時代は流れ、現在はジュエリーのお仕事からBe Green というネットワークと書くことへと移行しました
いまは、気持ちにいいときにだけしか創っていません,紛らわしくってごめんなさい.



わたくし実はお仕事はジュエリーを創ってます.
昔は空間デザインのお仕事をするつもりだったのに,
ジュエリーを創ることになったのもほんの些細な偶然の積み重ねでした.
山暮らしから街へ移り住み, お仕事を探してはいたけれど,沙羅がまだ小さく,
いつも傍らにいたので,なにをしようかと思っていたちょうどそんな時でした.
昔から綺麗なものが大好きな私が、
お気に入りの綺麗なものがいっぱい置いてあるフランスの下着屋さんをのぞくと,
そこに、とてもステキなジュエリーがおいてありました.
お値段は当時のわたしにはとても買えそうにない眼の肥やしでした.
でも、ふと思い自分で創ってみようかと思いました.
その足で、石屋さんに行き、お店の方に聞いて材料を調達して、
見よう見まねで、赴くままに創ってみたところ、意外や意外
とても簡単にできてしまい,うれしくなって、 それをつけて街にお出かけしました.
いつものカフェに座っていると一人のフランス人の女の人が通りかかりました.
一緒にお茶していたrinaは,昔フランスに住んでいたので顔見知りのよう、
フランス語で話しはじめました.
その彼女が、私のつけていたジュエリーをとても気に入って下さり,
あれやこれやと聞いてきて、自分で創ったと云うと、
なんと、わたしのお店に置きたいっていって下さいました.
驚くことに、そのお店が私の大好きな下着屋さんだったのです.
びっくりです、だって、そのお店で見たジュエリーが インスピレーションとなり、
自分で創ってみたのですもの....
こうしてジュエリーを創るお仕事が始まりました.
その半月後のことです.
仲良しの友人が私のジュエリーをつけているところを
バークレー在住の有名なテキスタイルデザイナーの目に留まり、
彼女のアトリエに呼ばれました.
ひと月後迄に最低20種類くらいのデザインを創ることができるのなら
あなたをニューヨークコレクションにデビューさせてあげるというのです.
一体なにがどうなってるの?
それも一つのデザインに付き最低20個は創ってねとオッシャル. そ、そんな...
どうするかよく考えなさいという先生に一日おいて、おもわず、
させて頂きます...と、答えてました.
だってニューヨークコレクションなんて...
初めて見よう見まねで創ったのが、たったの2週間前、
ジュエリー造りの経験も知識も何もない私にはなんの自信もなかったけれど,
何か見えない力が動いていることだけは感じたの.
そしてその瞬間から駆け足での御修行が始まった.
先生はおかまいなしに明日までにカタログに載せる写真を撮ってくるようにいう.
お金のない私はプロの人に頼んで写真を撮ったりできないので
友人に借りたカメラで、自分であれこれ考えて撮ってみた.
家にある大きな透明の花瓶の中には植物の根っこが 不思議な感じでのびていて,
そこにネックレスを掛けて撮ってみたら、不思議で宇宙的な世界が現れてきた...
自分では気に入っていたけど、素人の私、やはり自信がなかった.
ドキドキしながら先生の専属のカタログを創ってくださる
デザイナーのお家にもっていって、彼女がものすごくほめて下さったので驚いた.
とてもオリジナルだし、光と影がきちんとあって、そこが美しい...
彼女がそういって下さるのを聞いて、 やっとホッとした.
そのことが始まりで、何かを創作するときには、本来は自然なるもので、
こうあるべきという道というものはないのではないかと、感じはじめた.
なかったのは自信だけではない...
ジュエリーの材料に使う半奇石は割と高級なものなので
そんなに大量の石を買うお金も、当時、山から降りてきたばかりの私にはなかった.
どうしようかと考えながら、家を出たとき、
家の前で突然バックしてきた車の事故にあった.
こんなタイミングで...どうしたらいいのだろうと思った.
ところが、その事故は彼が全面的に悪いらしく、
私の車は全損したけれど、そのかわりにお金が入ってきたのだ.
ちょうど2台あった車を手放したいところだったので、うまく流れるものだ.
その資金で、ぎりぎり材料と飛行機のチケットを買い込むこともでき、
徹夜の日々を過ごすことになったけれど、デザインは溢れるように流れてきて、
それらを形にすることの喜びや、チャレンジに心躍っていた.
そうして、やはりギリギリ無事にニューヨークへと出発した.

そこは、五番街のティファニーの隣にあるタウンハウスを使ったギャラリー...
日本の通信販売の会社フェリシモが出資して作った
ミュージアムクラスのものばかりを展示するギャラリー.
有名な先生方の横に、ちょこんと並べてのデビューとなった.
流れに任せてやってはきたけれど、ドキドキ. やはり自信のない私.
私以外の方達は皆テキスタイルの方達なので、
訪れるのはテキスタイルのバイヤーやデザイナーばかり.
その中に一人の美しい年配の女性が...
彼女が私の作品を、不思議なくらい気に入ってくださり、
個人的にだったけれど、私のはじめての顧客が誕生した.
その方,じつはクーパーヒューイットミュージアムのチーフキュレターで、
以前はMOMAミュージアムのテキスタイルチーフキュレターをされていた方.
色の使い方とバランスがとてもオリジナルだとほめていだたけて、
いろいろなサポートを下さり,それから仲良くして頂いている.
お仕事的にはジュエリーバイヤーさんには直接あうことはなかったけれど、
こうしてじわじわと、プロとしてやって行く自信をつけさせて頂いたデビューとなった.
人って不思議.
プロになるのって、こういう偶然の積み重ねによって、
成るというよりは成らされていくものなのねって思いました.
元々、山暮らしの日々でお散歩中に見かけた自然の織りなす美しさに
夢中になっていた私の中には、自然がぎっしり詰まっていたよう.
材料となる半貴石達を目の前にするとそれらを表現したい
気持ちがむくむくと表れてくるのです.
それらは小さな世界ですが、色と空間の織りなす世界です.
元々、空間デザインに進みたかった私には、ぴったりのお仕事だった様です.
......不思議.
人間ってこのように, 自分の意志とはまた違ったところで導かれて行き、
それは昔に発した自分の意志ときちんと繋がってたりするんですね.
創造するって、本当にステキなこと!
毎日のささやかな積み重ねの中で、瞬間瞬間創造している喜びこそが
神の大いなる意志...を、この地上に創造することへと繋がって行くのですね.
生きていることはミラクルの連続.
毎日生かされている喜びを、もっともっと感じていきたい.
SERENE GARDEN JEWELS ... うららかな庭の宝物より
Loooooooooove From Dairy of Dec. 07 2005
私...ちょっともくろんでいることがありますので、クリックして、ね.
ありがとぅ...








