yellow cab

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「イエローキャブ」と言えば、アメリカで走っているタクシーのことですが、このたびニューヨークで走っている約1万3,000台の全てが日産自動車のミニバン「NV200」に置き換えられることになり、新型タクシー第1号が公開されました。

■参考 時事通信

これまでニューヨーク市には9社16車種のイエローキャブが走っていたそうですが、それが1車種に統一されるとのこと。日産の独占契約というのがすごいですね。

さて、cab は cabriolet「馬車」から来ていますが、このcabrioletとは元々はフランス語です。
いわゆる「カブリオレ」です。
フランス語は、語末の子音を発音しないのです。
「レストラン」restaurantも同様。「レストラント」とは発音しませんね。

ちなみに日本で「カブリオレ」というと、ユーノス(マツダ)・ロードスターのような、クーペ型のほろ付き自動車を指します。いわゆる

「オープンカー」(open car)のことです。
「コンバーチブル」(convertible、「変えられる」の意)とも言います。

■参考 MAZDA ROADSTER


さて、yellow cab に戻りますが、cab が「馬車」という意味から、「タクシー」という意味で使われるようになりました。

自動車の発明後、馬車の役割を自動車が果たすようになったのに、あえて新しい語を使わず、cab という語を継続して使ったわけです。

日本語においても同様のことが起こりえます。例えば「筆箱/筆入れ」に筆を入れている人はあまりいませんね。だいたい鉛筆かシャーペン、ボールペン等が入っているはず。

でも、かつては筆を入れる箱を「筆箱」と呼んでいました。日常的に使われる筆記用具が筆から鉛筆等に変わってしまっても、私たちは筆記用具を入れる箱のことを「筆箱」と呼び続けているのです。(「筆記」という言葉も同様ですね。)

また、テレビのチャンネルを変えるときに、「チャンネルを回す」と言いますが、若い人はなぜ「回す」と言うのか理解に苦しむのではないでしょうか。

40代以上の方ならおわかりでしょう。かつてのテレビではダイヤル式のつまみを「回して」チャンネルを変えていたからです。

そもそも若い人は、「チャンネルを回す」とは言わないのかもしれませんね。
試しに、中学生の娘に「チャンネルを回して」と言ってみようかと思います。テレビのリモコンを手でぐるぐる回して「はい、回したよ」と言われそうな気もします。
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squeeze

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今日のセンバツ高校野球の準決勝で、負けたチームにとってはまさに「エイプリル・フール」と思いたくなるようなプレーがありました。

関東一高対横浜高の試合だったのですが、横浜が一死一、三塁でスクイズをしました。三塁ランナーがホームインしてスクイズが成功したかに見えましたが、関東一のキャッチャーが、三塁ランナーはホームベースを踏んでいない、とアピールし、それが球審に認められてアウトとなり、幻の同点スクイズとなったのです。

写真を見ると、ギリギリ踏んでいるようにも見えますが、審判は絶対、ですから、仕方ありませんね。

■参考 日刊スポーツ


ただ、ポイントは、横浜の三塁ランナーが、同点となってうれしさのあまり、しっかりベースの真ん中を踏む、という大原則を守れなかったのに対し、関東一のキャッチャーが、スクイズを決められても冷静にランナーがホームベースを踏むかどうかを見ていた、ということです。このキャッチャーのファインプレー、と言えるでしょう。



さて、「スクイズ」とは「スクイズプレー」(squeeze play)のことですが、これは主に0死または一死でランナーが三塁のときに取られる戦術であり、投球と同時にランナーがスタートし、バッターはバントをして得点する、というものです。ランナーは走り出しているため、バッターはどんな球でも必ずバントをしなければなりません。リスクを伴う戦術ですが、どうしてもあと1点ほしい、というときに使われます。

squeezeの発音は「スクウィーズ」に近いですが、これは「搾り取る」という意味の英語です。
点数をなんとかして「搾り取る」ということですね。

ちなみにレモンなどを押し付けて、果汁を絞る器具のことを「圧搾器」または「スクイーザー」(squeezer)と言いますね。

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ところで、マリナーズのイチローがたまに見せる「ドラッグバンド」というものがあります。
これは、左打者が、一塁方向にするバントなのですが、一塁手が後方に守っているような場合に、一塁手に取らせるようにバントし、自ら生きようとするもので、一種のセーフティバントと言えます。
さて、この「ドラッグ」とは一体何のことでしょうか。


