「 巡り逢わせのお弁当 」
英題: THE LUNCHBOX
2013年 インド・フランス・ドイツ製作 / 1時間45分
チェック: 本作で長編デビューを飾るインドの新鋭
リテーシュ・バトラが監督と脚本を務め、
インドの弁当配達システムを題材に描くドラマ。
間違えて届けられた弁当が取り持つ
孤独な男女の出会いと心に染みる交流を映し出す。
出演は4ヶ月にも及ぶオーディションの末に選ばれた
舞台出身のニムラト・カウル、
『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』などの
イルファン・カーンが主人公を好演。
弁当箱に入った手紙を通して
お互いを知る二人の繊細な物語に心奪われる。
ストーリー: インドの大都会ムンバイでは、
ダッバーワーラーと呼ばれる弁当配達人たちが
ランチタイムに弁当をオフィスに届けて回る。
ある日、主婦のイラ(ニムラト・カウル)が心を込めて作った弁当が
誤ってサージャン(イルファン・カーン)のもとに届く。
イラは料理を通じて夫の愛を取り戻したいと願い、
妻に先立たれたサージャンは久々の手料理の味に心動かされる。
この映画、見逃していたので
ずっと観たかった作品なのです
「Monsoon Wedding」(2001年)に出演しているリレット・ドゥベーが
イラの母親役で出演していたのに驚き
もうそんなお年になっていたなんて
この作品は、歌も、踊りもないインド映画です
「人はたとえ間違った電車に乗っても、やがて正しい場所に導かれる」
言葉遊びのように、意味ありげな言葉がたくさん出てくる
大人な物語、お勧めの秀作です
イルファン・カーンはこういった役柄がぴったり
もう一度観たい
このレビューが分かりやすいです