魔王たちの館

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「警務部は?」山口2佐が内田3曹に尋ねる。

「全員戦死です」内田3曹が答えた。

「予想外に被害が大きかったな。テロリストの件については陸自より公安の方が詳しいだろう。公安の担当者を通せ」山口2佐が言った。

「神奈川県警公安部、対『組織』特捜班所属、八角剛志警部補です」八角と名乗る警部補が顔写真とバッジを見せながら言った。

山口2佐がバッジの番号を即座に暗記して端末に入力する。

「確認した。本人だな。大学出た後キャリアになったのに公安部配属とはまあ、運が悪い」山口2佐が意地の悪い笑みをうかべている。

「公安には自ら志願しました。群馬県警少年課史上最強の番長殿」八角警部補が言った。

「その称号はやめてくれ、俺の黒歴史だ。不良少年は16歳で引退した」山口2佐が髪の毛をいじりながら言った。

「国道16号線からすこし内側に入った産業廃棄場で銃撃を受けた自衛隊のトラックと16体の遺体が発見されました。身に着けていた野戦服から身元はわかったのですが、まさか陸自の基地がここまでひどい襲撃を受けていたとは……」八角警部補が言葉に詰まった。

「ちょっと待っていてくれ。チョーク1、遺体は片付けたか?」永井2曹の無線機に周波数をあわせてから山口2佐が尋ねた。

「はい。16体ですね」永井2曹が答えた。力自慢の田原3曹が遺体袋を2つづつ担いで体育館に並べている。

「大隊長権限で遺体を公安に引き渡す。しかし散々な夜だな。八角警部補、名刺をくれないか。俺のはまだ出来ていないのだが」山口2佐がため息をつきながら遺体引渡しの書類に必要事項を記入した。(つづく)


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「さて、着任早々手荒い歓迎を受けたわけだが、野崎2尉、テロリストが身に着けていた認識票の回収を頼む。チョーク1には遺体の回収をさせろ」山口2佐は隊長室のガンロッカーから9mmパラベラム弾の紙箱を見つけたので、隊長席に座ると弾倉に弾薬を装填し始めた。

「なぜこの基地の留守が狙われた?」山口2佐が思案にふけっている。ドアを3回ノックする音が聞こえた。

「誰だ」山口2佐が銃を机の下で構えながら言った。

「野崎2尉であります」外から声がする。

「入れ」山口2佐が答えた。

「認識票を確認しました。16枚あります。裏のホログラムから本物であることは確認しました。兵士はチョーク1と本部に配属される予定だった2等陸士です」野崎2尉が言った。

「兵士そのものは本物か?」銃を机の上に置き、山口2佐が言った。

ドアをノックする音が2度した。

「誰だ」山口2佐が言った。

「内田3曹であります」扉の向こうから聞き慣れた声がする。

「入れ」山口2佐が野崎2尉がまとめた認識票の記述事項のファイルを端末で開きながら言った。

「神奈川県警公安部がテロリストの遺体引渡しを要求してきたのですが、なにせ司令部の担当者が戦死してしまったのでどう対応していいのか見当がつかないのですが」内田3曹が困り果てた顔をしていた。(つづく)


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内田3曹が両手で構えた拳銃の引き金を3回引いた。3発の銃弾を受けたテロリストは息絶えた。

田原3曹がマシンガンを乱射する。10発の弾丸を受けたテロリストは踊るようにして血の海に倒れこんだ。

永井2曹が89式自動小銃でテロリストを撃つ。フル・オートで撃たれたテロリストは全身から出血しながら倒れた。

野崎2尉がカスタムメイドの89式自動小銃でテロリストのリーダーを撃つ。テロリストのリーダーは息絶えた。

生き残ったテロリストが山口2佐にAK47自動小銃を乱射する。山口2佐はとっさに飛び退くと右手の拳銃でテロリストを撃った。

テロリストはこの射撃を回避した。しかし、山口2佐の左手の拳銃がテロリストを狙っていた。

山口2佐の冷静な射撃で3発の弾丸を食らったテロリストは息絶えた。

「着任早々撃たれるし司令室は破壊されているし、滅茶苦茶だ。頭が痛くなってきたぞ」山口2佐は周囲を見て敵の気配を感じなくなったので上着の前を開くと左右の肩に着けたホルスターに拳銃を収めた。

