GWですね~

我が家は特に旅行の計画はなく
私は、前の職場の先輩と飲みに行ったり、
高校の時からの友達と飲みに行ったり、
旦那は、職場の仲間とゴルフ旅行にいったり出勤だったり・・・と
それぞれ自由な感じです

先輩との飲みも、同級生との飲みも、どちらもすごく美味しいお店で、
話も盛り上がり、かなりハイテンションなGWを過ごしてまーす

さてさて、4月はちょっと少なくて、4冊の本を読みました。
まずは、伊坂幸太郎の「グラスホッパー」

これはちょっと物騒な、「殺し屋」のお話。
妻の復習のために怪しい会社に潜りこんだ「鈴木」と
自殺に追い込むという手口専門の殺し屋「鯨」と
同じく殺し屋でセミのようにうるさい、その名も「蝉」。
この3人の視点から物語が進むにつれて、どんどんつながっていく・・・。
「つながる」って、伊坂作品のキーワードかも。
「鯨」、「蝉」っていうのは本名かどうかわからないけど、
途中から「槿」(むくげ、ではなくここでは『アサガオ』と読む)
っていう人物も出てきて、
殺し屋や押し屋の話のわりに、名前が面白い。
今まで読んだ作品と同じく、次が気になって一気によんでしまった。
次は。。荻原浩の「メリーゴーランド」。

とある地方の、市役所に勤める公務員の話。
市役所全体が、ゆるーい「お役所仕事」そのもので
長々つづく会議でも、ほとんど決定事項がなく・・・。
そんな中で働く主人公だけど、かつて市が作った「アテネ村」という
アミューズメントパークの再建を任せられることになり・・・。
上司や市長との関係、市役所のOBがたくさんいるパーク経営会社の体質。。
GWイベントを成功させて、なんとか再建させようと奮闘する主人公。
いろんな人をイベントに巻き込んでいくんだけど
やはり荻原作品らしく、ほんとにへんてこな人達がでてきて笑えます。
続いて、同じく荻原浩の「あの日にドライブ」。

主人公は、大手都市銀行を辞めてタクシードライバーになった伸郎。
銀行での仕事ぶりや裏事情、タクシー業界の裏事情がよくわかって
興味深い。
これも登場人物が面白い。とくにタクシー会社での先輩の山ちゃん。
ただのギャンブル好きのおっちゃんと思っていたら、実は競輪選手だった。
最後は、元職場の銀行でエライ目に遭わされた元上司がタクシーに乗ってきて
復讐する場面。
「ママの狙撃銃」でも、娘をいじめた同級生を脅す場面や
「ちょいな人々」でもいじめ相談室で相談員が仕返しをする場面があったけど
荻原さん、そういうの好きなのかも

たしかに、読んでてスカッとします

最後は、荻原浩「さよならバースディ」。

これは、上記2作とはちょっと違って、
ちょっとシリアスなミステリー。
「バースディ」というのは、大学で研究用に飼育している霊長類のボノボの名前。
その研究室で不可解な自殺が続けて起こり・・・。
主人公は研究に打ち込み、同じ研究室にいる恋人の由紀ともうまくいっていて
プロポーズまでしたのに・・・。その夜、由紀は飛び降りて死んでしまう。
次々にわかってくる事実がとてもつらい。
数ヶ月前に自殺した研究者と由紀との関係、研究補助金の真実、
周りの冷ややかな目。
でも、主人公にとってボノボ(研究のために言語を習得させている)の存在が大きく
読んでるこちらにとっても、ボノボがいて救われる気持ちになる。
最後はボノボが由紀の本当の気持ちを伝えてくれて
すごく感動します。
上の2冊とは全然違った印象で、
あらためて荻原浩さんはすごいな~って思いました

今回のオススメは、この「さよならバースディ」に決定