糸魚川ジオパークのおじさんのブログ

日本で最初に世界ジオパークに認定された糸魚川ジオパークの魅力や出来事などを紹介します。

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ここからが世にも名高い親不知の難所であると言う標識に「海道の松」があります。目通り3.5m樹齢230年以上といいますから。松尾芭蕉が歩いた頃(1,689年)にはこの松ではなく先代の木があったのでしょう。

この老松は糸魚川市の天然記念物に指定されています。





 親不知の難所を控え、これから越後に向かおうとする人、越後から難所を過ぎてほっと一息している旅人たちが市振の宿に入ります。

 脇本陣であった宿の桔梗屋が知られています。桔梗屋は大正時代の火災て焼失してしまいましたが、ここが桔梗屋の跡だと言う所があります。






糸魚川市教育委員会の案内文に記されているように、芭蕉が元禄二年1,689年に宿をとった時の句

「一つ家に 遊女も寝たり 萩と月」は有名で、後に良寛が「市振や 芭蕉も寝たり おぼろ月」と詠んでいます。

 芭蕉と曾良、同宿の隣室に新潟からきたお伊勢参りの遊女に同行をせがまれたのを断った話など、奥の細道の話が残っています。




 芭蕉の句碑が後に相馬御風の筆で長圓寺の境内に建てられました。鬱蒼とした木陰の下にあるので、写真撮影で字をはっきり出すのに苦労します。芭蕉に言わせると「場所(芭蕉)が悪いと言わさるな!」


 長圓寺に隣接して白鬚神社があります。天孫降臨の際に神様の道案内をした猿田彦命が祀られています。猿田彦は道祖神で道触神→「ちぶり」、更に威厳の威がついて「いちぶり」=市振と言う説もあります。猿田彦命・豊受大神・健御雷命を祭神とし、弘安四年(1,281年)創立で当地の産土神様です。加賀の殿様も参勤交代の折には親不知通過の安全をこの社に祈願したようです。



白鬚社入り口↑ と北村正信の作大理石の狛犬↓




 奉納された句


 境内には当地出身の彫刻家北村正信作の大理石の狛犬があるほか、俳句が盛んなようで句会での句が奉納されています。(奥の細道300周年記念遊女句碑全国俳句大会)

この集落出身の彫刻家建部喜代松・北村四海・北村正信の一族の功績はすごいものです。


桔梗屋の相向かい側には本陣の菊屋があり、大名の宿がありました。明治天皇も行幸の節には立ち寄られています。




桔梗屋より少し東には小さな井戸があります。弘法(空海)の井戸です。この井戸にはお話があつて、みすぼらしい旅の僧が老婆に水を一杯所望した所、1km以上離れた赤崎と言う所までわざわざ冷たい水を汲みに行きさし上げたところ、哀れんで僧が杖先で突いて水を出したという話があります。この僧が弘法大師であり、彼は全国各地で井戸水を出したり、温泉を発見しています。当時のスーパー地質学者であったのでしょうか。




市振の集落内にはこのほかにも祠や碑、海水浴場に漁港もあり、東側の台地には黒船対策の砲台を設置した丘があります。







黒船襲来に備えて幕府が高田藩に命じてつくらせた砲台の跡地がこの小高い丘にありました。↑


市振ジオサイトは、文化的にも地学的にも糸魚川ジオパークのサイトの中でも見どころ一杯で面白いジオサイトです。




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