テーマ:b-flower
われらが b-flower、十数年ぶりの新譜配信に向けて、仕上げの詰めの真っ最中。
配信元になる自主レーベルのHPも、無事に立ち上がっていて。
その Seeds Records のご誕生は、もう二十年以上も前、ワタクシの生まれるずううっと前(笑)。
その記念すべきリリース第一号の中の一曲、Brilliant Dream:
めくるめく陽の光が僕らを包んでいた
瞳に映る何もかもが輝きにあふれていた
空は青く 緑の風 靴音も高く
Brilliant Dream いつしか時が窓を曇らす
僕はときどき君を見失う
灰色にかすむ街に静かに雪はつもり
遠い日のあの眩しい大地をおおい尽くす
同じ場所で別の景色を僕らは見てる
Brilliant Dream もう戻らない柔らかな日々
君もすべてが夢だと言わないで
何もずっと変わってないはず
いつか凛としたこの瞳の影
風が吹きとばすよ
めくるめく陽の光が僕らを包んでいた
瞳に映る何もかもが輝きにあふれていた
信じていたひとつひとつが あとかたもなく
Brilliant Dream 雲にとどけと手を伸ばしても
川の流れに身を焦がしても
さまざまな先達の音楽の影響が如実に顕れていてハズカシイ、とはフロントマンの方の言ですが。
優れた音楽がそうやって、後に続く世代に焼印なり足跡なりを残していくのは、至極当然なことで。
次世代側もそれを滋養とするからには、その消化咀嚼のほどを目に見える、もとい、耳に聴こえる「形」にしてみて初めて、自分たちの音楽的立ち位置が明らかになって、そしてすべてが「始まる、もしくはそこで終わる」(笑)。
b-flower はモチロン、ソコで終わることなく始まっていったのだから、バンドにとってのこの曲の真価は、実は「なんかこれでいい気がする」以上に大きいのではないかと思います。
そして、歌詞。
Brilliant Dream という二語以外、カタカナ語のひとつも見当たらない純和詞。
その中にこの二語が英語のまま、アルファベットのままスポンと放り込まれている。
耳に入った時も目に映った時も、強烈といえばあまりにも強烈なポイント切替。
その取り回しの秀逸ときたら!
その上、バンドの音楽の特許である明と暗のキアロスクーロを支えていく心象風景やフレーズが詰まっていて。
いやはや、バンドの詞世界狂いのワタクシなんぞには、もう垂涎モノでございます(笑)。
そして、初々しいヴォーカルと演奏、、、
その初々しさの攻撃的なことといったら!
まさに「真の意味でのインディペンデント・レーベル」(帯より)の「ファースト・リリース」に入るに相応しい作品です。
あれから幾星霜を経て出る新譜。
もちろんバンドの音楽性は変容していて当然だし、その変容ぶりこそが楽しみなわけだけれど、「真の意味でのインディペンデント・レーベル」を目指した青い精神性は「何もずっと変わってないはず」。
タイトル見ても、そう思って間違いなさそ(笑)。
確か、Livingstone Daisy は「年老いた青き新人バンド」。
ならば、まもなく会える b-flower は「青いまま年老いた新生バンド」。
どちらも、「青」と「壮」のキアロスクーロだけれど、「青」がやや勝るのが b-flower ではないか、と想像したりしています。
どんな曲を聴かせてもらえるんだろう。
いろんな意味で、ホントに楽しみです。
そしてそれがどんな作品であっても、「祝!」であることに変わりはない。
活動休止以来、長年のファンの方々が心中でずっと温められてきた brilliant dream が叶う。
「今回そういう意味で今のビーフラワーができる事をすごくきちんと形にできた自信はある。だから……歳とって、これからどんだけ作品が作っていけるか分からへんけども、これからまだまだ作れるというか。60まで、今はね、作りたいと思ってます」
と、昔のとあるインタビューを括ってはった八野さんの brilliant dream が叶う。
本当に、よかった、です。
実は先だっての記事で、b-flower 関連記事(Livingstone Daisy も含めて)をちょうど100コ書いたことになりました。
数日前には、このブログを始めてちょうど一年半、と一ヶ月(笑)にもなりました。
皆さん、読みに来てくださって、どうもありがとうございました。
気がつけば八野さんもツイッターを始められて、サカナさんや外間さんとともに大きく優しく応援されていて、ホントに何よりです。
うん。
本当に、よかった、です。
では、ワタクシはこのへんで。