おそらく多くの人は「薬」や「麻薬」という意味を思い浮かべるでしょう。
「ドラッグストア」の「ドラッグ」です。
これは英語で drug と綴ります。


それに対し、「ドラッグバント」の「ドラッグ」は、drag です。
これは、「引きずる」という意味。
左打者が三塁方向にセーフティバントをすると、バットを放り出すような動作になりますが、一塁に走り出しながら一塁方向にバントするとボールとバットを一緒に引きずっていくような感じに見えるのでこの名がついたのでしょう。

(↓動画)

■参考 YouTube
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McDonald's

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言わずと知れた「マクドナルド」です。

昨日の記事で触れたように、いわゆるカタカナ英語には、

①耳から入ってきたもの
②目から入ってきたもの

があり、「マクドナルド」は②に該当します。

実際の発音としては、

「マクダーナーズ」

に近いと思いますが、実は日本マクドナルド初代社長の藤田田氏が、日本人には発音しにくいため、綴りに近い「マクドナルド」を採用したとか。


【Mc について】

なぜ "c" は小文字なのでしょうか。

Mc- は Mac- の異形なのですが、もともとはゲール語(※)で

「...の息子」(son of...)

という意味の言葉です。

※アイルランドやスコットランドでかつて話されていた言葉。今はごく一部の地方の人のみが話すようです。

よって、Mc-で始まる名前は、アイルランドおよびスコットランド系の姓に見られます。
マクドナルドの創始者であるマクドナルド兄弟の祖先もおそらくアイルランドかスコットランドの出身なのでしょう。


【's について】

McDonald's は McDonald の所有格です。「マクドナルドの」ですが、「マクドナルドの」何でしょうか。

もちろん店、ということになります。後ろにshopとか、restaurantなどを補って考えてみましょう。
このように、所有格の後ろの名詞を省略し、その所有格自体が名詞的に使われる場合があります。

例)
I stayed at my aunt's (house) during the summer vacation.
「私は夏休み中叔母の家に滞在した。」

She bought them at the butcher's (shop).
「彼女はそれを肉屋で買った。」



余談ですが、マクドナルドの愛称、略称と言われて何を思い浮かべますか?

「マック」

ですか?それとも

「マクド」

ですか?


「マクド」と答えたそこのあなた、あなたは関西人ですね!?


そうです。関西ではマクドナルドを「マクド」(クを高く発音)と呼ぶそうです。
大学時代、神戸出身の友達が、

「なあ、マクド行かへんか?」

と言ったので、

「マクドじゃなくてマックだろ?」

と言ったら、言い争いになった記憶があります。
私はてっきり「マック」だと思っていましたが、関西では違うと聞き、興味深かったです。

このことを裏付けるデータがあります。

■参考 『あなたはマック?それともマクド?』調査

よく調べたなあと思います。富山のデータはありませんが、富山で「マクド」と言っているのを聞いたことがないので、おそらく「マック」だと思います。



ちなみに、これも有名な話ですが、エスカレーターでの立ち位置も関西と関東では違いますね。
関東では左側に立って、右側を急いでいる人のために空けますが、関西では逆に右側に立ちますね。

先日名古屋へ出張したときに、名古屋ではどちらなのかと思い、エスカレーターで観察しましたが、どちらかというと東京のように左側に立つ人が多かったように思います。
ただ、真ん中に堂々と立っているおばちゃんもよく見かけました。

では、富山ではどうか。2月に大学の部活のOB会があり、前述の神戸の友達に久しぶりに会いましたが、たまたまエスカレータに乗ったとき、富山ではどちらに立つのか、と聞かれたので、

「人が少ないから片側を空ける必要がない」

と答えておきました。そもそもエスカレーターで歩くこと自体危険ですしね。
(東京で初めてエスカレーターで歩いたり走ったりする人を見たときはびっくりしました。)

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