☆１２月８日☆
２学期期末考査２日目。
最後の追い込みを掛け
休み時間は、友達Fと私の席で次のテストに向けての勉強。
友達F「“軽蔑”出るかなぁ？」
と言いながら、曇っていた窓に指でサラリと“軽蔑”と書き
チャイムが鳴った事を理由に、ニヤリ顔で
消さず席へ戻った(￣□￣;)!!
∑え、ちょっと！先生にバレたらどうするの！？
これが校内一厳しい（？）古舘先生とかに見付かったら
…間違いなく疑われる(((゜д゜;)))
慌てて消そうと、私は席を立とうとしたが
試験監督の福嶋先生が教室に入り、直ぐにテストが配られた。
正直、福嶋先生で安心したけど←
現状、何も解決していない事に変わりはない。
しかも
“軽蔑”出てるよぉ＞＜
テストには“漢字を書け”的な問題が出題されていた。
今頃、友達Fは笑いを堪えているだろうな。
テスト期間中は出席番号順に座る為
窓際最前列になる私は、後ろの様子を窺えないけど
友達Fの話では、いつも何かと要領の良い女子達が
カンニングをしているらしい。
無論
一生懸命勉強してテストに望んでいる友達Fは
腑に落ちないみたいだったけど…
カンニングして高得点を得た所で
心の底から嬉しいと思えるか？私には疑問だったから
答えを知っていても、窓に書いてある事実を踏まえ
“軽蔑”は書かなかった。
だとしても、先生に気付かれると疑われるのは確か。
緊張しながらテストに望む最中
先生が徐に立ち上がり、教壇を下りた。
∑うわっ、駄目！こっち来ないでっ！！
心の叫びは先生に届かず
先生は私の席前に立ち、窓から外の様子を見る。
その直ぐ下には、友達Fが書いた
“軽蔑”の文字。
わ、わ、わあああああ(((( ;°Д°))))
幸い、文字自体も曇り始めていた為
よくよく見ないと読み取れない状態だったので
福嶋先生に気付かれる事はなかったけど。
目の前に立つ先生との距離が近くて、ドキドキ緊張したし
先生、可愛いし←
こういう悪戯は、もう止めて欲しいよ（´・ω・`）
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
☆１２月９日☆
２学期期末考査３日目。
生物のテスト中盤。
柏葉先生「質問、何かないかぁ？」
テストに関する質問等を聞きに来た柏葉先生が
教室内を見て歩き、何故か私の席付近で止まった気配。
（私の解答）み、見てるの！？
何事も無く、先生が通り過ぎるのを願い。
ドキドキしながら、考えているフリをしていると
解答用紙に先生の人差し指が伸びてきた。
柏葉先生「…合ってるけど、これじゃ駄目」
え？どういうこと？？
「合ってる」ならいいんじゃ？と思いつつ
自信のあった答えなだけに、混乱した。
柏葉先生「…これでいいんだけど、もうちょっと＾＾；」
私「えぇー！？」
答えを知っている先生は言いたそうだったｗ
それぐらい惜しい答えらしいけど
私には何処が間違っているか？見当も付かず
そのまま提出←
その後、直ぐに
先生が私に何を言いたかったのか？が気になり
調べて見ると…
“フィールドバック”ではなく
“フィードバック”だった。
フィールドってなんやねん！！！
これはかなり惜しい。
柏葉先生が答えを言いたかった気持ちが
少し分かった気がしたｗ
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