと分かりにくい”。
なるほど。


競馬の実況中継はどうでしょうか。

早口なのに実に分かりやすいですね。

黒柳徹子さんのトークはどうでしょう。

早口だからこそ魅力的です。

私も実はかなりの早口です。

早口がダメなのではありません。

分かりにくい、聞き取りにくいことがダメなのです。


聞き手を飽きさせないという視点からいえば、むしろテンポよくリズミカルに話すほうが効果的なのです。

早口を最大限に引き出してくれる技、それが間(ま)です。

“落語家の、ネタは真似せず、間を真似よ”。(ダルマンマの法則31番)

ココゾという場面で思いっきり間を置く。一流の落語家はこの頃合いが実に巧みです。笑いを引き出すツボも間の置き方次第です。文と文のあいだはもちろん文節と文節のあいだいや単語と単語のあいだにも意味のある間を置くこと。それだけでスピーチが生きるのです。

“早口で分かりやすい”。

これが目指すべき理想形です。


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