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~次なるビジネスチャンスを創出する業界活動を始動~

 去る9月4日に、私が理事長を務める一般財団法人インターネット協会において、私から提案をし、理事会にて承認されましたIoT推進委員会の第1回シンポジウムが開催されました。

 同シンポジウムは、インターネット協会の会員企業への活動方針の告知と新規入会企業の勧誘を兼ねて開催されたものです。来場者として当初100名を予定していたところ、170名以上ものお申し込みをいただいたため会場を変更したものの、ご参加率の高さから、結果として立見席の出る盛況ぶりだったことからも同委員会に対する期待の大きさを感じました。
 
  IoT推進委員会の活動目的は、インターネット業界を超えたあらゆる産業分野を巻き込んだ「IoT産業の創出」にあるため、最初に関係省庁の立場から、総務省 総合通信基盤局 電気通信事業部 データ通信課課長の吉田正彦氏、続いて経済産業省商務情報政策局 情報経済課課長の佐野究一郎氏に来賓のご挨拶を頂きました。吉田氏からは、IoTを基軸とした新たな情報通信産業の振興策を予算化と含めて立案する上で、同IoT委員会の活動から得られる知見を是非生かしたいとの期待が、また、佐野氏からは、同委員会活動に製造業など多くの産業分野からの会員が加わることで新たなIoTビジネスモデルの探求と確立が成されることへの期待が述べられました。

   IoT推進委員会の設置意義については、私から、過去20年間の経済を振り返り、GDPに関して日本が4.8兆ドルから4.6兆ドルへの微減に対して、米国は7.3兆ドルから17.4兆ドル(2.4倍増)となっており、明らかにインターネット利活用とグローバル展開において日本と米国で大きな差が生じている点を指摘させて頂きました。また、少子高齢化による人口減とイノベーションの停滞の関連についても指摘させて頂きました。それらの前提を基に、インターネットの多産業分野への展開を図り、人間に代わって、ヒトを超えて様々な機器をインターネット接続することによる新産業=IoT産業の創出が求められていることを述べさせて頂きました。また、委員会としてこれを具体的に推進するために以下の3つのWG(ワーキンググループ)を新たに設置し、各WGのリーダーシップの下で、活動を行うことを宣言させて頂きました。

(1) IoTビジネス検討ワーキンググループ
 (座長:佐々木 一人 氏〔インターネット総合研究所取    締役社会共創研究所長〕)

(2) IoT実証実験ワーキンググループ
 (座長:真野 浩 氏〔エブリセンス社CEO〕)

(3)IoTデバイス・プラットホーム検討ワーキンググループ
 (座長:小畑 至弘 氏〔BizMobile株式   会社CEO〕)

各座長からは、以上の活動計画の概要が紹介されました。

 また特別講演として、WiFiの根幹となる無線LAN標準規格IEEE802.11シリーズや、エネルギーネットワークのスマートグリッドに関する標準化等多くの標準化を手がけてきた、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers 、米国電気電子技術者協会)の標準化部門プレジデントのブルース・クリーマー氏から、IEEEが4年後に目指すIoT技術の標準化(規格番号: P2413)の展望についてお話しいただきました。私からは、クリーマー氏に対して、本標準化作業については、当社およびインターネット協会の会員企業が技術面で積極的な貢献を行いたい旨、あわせて標準化に則った事業展開についても積極的に行っていきたいという意思を伝えました。

 以上のように、インターネット協会でのIoT推進委員会の活動は、多くの方々と共に、産学官連携、特に国際連携に基づき、「日本におけるIoT産業の創出」という大目標に向けて始動いたしました。このことは、当社のIoT事業の展開においても大きな励みとなりました。

注)詳しくは、インターネット協会の次のURLをご参照下さい。
http://www.iajapan.org/iot/event/2015/symp0904.html

平成27年9月24日
代表取締役会長兼社長CEO
藤原 洋

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