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~広告メディア市場が唯一拡大するインターネット~

 

 インターネットの普及が始まって20年以上が経過しました。その伝送媒体の変化をみると、最初の6年間(1994~2000年)はダイヤルアップ、次の10年間(2000~2010年)は固定ブロードバンド(ADSL、CATV、FTTH)を主体として発展して来ました。株式会社ブロードバンドタワー(以下、当社)は、ブロードバンド元年の2000年、正にブロードバンド・インフラのためのインターネット・データセンター事業をコア事業として創業し、その後、クラウド・サービス、ストレージ・ソリューション、Eコマース・プラットフォーム事業を立ち上げて、成長してまいりました。

 

 そして2010年から今日まで、スマートフォン+モバイル・ブロードバンド(4G)への進化を続ける中で、2015年からインターネットの世界は、2つの新たなステージへと変化しつつあります。その1つが、人間相手の究極の姿である「インターネット動画配信サービス」であり、他の1つが、モノのインターネットとしての「IoT/Big Data/AIサービス」です。当社は、第2創業期を迎え、既存事業の実績を活かしつつ、これら2つの新たなステージへと飛躍すべく、新事業を開始しました。

 

 このような状況の中で、今回の社長コラムでは、当社も昨年から開始した「アンカーパーソン.TV」に代表されるインターネット動画メディアを取り巻く、市場環境について考えてみたいと思います。

 

 インターネットのメディア価値を広告市場の視点から、概観してみますと、電通が2016年2月23日に発表した「日本の広告費に関する調査報告書(2015年 日本の広告費)」によると、2015年の日本の総広告費は前年比0.3%増の6兆1710億円で、2008年以降、リーマンショック、東日本大震災の影響を受けていたマイナス基調から2012年分以降4年連続し前年比プラスとなりました。中でもインターネット広告だけが、前年比10.2%増加となっていることが注目されます。

 

 

引用:ガベージニュース

 

引用:ガベージニュース

 

 TV広告市場の堅調さとインターネット広告市場の成長を背景として、消費者ニーズの多様化に伴い、同時に多数の視聴者獲得を標榜する放送と、多種少数視聴者を標榜するインターネット・メディアとの二極分化が、益々進行するように思えます。当社としても、昨年から試験的に開始した「アンカーパーソン.TV」の商用化についての検討を開始致しました。そのきっかけとなるのが、「ネットシネマ」の復活でもあります。当社では、固定ブロードバンド+PCの時代に、ネットシネマ・サービスを試験的に開始しましたが、当時は、インターネット動画としては、広告市場もインフラ整備も不十分で時期尚早ということで、商用化を見合わせた経緯がありました。あれから約10年が経過し、広告メディアとして唯一市場拡大するインターネット新時代を本格的な「インターネット動画配信」時代ととらえ、新たなB2Cサービス事業の商用化とその拡大に努めていく所存であります。是非、ご注目頂ければと存じます。

 

平成28年3月23日
代表取締役会長兼社長CEO
藤原 洋


 

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