02/09/11 DVD: cztery noce z anna | **コティの在庫部屋**

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「アンナと過ごした4日間」

Cztery Noce z Anna

Four Nights with Anna


原題はチェコ語で、「アンナさんと4泊」が直訳の意。英題も邦題もほぼ原題通りらしい。

ちなみにこの映画が生まれたのはポーランド。


私にも一応慈悲の心はあるので、

彼がその前の間違った裁判において、あえて言うなら先に十分に罪を償っているとも言えなくもないし、

第一その後だってちゃんと裁きを受けている訳だから、彼をこれ以上責める気にはなれない。

彼があの事件以降何故彼女を愛するようになったのかは彼に聞いてみなければ解らないけれど、

でも、きっと、愛ってのはそういうもんなんだろう。


ええとね、とにかく、映画として、サスペンスの作り方が天才的に上手い。冒頭20分で唸ったね。

うお、そう来るのか。何と見事な。ラストの彼女とのやり取りに盛り込んだ部分も天晴過ぎ。

安っぽい想像をする観客を鮮やかに裏切るその手法たるや。快哉を叫んだ。


で、ここであえて、あえてふざけた事を言わせて貰うなら。

どう考えても犯罪な訳よ、彼の4日間は。だってあれと同じ状況に置かれてると思ったら女性は皆恐怖だよ。

でもね、そう見ちゃうときっとこの映画は面白くないので、じゃあどうしたら面白く見られるかというと、

主人公レオンがアンナの部屋に忍び込んだ4日間の部分をね、全部、


ドリフのコントだと思って


見ると絶対に笑えるwww

いいのか?って声もまあ聞こえるけど(苦笑、でも絶対一度はその視点で見るといいと思う。

だって大受けだよ、ホント。もしあれがドリフだったら我々間違いなく大爆笑。

だって考えたらボタンつけっておかしいでしょ?w マニキュアもww


そこではたと気付くんだ。

人間の愛ってのは、なんでこんなにあきれる程、滑稽なんだろうって。

どんな喜劇にも負けないくらいに、それはトコトンどうしようもない悲劇だ。