片腕マシンガール | Yokohama Beat Junkie

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自由と孤独、音楽を愛する旅人

ロボゲイシャが話題になっているので、井口監督の出世作を観た。

Yokohama Beat Junkie-片腕マシンガール

片腕マシンガール

いじめの果てに弟を殺された女子高生アミ。復讐を誓うも返り討ちに合い、左手を失ってしまう。同様に息子を失った若い夫婦により、左手にマシンガンが装着される…。

女子高生、ヤクザ、忍者、寿司、天ぷら…外国から日本を見たときに連想する様々なキーワードがてんこ盛り。B級映画の王道をひた走る、ガールズアクションムービー。80年代大映ドラマを観て育った世代なので、この作品のチープさ、キッチュさ、馬鹿馬鹿しさには何の違和感もなかった。というより好きな部類。

身体の一部が武器化するのはプラネット・テラー(過去レビュー)のパクリなんじゃないの?と思いきや、同時期に制作されたらしく、単なる偶然らしい。それにしても血飛沫が凄まじくて、ここまでのスプラッタものとは思わなかった。アメリカの資本で作られたそうで、いわゆる逆輸入映画。そりゃこの内容じゃ、日本資本は無理だろー。グロいのが嫌いな方は観ない方がいいでしょう。とにかくもう「ひでぶ」で「あべし」な映画ですよ。

セルDVDには特典映像として、スピンオフ短編映画「Hajiraiマシンガール」が付いているらしい。ヒロインの親友がお尻にマシンガンを装着し、「いや~ん、恥ずかし~い!」と言いながらマシンガンぶっ放すんだって(笑)。