「この世の中に花はたくさんあるけれど、自分が大事にするたったひとつの花がある」
テーマ:愛について昨日の夜、主人と息子の3人で自宅敷地内に流れている川に蛍を愛でに行きました。風が強かったせいか蛍の数は少なかったのですが、何とも言えない幻想的な光にココロ満たされました。
自然の中に暮らしている環境に感謝です。
この2,3日とっても自分自身を振り返ることが目に見える形で起こっています。こんな時想い出す言葉…
“心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目に見えないんだよ。”
昨日のブログでもご紹介したこの言葉は私が一番好きな童話、サン・テグジュペリ作「星の王子さま」の中の言葉です。。
この本とは、出逢いは短大時代親友が付き合ってる彼のお母さんからプレゼントされた時、私も読んだのがきっかけでした。
小学生の頃に一度手にしたことがあるこの本、しかし内容さえ覚えていませんでした。
10年近い時を経ての再会の本。「なんて深い言葉がちりばめられてるんだろう」ととても感動し、それ以来大切にしている本です。
文庫版で色々な新訳がでましたが、私は岩波少年文庫の内藤 濯さんの訳が一番好きです。
サハラ砂漠に不時着した飛行士である主人公と、「ほんとうのこと」しか知りたがらない、遠くの星からやってきた王子さまの話。
飛行機の操縦士である「ぼく」は、サハラ砂漠に不時着し、1週間分の水しかなく、周囲1000マイル以内に誰もいないであろう孤独で不安な夜を過ごした翌日、1人の少年と出会うことから、物語は、はじまります。
星の王子様の話では、自分の星にいた頃、バラの花が、この世にたった一本のバラだと思って一生懸命尽くすのですが、世話をするたびにバラの花の文句は多くなります。(風がいやだから覆いをつけてとか・・・)
それでも、それは、王子さまに対していつまでも愛されていたいというバラの思いがあったからこそでした。
「ぼくはあの花を愛していたんだ。ただあの頃のぼくには、花を愛するということが、どういうことなのかわからなかったんだ」
「心の中に一輪の花を持っている」というものではなく、「この世の中に花はたくさんあるけれど、自分が大事にするたったひとつの花がある」
お互いに愛し合っていたにもかかわらず、バラの花の言葉に心を傷つけられた王子さまは、自分の星を後にし、七つの星を旅します。
地球にたどり着くまでに、色々な星に寄ってその主に会うのですが、例えば一番目の星には年をとった王さま。
王さまの名言。「では、おまえ自身の裁判をしなさい。それが一ばんむずかしい裁判じゃ。他人を裁判するより、じぶんを裁判するほうが、はるかに困難じゃ。もし、おまえが、りっぱにじぶんを裁判できてたら、それは、おまえが、ほんとに賢い人間だからじゃ。」
二番目の星ではうぬぼれ男。王子さまは「人に感心されることがなんでおもしろいの?」とドキリとする言葉を投げかけます。
三番目の星には呑み助。
四番目の星では実業屋。
五番目の星には点燈夫(と街燈)。
六番目の星には地理学者。
そして地球にやってきて、星にいたころはたった一本の薔薇の美しさが大好きだったのに、地球にやってきてみて庭にたくさんの薔薇が咲いているのを見て悲しくなったのでした。
自分はありきたりの一本の薔薇を愛していたにすぎないことが悲しかったですが、キツネと出会い、その話しの中で、キツネの言葉を聞きあることに気がつきました。おそらく一番有名な言葉は、王子さまとキツネの会話の中の、このキツネの言葉です。
「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目に見えないんだよ」
そして、キツネとの色々な話から自分が星に咲いていた一本の薔薇が好きだったのは、水をやり風から守ってやったり自分が相手に「時間を使ったから」特別な存在なのだと気付いたのです。
ありきたりの薔薇に恋をしたわけではなく、そのふたりの間に存在する結びつきそのものが大切であることに気がついて、自分の星に帰る決心をしたのでした。
王子さまが住んでいた小さな星の花について 「花って、ほんとに矛盾してるんだね。でもぼくはまだ、あまりに子どもであの花を愛することができなかった。」
目の前にいる身近な人を愛せずに、どこか遠くにいるこれから愛するであろう、愛されるであろう人にばかり目がいっていると大事な人を見失いますね~♪
ちなみに、「星の王子さま」のバラのモデルは美しい妻のコンスエロといわれていますバラを人と置き換えて読んでみると、身近でもありそうなことですね。
王子さまの言葉はどれもとてもきれい。主人公との別れのシーンはとても切なくなります。
別れる間際の王子さまの言葉。
「ぼくは、あの星のなかの 一つに住むんだ。その一つの 星のなかで 笑うんだ。だから、きみが夜、空をながめたら、星がみんな笑ってるように 見えるだろう。すると、きみだけが、笑い上戸の星を見るわけさ。」
大人のための、本当に贅沢な童話だと思います。今、人を愛することに迷っている人がいたら読んでいただきたい一冊です。
あなたの愛する人をあなたを愛してくれている人を大事にして下さいね('-^*)/
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