「バンバンバン」火薬が炸裂する音と弾丸が肉を引きちぎり骨を砕く独特の銃声がした。

内田3曹が自動拳銃を両手で構え、その銃口からは煙が上がっている。床には3つの薬莢が転がっている。

小野瀬3曹が89式自動小銃の引き金を2度引く。テロリストは頭を吹き飛ばされ、息絶えた。

「終わったな」数秒の静寂の後、田原3曹が引き金から指を外した。(つづく)


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「副官の野崎2尉であります。よろしくおねがいします」野崎2尉が自己紹介をしている間に内田3曹が両手で構えた自動拳銃の引き金を3回引いた。

射撃は最悪の出来。1発が敵にかすり傷を負わせた。

野崎2尉が内田3曹が仕留め損なったテロリストをフル・オートで撃つ。テロリストは無数の弾丸を受けて倒れた。

「敵はおそらく司令室を制圧したかと」野崎2尉が山口2佐に言った。

「たぶんそんなところだろう。そして一番の目標は俺だ」山口2佐は柱を遮蔽物にしながら言った。

「踏み込みますか?」野崎2尉が言うと同時に3人の兵士が現れた。

「誰だ!」山口2佐の両手の拳銃が3人の兵士を狙っている。

「第1中隊、チョーク1の永井2曹以下3名です。兵舎の前の敵を片付けてから来ました」永井2曹が山口2佐に銃口を向けられたまま言った。

「頼もしいな。さあ、司令室に行ってみるか」山口2佐が言った。

司令室までの道のりに敵はいなかった。おそらく司令室に集結しているのだろう。

小野瀬3曹が司令室の扉を開け、室内に銃口を向ける。そこには5人のテロリストが待ち構えていた。

小野瀬3曹はフル・オートでテロリストを撃った。テロリストの身体に無数の弾丸が命中し、血の海の中に遺体は倒れこんだ。テロリストたちが銃を構えた。

山口2佐が左手と右手で違う目標に銃弾を浴びせる。右手で狙ったテロリストは一撃で葬ったが左手で狙ったテロリストが生き残った。(つづく)
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何たる不覚、掲載話数を間違えるとは……



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「小野瀬3曹、撃て!」永井2曹が外の様子を覗う。

「よし!」小野瀬3曹は窓の柱を援護物にして慣れないライフルで敵をフル・オートで撃つ。

次の瞬間、弾薬を再装填していたテロリストの肉体が何発もの銃弾を受け、血みどろになって倒れた。

別の柱を援護物にして田原3曹がマシンガンを発砲する。次の瞬間、テロリストの肉体は無数の弾丸を受けて崩れ落ちた。

永井2曹が89式自動小銃で敵をひき肉にする。残る一人のテロリストは弾倉を交換した。

小野瀬3曹が89式自動小銃をフル・オートで撃つ。弾倉を交換し終わったテロリストは銃を構える間もなく致死量の弾丸を身体に受け、血を吐いて倒れた。

3人は胸を撫で下ろした。小野瀬3曹は弾倉を交換した。

その頃正面玄関では完全装備の野崎洋介2等陸尉がテロリストの遺体を探り始めた。

山口2佐は両手に銃を構えたまま、玄関から中に入った。出番を失った内田3曹はシグ・ザウエルP226片手に遺体の武装解除をしている。

一人のテロリストが銃を構え現れる。山口2佐が敵の気配を感じ取り、右手の人差し指を素早く3回引いた。左手を使うことなく、テロリストは射殺された。

「遅れて申し訳ありません。大隊長の山口2佐殿でよろしいのでしょうか?」野崎2尉が山口2佐に言った。

「ああ、俺が今日から大隊長だ。しかし、手荒い歓迎だな」山口2佐が銃を構えたまま言った。(つづく)



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「倍返ししてやるぜ」田原3曹が弾丸を装填する。

「余っている89式ありますか?」小野瀬3曹が永井2曹に尋ねる。

「2等陸士が撃つより3曹が撃ったほうが当たるだろう。適当に持っていけ」永井2曹がガンラックを蹴飛ばして、何丁かの89式を床に落とした。小野瀬3曹は姿勢を低くして。それを拾った。

「敵の再装填まで撃ち方やめ。再装填を始めたらなりふり構わず撃ちまくれ」永井2曹が指示する。
その頃、正面玄関では新規に大隊長として着任した山口基弘2等陸佐と運転兵の内田朋也3等陸曹が銃撃戦に巻き込まれた。

