大は小を兼ねますけれど。

大きなコトは良いコトだ。










いきなりなんだって?

いやね、アタシ尻がデカイらしくて(´∀`;)






まぁ昔は気にしたものの、今は特に気にしてはいない。

顔面乗っかって圧死させる可能性があるとしても(ヲイ






そんなコトはたいした問題ではないのですよ。










ないのだけれど。

けど。









先日ご来店のお客様。

もう筋金入りのお尻フェチ。

大がつく位お尻が好き( ゚д゚)ノ







「いやぁ、ホント良いね。尻でかくて」






んー。初っ端からそれかよwww



まぁ褒め言葉として受け取っとく(´∀`;)

褒められたいとも思わんが、昔から尻が好きで寄ってくる奴が多かったのも事実。





と。




そんな彼だから、プレイも常に尻中心。

M性感プレイに持ち込むにも、言葉責めが効かないと言うか淡白というか。

彼の言うがままに淡々とプレイをこなす。





本来M性感ってものは女性側がリードしていくものだけど、

単に受身で居たいだけのお客様も居て。

Mじゃないけど、自分が責めるより色々されたい。

そんな人もいらっしゃる。



そういう人はムードなんて無縁ってコトも多く。

自分の望むままにサービスしてくれればノープロブレム、と。

はっきり言ってやり辛いんですがね(´∀`;)

ほら、冷静な人ってのは多くを望む割には興奮薄いんですよ。

やっぱりエロいコトは脳内までエロくなってないとね。





彼もそんなタイプだったんですが。

例に漏れず淡白なプレイで進行してた訳ですよ。

いちいち途中に指示入りまくりったら(つ∀`)







「じゃあ次は顔の上に乗って」








乗ってじゃねーだろ、乗ってじゃ!!( ゚д゚)クワッ

して欲しかったらお願いしやがれっての。

あぁ、アイマスクしてなかったらアタシの引きつった顔で気づくだろうに、

見えないから解らないんだよね_| ̄|○



そう思えアタシ!我慢のしどころ!!w





自分を無理矢理納得させながら、そんな考えを悟られぬよう

自然な口調で彼に囁く。





「うふふ。お顔の上に乗って欲しいんだ?

 思いっきり座り込んで息も出来ない位にしちゃおうか。」





少し言葉責めを含んだようなセリフを吐き、

彼の顔をまたぐアタシ。

視界を遮られた彼の顔を見下ろしつつ

太ももを頬にすり寄せ、焦らすように腰を下ろしていく・・・・






すると。












「駄目駄目っ!!!」








( ゚д゚)おわ?!






「それじゃ尻がちゃんと乗らないでしょ!

 逆向きに乗ってくれなきゃ!!ほらっ!!!」











・・・・・・はい_| ̄|○シクシク。 ←ダメ出しくらった

言われるがままに後ろ向きに顔に乗る。







「そう。そうだよ!

 この感触!!!!たまらないねぇ~!!!」







そうっスか(´∀`;)

何だか腑に落ちないまま、プレイ再開。

黙ってる訳にもいかないので、多少言葉責めでも・・・・







「そんなにお尻に押しつぶされて嬉しいんだ?

 じゃないとこんなに硬くしてないわよねぇ。

 ヒクヒクさせていやらしいったら。」







「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」






うわぁ。暖簾に腕押し(つ∀`)





彼はアタシの股の間に鼻を押し付けるコトに夢中。

聞いてねぇよ、コイツ_| ̄|○

でも、そこで怯んで黙り込む訳にはいかないしなぁ(´∀`;)






「そんなにお尻が良いならお尻でこの硬くなったものを扱いて

 あげようかしらね。ローションでたっぷり湿らせてヌルヌル擦り付けてあげる」







「ホント!?ホントに!!?? やってやって!!!!」






ん?

これは好感触。

ちゃんと聞いてるじゃん、人の話www





やっと返ってきたまともな反応に、上機嫌で彼の方を向き

いやらしい場所同士を擦り合わせようとそそり立ったモノの上に乗りあがろうとした時。














「あーーーーーっ!!だからさぁ!逆向きだってば。

 その方がちゃんと尻の肉に挟んで擦れるでしょ!!

