あたし、今年は厄年、本厄でして、ともかく確実に厄払いができるであろうパンチの効いた、非常に強力な厄破壊力を持った神様、または仏様に頼み込んで厄っていうものを葬り去りたいと企んでいました。
これは、実は昨年から秘かに来年は厄年だから、半端ない神様か仏様に厄除けミッションの依頼をしようと思っていた事です。
昨年は前厄ってのでしたが、毎週のように神社仏閣に襲撃し、御朱印を奪取する生活を送っていたので、厄、それも前厄なんてものが何らかの災いをもたらす事はあり得ない。
もし、そんな事があったとしたら、それこそ厄だ。
そういう強い心で前厄と向き合い、あたしのポジティヴな思考と御朱印ゲリラ活動を経て得た数多の御朱印を前に前厄は何のいいところも見せる事なく撃沈。
そんなあたしですが、本厄を無傷でやり過ごせると思う程、自らの運気、ポジティヴシンキングを過信していないので、万全を期したのであります。
そんな中、年始早々に奈良に突撃する機会があったので、成り行き任せで適当な神社仏閣に御朱印ゲリラ活動をする中、ここは強力、厄破壊力に秀でていると感覚的、本能的、嗅覚的に感じた奈良の「安倍山 文殊院」にて、生まれて初めての厄落としの儀式をおこない、見事、その厄、本厄は成敗され、あたしの厄は消滅に至ったの話。
厄という宿命を背負ったあたしが流れ流れて辿り着いたのは安倍文殊院。
日本三文殊第一霊場でもあり、御祈祷の寺。
華やかな看板、好奇心、興味を煽る立札で厄を背負うものの緊張感をほぐす作戦。
重く圧し掛かる厄が落されないように抵抗し、なかなか厄落としポイント、宿敵の方に行かせてくれません。
しかし、厄を背負ったあたしは厄を騙し騙し、厄落としポイントである本堂に進むのです。
徹底的に壊滅的な破壊をする為には1万円が必要です。
これで1年間、文殊ファイターは右手の降魔の利刀でもって、休む事無くペシペシと継続的に厄に対し、肉体的、精神的に致命的なダメージを与え続け、厄は身も心もボロボロになって消滅、霧散するのです。
待合所には厄を抱えた女性、厄を背負った男性、合格祈願者といった者に混じり、あたしの御朱印アシスタントのように人の馬尻に乗ってちゃっかり自分も御祈祷のおこぼれに預かろうという不埒、不届き、調子のいい者が混じっているのです。
巨大な狛犬みたいなのに跨った巨大な文殊師利菩薩像、通称、文殊ファイターによって完全に厄を取り除き、絵馬、玄関に貼る赤いお札、部屋に飾るお札、財布に入れるお札の4点セットと開運厄除災難除け祈願のお池のお堂をぐるぐる7回廻って祈れ金札が与えられます。
ここをぐるぐる7回廻る事で微量、軽微、微妙な厄なら厄介払いできるであろう場所で、厄の残滓も除去します。
厄をキレイに落したら、後はいつもと同じで散策活動に勤しみます。
十一面観音がいると思いますが、ひとつ目の穴と違い侵入する事ができないので分かりません。
安倍晴明と関連、関係性のあるであろう安倍堂、違った、晴明堂。
玉を撫で回し、何や方角がどうとかこうとか…するみたいですが、不特定多数の人が撫で回す玉だけに衛生面で不安だったので、軽く触れる程度にしました。
一時期、有名だった書道家「莫山先生」が文殊院の石の文字を書いたようです。
そして頂いてきたお札は玄関、そして秘密基地、財布の3ヵ所に貼られたり飾られたり入れられたりして、あたしを四六時中24時間体制でガードし、文殊院では日々、あたしの厄を払う為の祈祷がおこなわれ、幸せな1年を過ごすのであった。
おしまい。

オリジナルデザインのシルバージュエリーやゴールドジュエリーの
オンライン直販ショップ「Ijeluna」