「最高の歓迎だな、嬉しいよ」山口2佐はスターム・ルガーKP89を2丁抜き、右手と左手で別の目標を狙った。

内田3曹もシグ・ザウエルP226を抜き、構えた。

「ウッチー、この車、援護物にさせてもらうぞ」山口2佐はそう言うと指揮官用車両のハマーを盾に2人のテロリストに3発づつ弾丸を見舞った。

「ええっ!」長年請求し続け、やっと受領した指揮官用車両がいま、蜂の巣にされそうになっている。内田3曹はうろたえている。

山口2佐のヘイゼルの瞳が玄関から半身を出して車に銃撃してきた4人の敵を捉える。二丁の自動拳銃から放たれた銃弾はたちまち3人のテロリストを殺害し、1人のテロリストを意識不明にさせた。

その頃兵舎のあるブロックでも銃撃戦が始まっていた。(つづく)



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ブラック・ホーク・ヘリコプター20機と200人の戦力がこの基地にはある。そして、その隊員の全て民間軍事会社の訓練によって「組織」と戦うためのゲリラ戦法を習得している。

部隊は2曹に率いられたチョークという10人の部隊が1機のヘリで出動するよう構成されている。 永井2曹はチョーク1を任されている。永井2曹の髪は赤く染まっているが、時には民間人を装って作戦行動を行うことから、彼ら第26空中機動大隊への服装規定は存在しない。

「さて、『組織』の奴らに実弾をお見舞いするか」チョーク1の機銃手、田原勇鷹3等陸曹がFNミニミマシンガンを構えた。

「でも、いま、うちの部隊、指揮官が不在なのですが……」チョーク1のヘリの機付長、小野瀬孝介康介3等陸曹が言った。

「あ、そうだった。俺たちチョーク1は全員今年配属だけど去年はほとんど出動していないんだろ、この部隊」田原3曹が何かを思い出したように言った。

「永井2曹、自分たちチョーク1だけ出動部隊から外されました」内線電話を取った小野瀬3曹が言った。

「経験不足だからか?まあいい、留守番だな」永井2曹はスポーツドリンクを喉に流し込んだ。

突如、7.62mmカラシニコフ弾を連射する音が聞こえた。

「いきなりお出ましか『組織』が!」チョーク1の兵舎に自動小銃の弾丸が撃ち込まれる。永井2曹は89式小銃を構えた。(つづく)


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1/144RGエールストライクガンダムからエールパック外して、バイクプラに乗せてみました。

今回はアオシマから発売されている1/12ゼロハンの「Honda Ape」にストライクさんを乗せてみました。

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RGの関節駆動は半端じゃないです。あと手がしっかりハンドルを掴むことができるのもいいです。

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エイプは比較的初心者でも作りやすいのでバイクプラをはじめる人におすすめします。

なお、腰の回らないRG量産型ザクⅡはバイクに乗せるのに苦労するのでおすすめしません。

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ある革命家の述懐

「いよいよ我らの宿願が叶えられる日がやって来る。我々は40年前、政府の暴力装置によって、革命を阻まれ、多くの同志が獄につながれた」

「だが我々には計画があった。我々は教職員となって、革命戦士を育成した。無論、政府の暴力装置、すなわち自衛隊と警察の子弟たちには我々の貴重な暴力装置たる革命戦士育成のため、いじめという暴力の犠牲になってもらった。だがそれは政府の暴力装置の子弟として生を受けたゆえの不幸である」

「さあ数も武器も戦士も揃った。これからが我々の真の闘争だ」

(201X年、東京証券取引所、兜町)

福井和人の表の顔は東証で勤務する有能なディーラーである。しかし、彼は「組織」が育成した「革命闘士」である。

彼は「主席」からディーリングルーム内で自爆テロを行うよう命じられた。

革命闘士は他人の命はもちろん、自分の命さえ大事に思っていない。他者へのいじめ、仲間に対する総括と言う名の淘汰。紛争地帯での訓練、彼らはありとあらゆる暴力を経験した存在なのだ。

そして、テロによって最大の犠牲を出すよう彼らは定義付けられていた。

「ふふっ……バイバイ」福井は起爆装置の信管を作動させた。福井の本体は四散し、ディーリングルーム内のゴミ箱全てが同時爆発し、建物の天井さえ吹き飛び、犠牲者の四肢が飛び散って、兜町は真っ赤に染まった。

「出動か」35km離れた横浜市保土ヶ谷区にある西谷駐屯地に駐屯する陸上自衛隊第26空中機動大隊の永井祐一郎2等陸曹がテレビの速報を見て言った。(つづく)


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