 全く!!」












・・・・・・・・・・・・・・・・・・・は、はい・・・・・_| ̄|○ ←二度目のダメ出しされた





なんか・・・・・ホント腑に落ちませんが?

でもこんなコトでいちいち文句つけても仕方ないしなぁ(つ∀`)

抵抗するのも空しく感じられてそのまま逆向きに。







「やれば出来るじゃん。

 これなんだよー!!!うんうん。

 そのまま尻で擦って~~~~~!!!」










・・・・・・ムカツクwww

やれば出来るじゃんってなんだよ!!(#゚д゚)ウガーッ






・・・・・・いや。

そんなコト考えちゃダメだ、アタシ(つ∀`)


お客様は神様、お客様は神様、お客様は神様ぁぁぁぁっ!!!_| ̄|○シクシク






呪文のようにそんな言葉を頭の中で繰り返し。

軽い言葉責めを加えながらヌルヌル擦り付ける。

ふと、後ろから彼の声が。







「うっわぁ!こうなんだよね~!!やらしいなぁ。

 すげぇケツ!!ケツで擦って欲しいって言われるでしょー??

 見てるだけでいっちゃいそうだよ~」










ん?

見てるだけ?( ゚д゚)ホワーイ?

嫌な予感に後ろを振り向くと、アイマスクを勝手に外した彼の顔。



あーあー。
好き勝手言うのはまだ許すけど、せめておとなしくしててくれよ_| ̄|○

やんなっちゃうなぁもぉ。

テンションがどんどん下がるアタシに気にも留めず、彼は興奮気味。









「言われるでしょ?ねぇ!!

 あ~っ!!でっかいケツ!!やらしいケツだなぁ!!!

 ケツにぶっかけたいよ!!このケツに!!!」










ケツケツうるせぇよ(´∀`#)










もぉ絶対Mじゃない、この人(つ∀`)

どう考えてもアタシの方が言葉責めされてるじゃんw






ぷち。

もう切れましたよアタシ( ゚д゚)

こうならとことんいっちゃおうじゃないの!




ここぞと言う時はちゃんとやる子です。

お前がMじゃなくても犯してやる。犯してやる。絶対だ(マテ

語気も荒く、動きも激しさを増していく。





「中に入れるより感じてるんじゃないの!?

 こんな所で感じてどうしようもないわね!!!

 どんどん膨れ上がってるじゃないの!!!」





くちゅくちゅいやらしい音を響かせて。

流石の彼も動きと口調に圧倒されてか言葉も出ない。

いや、快感に没頭してるのかww




そして更に激しく言葉で責め立てる。





「ほら!!ぶっかけたいんでしょ??

 ケツに思いっきりぶちまけたいんでしょ??!!

 じゃあいかせてあげるわよ!!

 ほら!!ケツの肉に挟まれたまま全部出しちゃいなさいっ!!!!」



「うんっ!!!いくっ!!!いくよ!!!」








彼の中で欲望がこみあがり。

ぬちゅぬちゅ擦りあげられる動きに押し出されるように吐き出そうとしたその瞬間に。












ひょいっ♪








腰を浮き上がらせるアタシ(*´m`)






「へ!?・・・・・・あっ!!」





いきなり放置されたその熱い昂り。

車は急に止まれないって言いますからね(違

彼は勢いついたまま、そのまま発射するコトにwww






「あらぁ♪ダメじゃないの。勝手に出しちゃぁ。

 ケツにかけたいんだったらもう少し我慢しないとね♪」   



      ↑心にも思ってない(ヲイ






放心状態の彼にトドメの一言も忘れずに追加(*´m`)

誰がそこまで言われて思い通りになってやるかっての。










教訓。

M性感で言葉責めしてくんな♪( ゚д゚)ノ




つか、来るトコ間違ってますから_| ̄|○マジデ

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ようやく書き終わりましたよww

テーマ:
半日以上かけてのテキスト攻撃(ヲイ
読んでくれた方、荒れ荒れな文章で申し訳無いっス(´∀`;)




