昨日のライスボウルについていろいろ議論されているようですね。
試合結果のことではない方で。
いきなり話しても分かりませんね。
まずは試合結果について。
オービックシーガルズ 38-28 関西学院大学
オービックシーガルズが2連覇を達成しました。
この結果や試合展開などは個人的には予想通りでした。
日本代表メンバーを多く擁したオービック。社会人NO.1決定戦であるJAPAN X BOWL(以下JXB)を見ていても分かるようにあのオフェンス・ディフェンス・キッキングに勝るチームはありません。学生日本一である関西学院大学は戦略的にかなり工夫を凝らした展開で前半はリードするが、第4Qに一気に引き離されました。
オービックの自力と言っていいでしょうが、WR#83清水選手へのロングパスがモメンタムを引き寄せ逆転。ここは関学の踏ん張り時というところで一気にたたみ込み引き離す。言葉では簡単なことが実際に出来てしまうのがオービック。この底力を知っていたので試合展開や結果は順当だと思います。
さすがオービック!ではありますが、総じてオールジャパンをあれだけ苦しめた関学の善戦を高評価、そんな試合でした。
と、いうのが一般的な試合総評ではないでしょうか。最初に書いた「いろいろ論議されている」とはオービックに多々あった「怪我人」と「スポーツマンらしくない行為」についてです。
もっとも怪我は好きでするものではない。スポーツマンらしくない行為も故意かどうかは分からない。(バク転は故意ですね)。当事者からの声も聞きたくて今日一日選手のツイッターやフェイスブックをチェックしてましたが真意は不明のままです。なのでここからは半分以上予測で書きます。
私個人が勝手に思う結論は、
「JXBでオービックはファンを増やしたと同時に敵も多く作ってしまっていた」
ということではないでしょうか。
JXBは2連覇を狙うオービックと初優勝を目指して4度目の挑戦となる富士通の戦いでした。富士通は初の日本一を目指し気持ちの入ったプレーで王者オービックに善戦。さすがのオービックも押され気味の展開。
富士通押せ押せの雰囲気の中、司令塔のQB全員が負傷退場。夢をあきらめない富士通は、負傷したはずのQBが怪我をおして登場、自らの身体を犠牲にしたプレーで得点。あと少しと思っていたところにオービックが大技3本であっという間に逆転。富士通の4度目の挑戦を断ち切ってしまう。
富士通の最後のプレーの前、サイドラインに選手・スタッフみんなが集まって全員でハドルを組む姿に感動したファンも多いことでしょう。反感びいきが好きな日本人の多くは、こういう展開の場合どうしても負けた富士通を応援したくなる。
もちろんオービックにとってはたまらない逆転劇でファンを喜ばせた。勝負の世界なんでここは結果がすべて。勝ったオービックが強かったということである。しかしその反面、心情的になって「富士通が可哀そう」と思ってしまっていた人も多くいたのではないか??JXBはそんな展開の試合でした。
そしてライスボウル。
戦前の予想では、「王者オービックに関学がどこまで善戦するか?」とも言われていた大会。JXBと同じ目で見てしまう人にとっては「関学頑張れ!」の心情だろう。そんな中で関学の善戦。あのオービックディフェンスが攻め込まれる。前半を14-3とリードして折り返す。ますます一般のアメフトファンは関学ひいき、というか、アンチオービックになる。
この流れでいけばあのオービックに勝てる!!!誰もがそんな雰囲気になって来たところでオービック選手の度重なる怪我人による試合中断。せっかくの関学のいい流れが中断させられる。しかも退場した選手は担架で運ばれるほどであったにも関わらず、数分後にはまたグラウンドに戻ってプレーをしている。これが何度もある。
確かに関学ひいきのファンにとっては、「中断は意図的じゃねーのか?」と思ってしまうのも分かる。ここの部分の本当のことは分からないが、後の議論では「脚を負傷した選手はサイドラインに戻ったとたんジャンプをした」とか「遅延行為ではないかと指摘する関学サイドに中指を立てたオービックの選手がいる」とか「トレーナーの判断の遅さ」や「審判のジャッジの悪さ」にまで肥大している。
自分はオービックシーガルズを尊敬している。なのでオービックひいきの部分も含めて、これらの怪我による中断は故意ではないと思っている。ファンとして長年見てきたオービックはそんな低レベルなチームではない。でも流れ的にそう思われても仕方がない雰囲気になっていたのは確かだ。間が悪かったとでも言うのでしょうか。
強いて言えば火に油を注いだのはオービック選手のTD後のバク転でしょうか。うれしさのあまりついつい・・・という所だと思うが、空気を読むべきでしたね。あれは少しずつの関学ファンのウップンの矛先が一気に向いてしまった瞬間でした。JXB同様大物新人によるダメ押しとなるプレーの後だったのも関学ファンの反感を買う要因だったのでしょうね。
もっとも個人的にはいいプレーの後のパフォーマンスは派手にやった方が試合は盛り上がると思っている。サッカー選手なんかはもっと派手だし、カズダンスとかはむしろもっと見たい。相手を侮辱するような行為でなければもっとやってもいいと思うのだが、アメフト業界のこの部分は行儀が良すぎだ。
話は戻ってその後のTFPでスポーツマンらしくない暴言でまたまたオービックに反則。リプレイを見ている限り何を言われて何を言ったのか分からないが、展開上予測はつく。いわゆるクチパンでしょうね。担架で運ばれてすぐに復活している選手に向かって言った関学選手の言葉にオービック選手がカッとしたのではないでしょうか?
コンタクトスポーツなので最前線で当たっている選手同士は少なからずとも言葉を交わしています。もちろんダーティーな言葉を。年齢や先輩後輩など関係なく口撃はあるでしょう。美化する訳ではないけれど、それくらいでないとやっていけません。
それが反則になったのがオービック側で関学側ではないということが今回の一連の問題を分かりやすくしているかのようにも思います。選手はお互い必死に頑張っていた。怪我をしても負けない精神力で戦い抜いた。そしてオービックが勝った。強すぎたので勝っても文句を言われている。それだけではないでしょうか?
何度も言うがこれは極私的に見た意見であり真相は知りません。もしかしたら怪我は意図的な時間稼ぎだったかもしれません。今更どっちでもいいですが、自分の中では辻褄が合うので書いてます。
実際TVで見た一般の方々にはどう映ったでしょうか?大技のプレーは少なかった、というか4Qに凝縮されているので分かりつらい試合に見えたかもしれませんね。
アメフトの試合がTV放映されるのは恐らくあとNFLくらいでしょうか?スーパーボウルも残ってます。こっちはアメフトファンならずとも楽しめる大技がいっぱいのはずです。2月上旬かな?要チェックや!