言わずと知れたコッポラの代表作であると同時に、70年代娯楽映画の傑作。
当時、マリオ・プーゾの小説「ゴッド・ファーザー」が大ヒットし、目をつけたパラマウント社が
映画製作にのりだした。ところが、ギャング映画はヒットしたためしがないため、当初はおよび腰だった
がイタリアマフィアの話を イタリア人の監督が撮らなかった事やマフィアの役をユダヤ人が演じていたことが失敗点にあげられたため アメリカ系イタリア人監督を起用することと役者にイタリア人を使うことで製作許可がおりた。コッポラは 唯一のアメリカ系イタリア人だったがそれまでに撮った映画は駄作
とされたため、映画会社は難色をしめした。
とりあえず 低予算で製作する事が決まり、コッポラからの「ただのギャング映画にしない。家族色を出すこと。」という条件をいれて製作が始まる。
ところが、予算も撮影人数も当初よりはるかにオーバーして結局は大作映画として仕上がってしまった。
物語は・・・・。
夏の陽射しが眩しいコルレオーネの屋敷。そこで行われている彼の末娘コニーの古風なイタリア式
結婚式からこの物語は始まる。
華やかなシチリアの音楽も届かない書斎では、ブラインドが降ろされ、その中でドン・ビトー・コルレオーネ(マーロン・ブランド)が友人たちの嘆願を聞いていた。彼は相手が貧しく微力であっても助けを求めてくれば、親身になってどんな問題でも解決してやっていた。
求める返礼はただ一つ、親愛のこもった”ドン”あるいは”ゴッド・ファーザー”という呼称であった。
そう呼ぶことはしかし、なずけ親=ゴッド・ファーザーの恩に、必ずや応えねばならぬという無言のうちの
金縛りであり、無償で窮地を救われる代価はまた命で支払うことを意味していた。
これが彼らの世界であり、その鉄の掟であった。
ある日、ライバルのタッタリアファミリーが背後にからむ麻薬の売人、ソロッツォが仕事の話を持ちかけてきた。
政界や警察に顔のきくコルレオーネのコネを必要とした判断からだった。
しかしドンはその話を丁重に断る。
彼はドンさえ殺せばこの取り引きは成功すると鋭く見てとり、その日以来ドンの命を狙っていた。
そして初頭の夕暮れ。
一族の経営しているオリーブ・オイル社から出てきたドンは、街頭でソロッツォの手下に襲われた。
おびただしい銃弾を何発も受け倒れたが、強靱な彼は一命をとりとめる。
これは、ドンが築いてきた強大なコルレオーネ帝国とその支配力に対する初めてのあからさまな
挑戦だった。
すでにニューヨークの他のファミリーも動きだし、血みどろの抗争の幕が切って落とされた。
こうして1947年の戦いは始まってゆく……。
この映画は 75年のアカデミー作品賞、主演男優賞(マーロン・ブランド)脚色賞、を受賞する。
マーロン・ブランドもアル・パチーノもメソッド出身者。
撮影時、マーロン・ブランドはセリフを一切覚えず、困ったスタッフがセリフを部屋のあちこちに張った。
それを こっそりみながらしゃべるマーロン・ブランドの演技は圧巻の一言に尽きる。
主演は
ドン・ビトー・コルレオーネ マーロン・ブランド
マイケル・コルレオーネ アル・パチーノ
ソニー・コルレオーネ ジェームズ・カーン (ドラマ:ラスヴェガスに出演中)
フレドー・コルレオーネ ジョン・カザール
トム・ヘイゲン ロヴァート・デュヴァル
ケイ・コルレオーネ ダイアン・キートン
他・・・。