いつも何か起こる度に、後ろを振り返って
不幸にどっぷり漬かっている事に気付き。
ちゃんと整理してから彼に話そうと考え。
そうして書き始めちゃった。




どこから悪循環が始まったのか。
どうしてそう考えてしまうのか。
だったら、どうすれば良いのか。



極力そこから離れたかったアタシは、
今の幸せとソレを切り離して考えようとして。
なのに、ケジメがついてないから事あるごとに
それが胸をかき乱してしまって。




些細なきっかけで、蘇ってしまうほどに。





メールだけが問題じゃなく。
これまでアタシがしてきた恋愛の殆どに言える事だと。
そこに気付いて記憶を遡っていきました。




今一番大事な事は何か。
それをすっ飛ばして怯えているから悪循環を産むという事を
ちゃんと理解してなかった気が。





本当はちゃんと自分で真実を導き出して。
その上で次に進むべきだった所だったはず。
けど、それが出来なかったから、今回おかしな事になってしまったと。
彼にもそれで嫌な思いをさせてしまった。
それがとても悔やまれて、情けなくて。





不器用な自分が出来る最善の手段。
拙い文章に書き出して整理していく事。
そうする事で、本当に伝えたかった気持ちや整理しきれてなかった記憶を
ちゃんとした形に出来れば良いな、と。






口から出てくる言葉だけだと支離滅裂で、
どんどん彼を困惑させてしまうだろうから。
ホント困ったちゃんです(´∀`;)







はー。
長々書いてすっきり( ゚д゚)
自分の中ではしっかりケジメつきやした。
後は、嫌な気持ちにさせてしまった彼と、
改めて話しをするだけかな。






すっかりM性感嬢鬱ブログになりましたこの場所(つ∀`)
次は軌道修正して仕事ネタでwww

大切な貴方に伝える為に。

テーマ:

散々泣きじゃくって、困らせて。
そして出口を見つけて。




色々話をして。
涙も乾いて。
感情も静まって。





その後。
先に眠った貴方を暫く眺めていた。





貴方の寝顔。
幸せなひと時。
それをかみ締めて。






そうしたら。
なんだかつい笑ってしまって。
ずいぶん遠回りしちゃってたなぁって。



そんな事を考えつつ貴方の肩に頬を寄せ、
ぬくもりを感じつつ穏やかな眠りに落ちていく。





朝、目を覚ますと貴方が先に起きていて。
アタシの傍に居て。
幸せすぎて、眠ったふりをしていた。
起こさないように軽く触れる貴方の指が愛しすぎて、
ずっとそのままで居たい位だった。




それはアタシの見た夢なのかもしれない。
それともちゃんと現実だったのかな。
ううん。どちらでも良い。
今、この瞬間、アタシは幸せなんだもの。






そんな満ち足りた気持ちが、アタシにこうして
全てを吐き出させる決意を後押しした。
沢山の幸せをこれからもずっと積み重ねて行く為に。









これから悩んだり、喧嘩したりもすると思う。
でも、それでも貴方がとても大切。
失う事を恐れるよりも、貴方の笑顔をもっと見たい。
寝顔を見て幸せを感じたい。





過去に囚われていたのは、ちゃんと口に出さなかったから。
後になって恨み言になってしまっていたから。
それも全部思い出して、自分で解決した。
貴方が居るからそれが出来た。





『男運が悪い』
『恋愛なんて信じない』
そんな事言いつつ、相手の言葉を鵜呑みにして悩み、
そして疑い、また信じ、諦める。
それはアタシが全てを受け止める勇気を持たなかったから。
本当の事をその都度見極め、判断せずに綺麗事で済ましていたから。
最後は何かのせいにしたかっただけ。






『罪を犯した』
『アタシは汚い』
それが何?
ほざくのもいい加減にしとけ、アタシ。



そんな事は、今目の前の大切な人を愛するのに
ひとかけらも必要もない事。
愛しい人の傍にいるのに、他の誰かは関係ない。
だから、ただの逃げ口上。





『何が悪かったのか判らない。』
そんなの誰にもわかる訳がない。
せいぜい、自分が出来なかった事を次はちゃんと出来るよう
反省しておく程度のお話。
判ったからって、じゃあ何か変わるのかって。
そんな訳ないだろうに。
混乱したアタシが、恋愛から逃げる為の理由にしただけの事。





