人を「機能」として見る人 と 「人間」として見る人
と言い換えてもいいのかもしれない。
ビジネスの世界では、普通名刺交換から始まる。
お互いの会社や仕事の中身を紹介し合うのだ。
その人が、自分のビジネスや自分にとって役立ちそうだと分かれば、お付き合いは始まっていく。
役立たないことが分かれば、普通は関係は続かない。
人を左脳で判断し、「機能」としてみるのだ。
極端な言い方かもしれないが、ビジネスとはそんなもんなのだろう。
ところで・・・・
最近面白い事に気がついた。
ビジネスをしている人と名刺交換したとき、多くの場合、
「何をされているのですか?」
「どうやって儲けているのですか?」
「お客さんはどういう方ですか?」
などといった質問が来て、同時に私の肩書や、資格に目がむいてるようだ。
一方、ビジネスとはあまり縁のない女性や、ビジネスライクではない方の場合は、
「このロゴマークの色合いは素敵ですね」
「いい社名ですね」
「お名前は何とお読みするのですか?いいお名前ですね」
といっていただける。
以前は前者の対応が当たり前だと思っていたが、
今は後者の方が、格段にうれしい。
前者が、「左脳的名刺の見方」だとすれば、後者は「右脳的見方」とでも言っておこうか・・・。
ビジネスなのだから仕方がないと言えばそれまでだし、そんな出会いも意味のあることなのだろうが、
なんとも淋しい話だ。
問題は、ビジネスのような左脳的な人の見方が蔓延していることだ。
人を人として見るのではなく、機能として見ることが多くなっているような気がする。
自分にとって役立つかどうか、
付き合って得するかどうか・・・・
そんな見方が、行き過ぎた社会はおかしくなってしまう。
そんな見方をされたら何だかいやだ。
そんな見方をされるのがいやだから、
自分を大きく見せたい、良く見せたいという心が働くし、
本当の人と人とのつながりをも希薄なものにしてしまう。
立派な肩書や実績があればちやほやし、なければそっぽを向く。
残念ながら現代社会は左脳が支配的だ。
人を見るとき、
「とっても優しい人」
「イイ感じ」
「良く分からないけど安心する人」・・・・・・
といった目に見えないことを右脳的、感覚的にとらえることも、
左脳感覚と同時に大切にしていけば、もっとすべてがうまくいく。
それは“本来のあり方”を想い起こすことに他ならない。
もちろん知らず知らずに左脳的、ビジネス的になっていた自分自身への反省も込めて、
私は、ずっと、どんな人であっても、
“人をありのままの人間として見る人であり続けたい”、と思う。





