2011-08-23 10:30:56

美容室経営を応援しながら感じる雑感

テーマ:雑感

皆さま、こんにちは。本当に久しぶりのブログです。


最近は、会社(美容室を含む)を経営するうえでコンセプトなどの理念教育が

大切とされています。


たしかに、マーケットが成長しない不況期において業績および収益を安定化

させるには、攻撃力より守備力が重要になり、その結果として企業の業績や

収益力を安定化させるために従業員や顧客の定着率を高くするために、給

与や値引きではなく、思いや大義といった定性的価値を強化することも重要

です。


ただ、個人的に私は「今こそ攻撃力の再強化」が重要と思えてなりません。


不況期とはマーケットが淘汰されるとき。

淘汰とはマーケットから企業が退場(倒産や廃業など)させられる数が増える

ということ。

だからこそ、売上も大切だが(税前)利益を高める体質づくりも大切です。

→これは守備力強化といえます。


もう1つの側面として、不況期とは来たるべく成長期の準備期間であることも

間違いありません。


不況期とは、物が売れない(資産の流動が停滞しやすい)期間。


しかしこれは「何も物が売れない」のではなく、単に「これまでの売れる必勝パタ

ーンにマーケットが反応しなくなった」だけだと思います。


なぜなら伸びているサロンは着実に売上と税前利益率(額)を伸ばしているから。


クライアント先でもキャッシュアウトがインを大幅に越していたが、みごと毎月

潤沢な税前利益を残せるところまでに復活したサロンもあります。


他の事例を見ても、これは今流行の守備力を高めたからできたわけではあり

ません。

とはいえ、攻撃力だけを高めただけで出た結果でもありません。


経営の基本は投資(*)回収だと思います。

※投資=設備や研究開発、時にはマーケティングやPRもこれに該当すると考えます。


今ある試算のどれをどこにいくら突っ込み、そのリターンをどれくらい取れるのか?


その投資、本当に意味があるのか?

意味とは、結果(売上や利益)に繋がるものなのか?


そこをトコトンオーナーや現場の皆さんと打ち合わせたり、商圏や競合との兼ね合いも

考えながら、日々業務や戦略そのものを改善をしつづけてきたから出た結果です。


もしかすると、いま皆さんが検討している投資を検討している金額をを別の項目に投資す

れば、もっとリターン率が高く成功確率も高いものがあるかもしれません。


たとえば美容室の場合、PL項目で見ると人件費比率が最も高い。


つまりお客様にとって最大の効果を生み出せる投資項目はこの人件費ともいえます。


しかし、これは何も給与をただ上げれば良いというものでもないと思います。


たとえば、これまでのようにスタイリストとアシスタントのバランスが大幅に崩れだした

現状に対して、これまでと同じ教育および売上のマネジメントシステムを維持したいの

なら、給与の前に求人対策に費用をかけるほうがリターン率が高くなるかもしれません。


今後も美容学生が減ることを前提とするなら、給与の支払い方を含めたスタッフの業務

内容の見直しから、教育システムの見直しまで見直しをかけることに投資するほうが、

投資回収率が高くなるかも知れません。


美容室のオーナーの皆さんは、いま何に幾ら投資をして、どのくらいの効果を出そうと

お考えですか?


同じ金額や時間、さらには労力を別の項目に投資した場合との、比較をシッカリと検討

しましたか?あまり比較検討に時間を使いすぎてタイミングを逃すこともまた本末転倒。


そうならないためにも、普段から決裁者が・・・

「この金額ならほかに何ができるだろうか?」

「この項目なら、もっとローコストでハイリターンを生み出す方法はないか?」

を考える発想のクセ付けが重要なのかなぁ?と思えてなりません。


それともう1つ。これは仕方ないといえば仕方ないのかもしれませんが、この業界の特徴

としてオーナー=技術者というケースが圧倒的に多い。


これは、これでスタッフをまとめる面、売上が厳しくなってもオーナーが現場で頑張れば

利益を出すことができる面ではメリットが高いといえます。


ただ、それと同じくらい、どうしても技術者として自分なりの成功方程式を身につけられて

いる方も多いからこそ、別の成功方程式を否定しがちな面が出るケースも多いようです。


ある書籍で稲盛さんも中小企業が大きくなるための唯一の方法は多角化とおっしゃられ

ていました。


美容業では、ネイルやエステといった業態を多角化することもその手法の1つですが、

その前に、美容室の最大商品である色んな個性を持ったスタイリストが育成できるキャリ

アアップルートの多角化を図ることも友好な戦略と思います。

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