そう全てを考えていけば、納得出来る。
ちゃんと飲み込んで消化していける。
何もかもが、後付けされた理由であって、
その時必要な事を出来なかった自分が逃げ込む為の道を
自分で作っていた事に気付く。







もう、これから先はそんな事はしない。
貴方を愛しているから。






アタシはアタシ。
貴方を好きなだけのアタシ。
過去にどうであろうと。
貴方の過去が何があろうと。
今、手を繋いで一緒にいる事が一番大事。






大切にされている事を自覚して。
貴方にもそんな気持ちを感じてもらいたい。
アタシが貴方をとても好きで大事だと言う気持ちを。
今、そう思えるアタシは、決して駄目な人間ではないんだから。






前にアタシは自分をロクデナシだと言った。
失うのが怖いから、そうなる為に努力しなくちゃと。
結局のところ、それは大した問題じゃない。






貴方はアタシに言ってくれた。
過去は関係ないと。
そして、それも受け止めると。
アタシも同じ気持ちだと思った。





関係ない事をずっと背負いながら、歩いていく必要はない。
常にスタートラインは今の自分。
今、目の前に居るアタシを、明日も明後日も明々後日も好きでいて欲しいから。
だから努力して良い女になりたいと、願うのだから。









例えまた連絡が来ても、もう平気。
驚きはしても、何かに怯えたりはしない。
過去に好きになった誰からだとしても。











貴方と傍に居る為に、アタシは努力し続けていくんだもの。





本当の意味での決別。

テーマ:

『明日、日本を発つ』



二人で過ごす大切な時間を、ぶち壊したメール。



『二度と会わない』



そう決めたアタシ。





けれど連絡を受けてから、徐々に不安定になっていく。
時間が経つ毎に、抑えきれなくなっていく。






それはどうしてだろう。
迷う必要なんてないのに?






酒の力で抑えられなくなった理性が切れ、
アタシは彼の前で泣きじゃくった。
色んな事が頭をよぎり、止まらなくなった。




何を口に出していたのかも思い出せない。
過去の記憶が噴出して、それを彼に吐き出して。
行き場の無い思いをぶつける。





失う事の恐怖を植えつけられたあの人。
彼を失うのは耐えられない。
でも、アタシはいつも間違ってしまう。
今、彼を失ってしまったら、アタシはまたおかしくなってしまうかもしれない。




