J-CASTニュース 2月27日(水)12時58分配信

 日本人4人を含む19人が死亡したエジプト南部の観光地、ルクソールの熱気球墜落事故で、パイロットの行動に批判が集まりそうだ。

 英紙などが目撃者の話として伝えたところによると、パイロットは火災発生直後に真っ先に逃げ出し、その結果気球のバランスが崩れて急上昇しているからだ。

■パイロットらが飛び降りてバランスが崩れ、急上昇

 事故が起きたのは2013年2月26日午前7時(日本時間14時)頃。エジプトのマダウィ民間航空相が記者団に説明したところによると、地上5メートルまで降下したところでパイロットがロープを地上に投げて着陸の準備をしていたところ火災が発生。その後、気球は急上昇して落下した。着陸直前は、気球が一番不安定な状態になるとされている。

 英ガーディアン紙では、目撃者の話としてさらに詳しい話を伝えている。この目撃者によると、火災が起きたのは高度3メートル。4つあるガスシリンダーのうち、ひとつからガスが漏れたという。この直後にパイロットと英国人旅行者の2人が飛び降りた。パイロットは70%のやけどをした状態だったという。2人が飛び降りたことで気球のバランスが崩れ、通常よりも多くの熱い空気が送り込まれたため、1000フィート(300メートル)にまで急上昇。その後、煙を上げて炎に包まれた状態で落下したという。

上昇が始まってからも5~6人が飛び降りた

 上昇が始まってからも5~6人が飛び降りた模様だが、すでに高度は100フィート(30メートル)に達しており、地面に衝突して死亡したり、焼死したりした。結局、気球に乗っていた21人のうち、助かったのは最初に飛び降りた2人だけだった。

 パイロットは病院で治療を受けており、頭部と足を負傷したものの話せる状態だという。

 なお、日本気球連盟の「パイロットハンドブック」では、事故が起こった際の対処手順を(1)負傷者等の救出(2)二次災害防止(3)緊急連絡(4)被害者への謝罪(5)現場の復旧、と定めており、特に(1)では「人命第一優先であることから、まず負傷者を救出し、応急措置を行う」とある。

 24か国でのフライト経験を持つ藤田昌彦さんも、TBSの「朝ズバッ!」の中で

  「あり得ないですよね。自分の身が大事で降りたんだと思いますけど。あと、残された人は、やるすべがないですよね。何もできない。考えられない」

と、あきれた様子だった。

NEWS ポストセブン 2月14日(木)16時6分配信

 1月29日に発覚した女子柔道の暴力・パワハラ問題で、女子柔道界のふたりのスター選手が対照的な言動をし、話題となっている。

「礼儀正しく、裏表のないまじめな人。現役時代から、暴力を振るう場面は一度も見たことがない」

 暴力を振るったと告発された園田隆二監督(39才)をこうフォローしたのは、五輪で2度、世界選手権で7度の金メダルを獲得した、生活の党の谷亮子参議院議員(37才)だ。

 一方、暴力問題について選手たちから最初に相談を受け、「私がサポートした」と明かしたのが、筑波大学准教授で日本オリンピック委員会の理事を務める山口香(48才)。現役時代に全日本選手権10連覇を達成し、ソウル五輪で日本女子柔道界初となる銅メダルを獲得したパイオニアだ。ある柔道関係者がこう説明する。

「山口さんは引退後、イギリスに留学し、一般企業に勤めるイギリス人と結婚しました。一人息子のママとして距離を置いたところから日本柔道を見つめ直せたんでしょう。20年以上前から変わらない練習や根性論、不明確な代表の選考基準など、日本的な問題に切り込みたいと、帰国後には常に批判の声を上げていました」

 2007年、五輪代表を選考するとされていた大会では、福見友子選手が谷に勝った。にもかかわらず、谷が代表に選ばれたことに、山口は憤慨。全日本柔道連盟強化委員の身でありながら、山口はスポーツ仲裁裁判所への提訴まで考えたという。

「山口さんは趣味が韓流ドラマですから、勧善懲悪というか、最後は正義が勝つ! みたいな熱い思いもある人ですよ。谷さんは古い体質の日本柔道界でかわいがられ、その後も柔道人気の恩恵を受けて政治家にまでなったんです。熱い思いは山口さんと同様にあるんでしょうが、根本が違うんですよね…」(前出・柔道関係者)

※女性セブン2013年2月28日号

dot. 2月26日(火)11時4分配信

東京大学は2月6日に2次試験の出願を締め切り、8日12時時点の「平成25年度2次試験出願状況速報」を公開した。前期日程試験では、文科一類の志願倍率が2.92倍、文科二類が3.22倍、文科三類が3.49倍。また、理科一類は2.55倍、理科二類が3.77倍、理科三類が5.54倍となり、依然高い倍率を誇っているようだ。

 日本の最高学府と謳われ、政界、学界、経済界に多くの優秀な人材を送り続けてきた東大だが、昔から「東大までの人」と呼ばれる人もいる。「東大までの人」とは幼い時から神童として周りから認識されていたが、卒業後社会で力を発揮できない人たちのことだ。

書籍『東大の大罪』の著者で精神科医の和田秀樹氏によれば、「東大までの人」は“大学入試まで与えられた課題を真面目にコツコツやる”というスタンスのまま社会人になってしまっており、東大学生時代の4年間で何もスキルを身に着けていないのだという。また、東大生は入学当初はエリートであるが、その後“エリート社会人”になるための教育をされていないとも。つまり、“問題発見型の人材(言われなくてもやる人間)”を求める現代の企業ニーズに合わせた教育を行っていないことで「東大までの人」が生まれていると指摘する。

 東大教授陣もこうした現状を危惧してはいるものの、多くの教授は「入ってくる学生の資質に問題がある」、「野心のあるタイプが減った」と学生に対する問題点を指摘するばかりで、自らの教育スタンスに疑問を持つことが少ないと和田氏。

「何十年も同じ内容の板書をし、黒板に話しかけているかのような授業を続ける教授、どう学生を指導していいかわからない教授など、どうしようもない“タコツボ教授”でいっぱいなんです。一度なってしまえばずっと居座れるので、教授にとって東大は天国なのです」(同書内の東大工学部准教授の証言)

和田氏は、こうした事態の改善には人事システム改革が必要だと断言する。現在、大学教授は学問が細分化されていく傾向もあり、専門分野にライバルがおらず、お互いに干渉することも無いので教授同士の競争も起こりづらい。これを廃し教授たちにも出世レースが起こるようにすることで教育のレベルも上がり、大学も生まれ変わっていくのだという。

「国内で最優秀の学生を集めている大学には、それをいまの社会に役立つ人材に育て上げる責任があるはず」と医学部OBの和田氏。「東大が日本をダメにした。いっそ潰したらどうか?」という過激な告発は、きっと東大に期待しているからこそのエールに違いない。