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~「電波という国民的資源をどう活用するか?」有識者会議~

 

 このたび、電波政策2020懇談会が、去る7月15日の最終回をもって全部の審議が終了しました。昨年(2015年)1月26日に第1回を開催し、2つのサブワーキンググループと2つのタスクフォースで合計34回の会合がなされ、その結果が報告書となり、多賀谷一照座長から松下新平総務副大臣に手渡されました。

 

 この最終回会合では、パブリックコメントに対する最終報告書への反映について事務局からの報告の後、私から、主としてモバイルサービスタスクフォースでの議論をふまえ、岩浪構成員と林構成員のご尽力で完成した、新たな電波利用によって生まれる様々な電波利用シーンのイメージ図について、説明をさせて頂きました。

 

●松下総務副大臣のコメント

 電波は、国民生活のあらゆる場面で重要な役割を担う。スタークホルダーは、多様であり、本報告書をもとに国民の皆さんにとって役立つよう政策に反映したい。本報告書は、政策に反映できる具体的な方向性が示されており、構成員の皆さんに敬意と感謝の意を表したい。

 

●輿水総務大臣政務官のコメント

 私自身もワーキンググループとタスクフォースに参加させて頂き、いよいよ最終回を迎え感無量である。構成員の丁寧で厳密な議論と作業に敬意と感謝の意を表したい。

 

●多賀谷座長のコメント

 本日説明されたイラストは、困難を伴うだろうが、意外と実現は早いと思う。地方のくらし、街歩きなど電波需要は高まっている。これまで電波利用料は、地デジの整備などに使われてきたがその整備期間は終了しようとしている。今後もIoT社会の実現へ向けて電波利用料の効率的な使用を望む。

 

●藤原からの説明とコメント

 今回の報告書の中で、5つの要素(①ウルトラブロードバンド ②ワイヤレスIoT ③次世代ITS ④安心・安全ワイヤレス ⑤ワイヤレス新市場)にフォーカスし関連付けてイラストを作成した。「スポーツの楽しみ方が変わる」「救急医療が変わる」「買い物が変わる」「防災・減災の仕組が変わる」「地方での暮らしが変わる」「街歩きが変わる」「仕事のやり方が変わる」「車の事故防止/ナビゲーションが変わる」「車の役割が変わる」「空港が変わる」という具体的なシーンを想定している。

 

 今回の報告書におけるキーワードは、5G、ITS、IoTであり、次世代の広域通信網の整備と共に、構内通信網と衛星通信網に関するあるべき電波利用の方向性が示された。約5か月半の短期間ではあったが、事務局が国際社会の動向を的確に提示してくれたので、スタートラインから世界のどの位置にいるかをきちんと認識した上で作成された、国際的にみても素晴らしい出来栄えの報告書に仕上がっている。日本経済は、エネルギー資源や鉱物資源を輸入・加工することで過去成長してきたが、今後の成長モデルは、異なるものになる。電波資源という資源を有効活用し、次なる経済成長を行うことで、知的で楽しく豊かな社会を目指すべきである。

 

なお、一連の活動内容と最終報告書は、総務省ホームページにて公開されています。
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/kenkyu/denpa_2020/02kiban09_03000328.html

 


 

平成28年7月27日
代表取締役会長兼社長CEO
藤原 洋

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