恐怖がアタシを支配する。
目の前の彼は、傍にいるといってくれているのに。
それでも怯えてアタシは泣きじゃくる。




何度も繰り返した別れ。
どこで間違ったか判らないの。
何でそうなってしまうのか判らないの。
だから、次もそうしてしまいそうで不安なの。




あの人に二度と会えないから不安定になった訳じゃなかった。
彼が傍に居る事を、強く確認していたかった。
不安がる事はないのだと、強く抱きしめて肌で感じたかった。





それが叶わないなら、このままアタシを切り離して。
そう考えてしまう位に。







それは自分で抜けられなくなった迷路で。
いつも迷い込み、同じ所をさ迷い続ける。
叶わない望みなら失ってしまえ。
そうして、また一人になればいいのと。





好きになればなるほど、アタシは迷路の奥に迷い込む。







けれど。
彼には驚かされた。
アタシが何年かかっても出来なかった事を、
いとも簡単にやってのける。






導き出された出口。
泣きじゃくるアタシを宥め、その話を聞きながら、
彼が発した言葉。
そのたった一言が、一番必要としていた言葉。







『それは愛されてるとは言わない』






そう。
本当は、それが真実。
アタシが目を背けていた現実。





彼がアタシに教えてくれた、”大切にされる”と言う事。
これまでの恋愛で感じなかった心地良さ。
彼が言うからこそ、納得出来た。





本当はずっと、口に出して言ってしまいたかったの。
そんなの愛じゃない、と。
でも、信じてるフリを続けたかったから、ひた隠しにしていた。




ううん。
信じていたかった。






たとえ口に出しても、結局どこかでその愛を信じて。
縋りついて自分を慰めていた。


本当に違う?
それでもそこに愛はなかった?と。






だけどそれは無意味な事。
それは我慢する必要の無い事。
臆病になりすぎて、現実と向き合わずに居た事。








最初の恋愛には区切りをつけた。
現実を知る事で、アタシは立ち直った。
立ち直ったつもりだった。



けれど、それは違った。
初めての恋で、つまづいた記憶を封印して。
もう同じ過ちは繰り返さないと前を向いた気になって。
結局同じ事をしていただけなの。








それに気づいて、こうして吐き出したくなった。
彼にもちゃんと伝える為に。





これまでの不安がどこから来ていたか。
本当は何が一番いけなかったか。
それを整理する為に。




彼をちゃんと大切に出来るように。






メールと、彼の言葉がアタシにそれを気付かせてくれた。





変わっていくアタシ。

テーマ:


指を絡め、唇を重ね、愛を囁く。




これまで何度もしてきた事なのに、
信じる事が出来る相手だと、どうしてこんなに心地良いのだろう。





身体も心も強張っていたアタシを、彼はしっかりと受け止め、
その肌から伝わるぬくもりがアタシを解きほぐしていく。





そして、お互いがずっと一緒にいられるように。
その為に必要な事を学ぶ。
今だけでなく、これからも好きでいてもらうために、
相手にとってより良い自分でいる事を。



常に努力して。
愛してもらえるように。
この幸せがずっと続くように。
ずっと傍にいられるように。




隠し事をせず、ありのままで相手と向き合い。
足りない部分を補って。
お互いが前を向いて歩いていけるように。





口を閉ざす事は、努力なんかじゃない。
目を塞ぐ事は、ホントは必要な事じゃない。
自分を偽る必要なんて、どこにもないのだから。









彼を失いたくない。
ずっと愛して欲しい。
アタシも彼を愛したい。








お互いの弱い部分をさらけ出し、それを受け止める。
これから先も一緒にいる為に。
より愛を深める為に、二人で乗り越える為に。










そこまで信じておきながら
なんて情けない話だろう。








そんな幸せをかみ締めながら過ごす日々に、
いとも簡単に邪魔をしてくる人。
あの人のメールにアタシは結局踊らされた。


そして、『彼』と出会う。

テーマ:

一人は寂しい。

でも、支配されるのは嫌。

アタシはアタシで居たい。








愛なんて信じる事が出来ず。

永遠なんてものは存在を疑い。

一人の世界にアタシは足を踏み入れた。












静寂の日々。

仕事は楽しい。

戯れに遊んだ子犬君もかわいかった。

でも、アタシの傍には誰も居ない。

だけどそれで良いんだ。

アタシはそれを選んだから。








今の彼が現れた時も、アタシはまだ警戒しっぱなしで。
それでも何か惹かれるものを感じたのか、
遊びで終わってしまっても、それでも良いかもしれないと思った。
そして差し伸べられた手を掴む。








掴んだその手はとても暖かかった。








そう。
彼を受け入れよう、そう思った瞬間に好きだと自覚した。
また恋をしてしまった。
あれだけ避けて通ろうとしていたものを、自分で選んでしまった。
一人で気楽に生きていくはずだったのに。






でも自覚した思いは予想外に膨らんで。
また同じ過ちを繰り返してしまうのかと怯えて。
出来る限り冷静に対処しようと身構えて。
少しでも長く一緒に居たいから、と。





そんな風に考えていたのだけど。









彼は今までの誰とも違った。
疑う必要なんて何も無い位に、アタシに愛を与えてくれた。
不安になって迷っても、ちゃんと安心させてくれた。





素直にただ『会いたい』と告げる事が出来るのは、
これ程までに幸せを感じられるのか。
『一緒に居たい』という言葉を喉の奥で押し殺さずに
いられるのは何て素敵な事なのか。







