長崎原爆で被爆し、首から上の部分が残った浦上天主堂(長崎市)の「被爆マリア像」が、5月にニューヨークの国連本部で開かれる核拡散防止条約(NPT)再検討会議に合わせ、初めて渡米する。マリア像とともに渡米する高見三明カトリック長崎大司教(64)は「キリスト教国の米国で、戦争の悲劇を伝えたい」と話している。

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 マリア像は爆心地から約500メートルの至近距離にあった旧・浦上天主堂に安置されていたが、長崎原爆で被爆。熱線で黒焦げになりながらも首から上の部分が残り、戦後の廃虚から見つかった。過去には85年にバチカンで、00年には旧ソ連のチェルノブイリ原発事故の被害を受けたベラルーシで展示されたが、米国での展示は初めてだ。

 今回は高見大司教が国連の招きで訪欧後に渡米することが決まり、マリア像も「同行」することに。30~5月7日の日程で、ニューヨーク市内の教会などで展示される見通しだ。【錦織祐一】

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