たどたどしい言葉で、上手く伝えられない思いを、
彼はちゃんと受け止めてくれる。
それまで口に出せなかった言葉は、もどかしい程に
沢山の単語を重ねてやっと吐き出せるもので。
それでも、彼は辛抱強く聞いてくれて。





説明するのが下手だな、と彼は笑った。
それを見て、ホントにねとアタシも笑った。





これまで生きてきて出来なかった事。
彼がアタシを変えてくれた。













二度目は耐え切れず。

テーマ:

アタシは一人じゃ駄目な人間だ。

あの人もそう言った。

『だから俺がいるだろう?』

そんな風に微笑んで。





でも、自分から惚れ込んでしまうと

それすらも気にならなくなって。

結局最初と同じ過ち。

アタシはあの人の思うがままだった。







いくらあの人がアタシを放置しようとも、

アタシの想いはあの人のもので。

『他の奴なんて好きになれないだろう?』

自身満々で言い切るあの人の、その言葉がアタシを縛る。






居ない間にアタシだって他の人を見つけるんだから。

そう言っても、結局連絡がくればあの人の元へ行く。

連絡取れる状態じゃなかったと言われれば、仕方ないのだと納得し、

次の連絡が来るまでアタシはあの人を待つ。







連絡先もわからず、どこにいるかもわからない。

別に他の誰かを選ぶなら選べばいいとアタシを泳がせ、

気まぐれに戻ってきて愛を囁く酷い男。





けれど逆らう事が出来ない。

愛はそういうものなのだ。

アタシは常に従うだけなのだ。

そんな生き方に慣れてしまっていた。

結局相手が変わるだけで、アタシは誰かに囚われる。







そんなの耐えられない。








そして、連絡は途切れ。

数ヶ月が過ぎ。

戯れに誰かを求め。

一年が過ぎ。

愛を信じる事を忘れ。

二年が過ぎ。






今度こそ、と見つけた人はアタシがいないと駄目だと思わせる人で。

やっと救われた気持ちになった。






今までずっと、駄目な人間だと思わされ。

そんなアタシよりも愛に不器用な人。

平気でアタシを裏切って、それでも傍にいようとする人。






お互い自覚のないまま、傷の舐めあいを続ける。

そうする事で傷を塞ぐ事が出来ると信じていたのか。

少しでもお互いが前を向いて歩けるようにと、

更に傷を深くする事にも気づかずに。








何年も傍に居るうちに、その事実に気づいた時には

離れる事すら困難になっていて。

喧嘩をする日の方が多くなって。

同じ布団の中で背を向けて声をかけずに眠った。

殴り合いの喧嘩もした。






アタシは手放せなくなっていて。

ずるい部分も甘んじて受け止めた。

別れた後も身体の関係だけは続き。

取り戻す事に必死になってた。






愛して無くても、アタシが居ると便利でしょう?






都合良く振舞って。

アタシの元に戻ってくるようにと。

アタシ以上に貴方を幸せにする人は居ないのだと。

支配される側から支配する側に回ろうとするように。









だから相手は逃げ出したのだと、

気づけないまま。










そこにも愛は存在したとは思う。

じゃなくちゃ何年も一緒に暮らせない。

けれど、アタシは間違ってた。

だからお互い自由にならなくちゃと、そう素直に思えた時に

苦しくても手を離した。

愛着でも。愛情でも。確かに大切だったものを失う為に。













そしてまた戯れを繰り返し。

もう恋はしないと思うと、あの人が戻ってくる。

止めて欲しい。これ以上傷つきたくない。誰も傷つけたくない。

そう思うたびに連絡が入るのは何故なんだろう。










アタシは誰を愛していたの?

アタシは誰と傍に居たいの?

自問自答が繰り返される。








嘘じゃないよ?

本当だったよ?

大切だったよ?








そんな風に思えるから傍に居たのに。

なのに、気まぐれにアタシの元に戻ってくるあの人は、

そんな事おかまいなしにアタシをかき回す。








まるで結局あの人の手のひらで踊らされているかのように。

アタシに自由はないかのように。











ちゃんとけじめをつけよう。

じゃないと本当の意味では先に進めない。

いつもここに戻ってきてしまう。

誰と本当に愛し合ったとしても、

あの人は簡単にアタシを支配してしまう。









最初の恋の痛手が胸をよぎる。

そして、初めてあの人がアタシの前から消えてしまった時の事も。










初めての恋人はもう二度とアタシの前には現れない。

あの人の存在もアタシの前から消してしまおう。

そうすれば、少なくとも壊れないで居られる。

二度と、あんな風に生きたくない。








誰かを傷つける事も、傷つく事もなく。

一人で生きていく。

もう、誰にも支配なんてされない。

アタシはアタシ。

アタシの心はアタシだけのものだ。










だから去年の秋、もう二度と連絡を取らないつもりで

あの人との事を終わらせたのに。




罪と罰。

テーマ:

穏やかな日々を過ごす為、愛してくれる人を選ぶ。

そのまま一生傍に居られたら良いなと。

暖かい家庭に憧れ、自分の居場所を求めて来てやっと見つけた。







求められたから。







それが間違っていた事を、何年も経って思い知らされる。








ううん。

勿論愛される事も幸せではあるんだと思う。

けれど、アタシはちゃんと向き合っていなかった。

一度躓いただけで、楽な道を選ぼうとした。








優しくて誠実で真面目で。

裏切られないような相手で。

ちゃんと一生過ごせるような。







・・・・・・・・・・愛してないのに。







一緒に暮らし、穏やかに時は流れ。

結局その思いは相手を傷つける事になる。








その相手の愛はとても重くアタシにのしかかり。

やっぱり自分が駄目な人間だと思い知らされていく。

対等でなく、アタシはやっぱり下なのだ。

アタシが対等になろうとすろと不機嫌になる。

支配されていく。

そして、沢山求められる事が増えていく。






もう、そんなのは嫌だ。

アタシは逃げ出した。

相手に悪気がある訳でもないのに、

向かい合う前に逃げ出してしまった。







裏切り、相手を苦しめ。

その愛を試す。

残酷な程に愛をむさぼり尽くそうとし。

相手の心を壊していく。






成長しきれてなかったアタシが本当に罪を犯してしまった。

些細なすれ違いから他の相手を求め、結果的に穏やかな日々を失う。

傷つく事を恐れ、人を傷つける事で補おうとしてしまった。

苦しみを相手にも与える事で逃れてしまおうとしてしまった。








今度こそ許されない。

責めの言葉も甘んじて受けよう。

逃げる事しか出来なかった、弱いアタシなのだから。

やっぱりアタシは駄目なのだと。









罪を背負ったままのアタシ。

どうせ駄目ならとことん堕ちてしまおう。










アタシはもう駄目なんだな。

諦めてしまおう、何もかも。

そんな風に開き直ってしまった時。

あの人がアタシの前に現れた。








人を傷つけた人間が幸せになんてなれないじゃない?

そんな言葉を笑い飛ばし、いつか一緒に幸せになろうとアタシに微笑み。

閉ざした心に入り込んできた。





再生していく。

テーマ:

大丈夫だよ。

悪くないよ。

戻っておいで。






救いの手がアタシの目の前に現れて。

逃れきれないと思っていた呪縛を断ち切る決意をし。

アタシは涙を止めた。





本当は罪なんてどこにもなくて。

アタシが逆らったのが許せなかった人達がそう言いくるめただけで。

それでもアタシは好きだと言う気持ちが強かったから

罪を背負おうとしただけで。






初めての恋に一途になっていたアタシは、

耳を塞ぎ、目を閉じて、ただ信じようとしてただけ。

本当にそこに愛があるのだと。








本当はそんなものどこにもなかったのにね。








都合が悪くなって、切り捨てられた現実を受け止めようとしなかった。

真実はそんなお粗末なものだった。








けれどそれを自分で受け止めて。

前を向いて歩くきっかけを与えてくれた。

そんな人が現れた。






その人は恋ではなかったけれど。

とても、とても、大切で。

アタシの持つ全ての愛を注ぎ込んだ。

ある意味では恩人。

もう二度と会う事はない、けれど大切な親友。










その人と過ごすうちに回復していったアタシは、

次の恋を見つける事になる。